スモールビジネスのためのSEOブログ集客完全ロードマップ【起業初心者にもおすすめ】

この記事では、SEOブログ歴10年、さまざまな商品の販売、集客を行ってきた僕が、「スモールビジネスのためのブログ集客完全ロードマップ」というテーマで解説していきます。

この記事を読めば、初心者から中級者まで…ブログを使ったSEO集客で、やるべきことが網羅的に理解できます。

また、

  • 「0→1フェーズ(初心者)」
  • 「1→10フェーズ(初期段階)」
  • 「10→100フェーズ(中上級者)」

と、レベル別に、必ずやるべきことと、段階ごとの「つまづきやすい事」をまとめています。

この内容を理解すれば、どのようなマイルストーンで、ブログを育て集客していくのか…また、あなた自身が、どの段階で、どのレベルまで技術を身につけ、成長していけば良いのかがわかります。

スモールビジネスをやっている人が、ブログSEOで集客をしていく上で、必要なことを網羅的に理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。(全体像なので、定期的に見直していただくのもおすすめです。)

また、発信のサポートもやっていますので、よかったらご相談ください。

高原

僕の強みは、「ネット集客分野」と、の「コーチング分野」の2つの専門性があることです。

特に、SEOとYouTube、ストレングス(強み発見)と自己理解の領域で、実績を積んでいます。

・ネット集客分野:全日本SEO協会認定コンサルタント/上級WEB解析士
・コーチング分野:Gallup認定ストレングスコーチ/株式会社ジコリカイ所属コーチ

SEOブログでの集客でやるべき、たった2つのこと

SEOというとすごく複雑なイメージがありますが、結論、ブログ集客でやるべきことは、大きく2つに大別することができます。

【SEOブログ集客でやるべき2つの事】
  1. 見込み客との「接点」をたくさん作ること
  2. サービス(商品)の「価値」を伝えること

これから色々な細かい要素がでてきますが、それらはすべて上記の2つのために行うという理解が必要です。

これを考えずに闇雲に記事を書いたり、SEO対策風のことをしても、何かのキーワードで上位表示したとしても、集客につながることもありません。

まずは基本がここにあることを覚えておきましょう。

2つのやるべきことを具体化すると…

先ほどの2点は非常に大事ですが、これだけだと、抽象度が高すぎて何をやれば良いのかわからないと思います。

少し具体度を上げると、下記がやるべきことになります。

【スモールビジネスのSEOブログ集客でやるべき事(具体)】
  • ペルソナを絞った、ニッチなキーワードで「Q&Aコンテンツ」をたくさん作る
  • サービス(商品)の概要を伝える(誰の、何のための、何なのか)
  • 価値観を伝える(こだわり、理由、WHY、WHAT)
  • 強みを伝える(構造的な強み、本質的な強み)
  • 実績を伝える(過去やったこと、背景ストーリー、顧客の結果と声)

先ほどお伝えした、「SEOブログ集客でやるべき2つの事」でいうと、「Q&Aコンテンツ」が①の「見込み客との接点」にあたり、それ以下はすべて②の「サービス(商品)の価値を伝える」に該当します。

SEOを使ったブログ集客は、いろいろなテクニックや、施策がありますが、それは上記をブログというツールを使って表現するために行います。

それぞれについて、補足しておきましょう。

ペルソナを絞った、ニッチなキーワードで「Q&Aコンテンツ」をたくさん作る

ここがSEOブログ集客の最も、主軸といえる部分です。

まさに新しい顧客の接点になるものなので、ある意味これそのものが、みなさんのイメージする「集客」に近いものかもしれません。

ブログSEOは、コンテンツマーケティングと呼ばれる分野の集客方法です。

考え方はシンプルです。

見込み客が、「見たい」「知りたい」と考え、「実際に調べているギモン」に対して、「その回答」と「専門家だからわかる+αの助言」を提供してあげればよいのです。

例えばこの記事であれば、「ブログ 集客 SEO」などのキーワードで調べている人が対象です。

「SEOを使ったブログの集客方法ってどうやるんですか?」という質問をGoogle検索に投げているので、専門家である僕がそれに対して回答をまとめたのが、この記事です。

これは、リアルでのお客様からの質問と全く同じなので、対応も同じように行います。

「こんなことがギモンなのだろう」ということに答えを伝えてあげるのが基本中の基本。

それに加えて「こんなことも知っておいた方が良いよ」という、プロだからわかる追加情報を合わせて、1つの記事を作っています。

ある意味、「ギモンの回答」+「詳しいが故のおせっかい」といったものですね。

そして、見込み客は、他にもいろんなことを検索(調べている)ので、それに対してたくさんの記事を作ってあげます。

SEOは色々なテクニックがありますが、検索エンジンの基本は「検索者にとって、最も役立つ情報」を返すという方向で改善を繰り返しています。

なので、それに沿ったコンテンツをたくさん作ってアップすると、Googleから評価されて、上位表示もしやすくなり、数も増えて、たくさんの見込み客と接点が作れるというわけです。

高原

スモールビジネスの場合、ここでポイントになってくるのが、

  • ペルソナを絞ること(特に、年齢や性別などではなく、「悩み」で絞る)
  • ニッチなキーワードに絞ること

です。

大企業ばかりの激戦区キーワードを避けるために、ターゲットとキーワードの両方を絞り込むことが大切です。

詳しくは別の記事で解説します。

サービス(商品)の「価値」を伝える

顧客のギモンを解決するコンテンツを作っただけでは、なかなか集客に繋げることはできません。

当たり前ですが、せっかく接触した見込み客に、商品の魅力を知ってもらい、興味を持ってもらう必要があります。

その魅力や価値がしっかりと伝わり、深く興味を持ってくれた一部の人が、商品やサービスを購入してくれる顧客になります。

SEOブログ集客は検索エンジンを使った、マーケティングの方法です。

検索エンジンを使う人は、全員「何かを調べている人」です。

つまり普通に考えると、「調べていること」意外の、商品やサービスにたどり着くことはありません。

逆にいうと、「調べられる」くらい知名度がない場合、「商品やサービス」について記事を書いても、誰も来ない…つまり、集客になりません。

ということで、まず最初に「ニッチなキーワードでQ&Aコンテンツ」を作り、検索エンジンを使っている人のなかの、あなたの見込み客と接触しました。

そして、その人に対して、「あなたの悩みを解消できるサービスがありますよ」という形で、別のページにまとめておいた「商品の価値・魅力を伝える情報」に、移動してもらうわけです。

なので、SEOブログ集客は基本的に、

  1. 顧客と接点を持つコンテンツ
  2. 商品やサービスの魅力を伝えるコンテンツ(LP、顧客教育、フロントエンドなど)

を別々で作って、①から②にリンクをつなぐ…という構造で構築していきます。

最も簡易的な構造の場合、②は商品のLPになります。

商品やサービスによって細かい部分は変わりますが、基本的には下記のようなことを明確に伝えられるようにしたいところです。

【LPで伝えたいこと】
  • 商品は何か(誰の、何をする、何なのか)
  • 価値観(こだわり、理由、WHY)
  • 背景ストーリー(サービスを提供するにあたる理由)
  • 強み(構造的な強み、本質的な強み)
  • 実績(人は過去にやったことで判断する)
  • 選ばれる理由(なせ選ばれるのか、なぜ他社じゃないのか)

これらの情報を伝えた上で、オファーや特典を入れて、アクションをとってもらうという流れになります。

高原

LPの作り方についても、詳しくは別の記事で解説します。

どの媒体でブログをやれば良いのか

ここでは、WordPressサイトを構築する場合と、noteやアメブロなどの無料ブログサービスを使う場合のメリット・デメリット、それぞれの用途について解説しておきます。

結論として、長期的にサイトを資産として育てたいなら、WordPress の選択がおすすめです。

ここは、状況やビジネス上の課題によって変わりますが、長期的に考えて、本気でやるならWordPressが良いでしょう。

WordPressが向いている人
  • SEOやアクセス解析をやりたい
  • 独自ドメインでブランディングを重視したい
  • 長く育てられるオウンドメディアを作りたい

結論、上記はスモールビジネスのブログ集客には全て必須なので、WordPressでやるのが間違いなくベストです。

後述する、YouTubeを使った戦略(リスク分散とレバレッジ)との相性が良いのも魅力です。

一方で、とにかく初期費用を抑えたい、まずは気軽に発信やテストマーケティングをしたい という人は、無料ブログサービスを使ってスタートしてみるのもアリです。

無料ブログサービスが向いている人
  • 初期コストを極力かけたくない
  • シンプルに文章や情報発信に集中したい
  • プラットフォーム内のコミュニティとつながりたい

特にスモールビジネスの場合、

  • 将来的にブログ経由で継続的なリード(見込み客)を獲得したいなら → WordPress
  • とりあえずブログに慣れてみたい、SNS的にユーザーと繋がりたい、短期集中で情報発信したいなら → noteやアメブロ

というイメージで使い分けると良いでしょう。

それぞれのメリットデメリットもまとめておきます。

WordPress(自前ブログ)で運用するメリット・デメリット

メリット

  • デザインや機能の自由度が高い
    テンプレートの変更や、プラグインを使った機能追加も自由。EC機能を追加したり、予約システムを組み込んだりも可能です。
  • 独自ドメインで運営でき、資産化しやすい
    サーバーやドメイン、コンテンツを自分で所有するため、長期的にサイトが育っていく資産になります。しっかりSEO対策を行えば検索流入を伸ばしやすいです。
  • ブランディングを行いやすい
    デザインやサイト構成を自社イメージに合わせられるので、ブランディングや世界観の訴求がしやすいです。

デメリット

  • 初期費用・運用費用がかかる
    サーバーやドメインの契約費用、必要に応じた有料テーマやプラグイン代が発生します。
  • 運用管理の手間(アップデート・セキュリティ対策など)
    WordPress本体やプラグインのアップデート作業、バックアップ、セキュリティ面のケアが必要です。
  • ある程度の知識が必要
    インストールや初期設定、カスタマイズに関するスキルが必要。外部へ外注もできますが、費用がかかる場合が多いです。

noteやアメブロなどの無料ブログで運用するメリット・デメリット

メリット

  • 初期費用・運用費用がほぼかからない
    サーバーやドメインの契約が不要なので、コストをかけずにスタートできます。
  • アカウント開設のみで始められるので簡単・手軽
    技術的な知識やインストール作業が不要です。
  • プラットフォーム自体のユーザーが多い(コミュニティ性)
    noteの「いいね」やフォロー機能、アメブロのランキング機能など、SNS的な要素で露出や拡散が期待できます。

デメリット

  • サービス側に依存するリスクがある
    規約変更や、サービス停止などの可能性はゼロではありません。アカウントが停止されれば、コンテンツが消えてしまうことも。
  • デザインや機能カスタマイズの自由度が低い
    テンプレートが限られていたり、HTMLやCSSの編集ができない・制限が大きい場合があります。
  • 独自ドメインが使えない(または使いづらい)
    SEO上の効果やブランディングの面では、どうしても独自ドメイン運用に劣る部分があります。

ビジネス状況や目標に合わせて選択する

スモールビジネスのブログ集客においては、自社サービスや商品を紹介するための「しっかりとした拠点」を作りたいのであればWordPress、まずはテストマーケティングや手軽な情報発信を試してみたいなら無料ブログ…といった形で、自分のビジネスフェーズや目標にあわせて選ぶのがおすすめです。

自分がどのフェーズにいて、どこまで本格的にやりたいのか、投下できるリソース(時間・費用・労力)はどのくらいか…を見極めながら決定していきましょう。

とはいえ、将来的に「自分のドメインの資産価値を高めたい」「記事を増やして検索からの流入をガッツリ取りたい」と考えるのであれば、やはりWordPressサイトを育てていくのが王道です。

その上で、noteやアメブロなどの無料サービスを併用して、SNS的な使い方で見込み客やファンと交流していくのも、スモールビジネスの加速に役立ちます。

SEOブログ集客の具体的なステップ|成功までのマイルストーン

では、ここからは、より具体的な、SEOブログ集客の具体的なステップ(マイルストーン)を見ていきましょう。

ここからは、ブログを育てていくうえでの

  • 「0→1フェーズ(初心者)」
  • 「1→10フェーズ(初期段階)」
  • 「10→100フェーズ(中上級者)」

を、具体的な手順・目安を交えながら解説していきます。

これを読んでいただくと、「今の自分はどのフェーズにいて、次の目標はどこなのか?」がよりはっきりイメージできるはずです。

事前フェーズ:WordPressを作る & 投稿に慣れる

まずは始める前の事前フェーズです。

これは「ブログを始める前の準備段階」と考えてください。

事前フェーズでやること
  1. WordPressを作る、操作に慣れる
  2. 投稿に慣れる、投稿への心理的ストレスを下げる

それぞれについて補足します。

①WordPressを作る、操作に慣れる

先述のとおり、スモールビジネスなら長期的に資産を育てられるWordPressが王道です。

なので、まずはWordPressを立ち上げることから始める必要があります。

サーバー契約とドメイン取得を済ませ、WordPressをインストール。

ここは最初だけ少し手間がかかりますが、いったん設定すれば、その後のカスタマイズは比較的スムーズになります。

具体的なやり方はこちらの動画で解説しているので、参考にしてみてください。

また、WordPressの準備が整ったら、まずは基本的な操作に慣れましょう。

やり方は、下記の動画で解説しているので、こちらを参考にしてみて下さい。

②投稿に慣れる、心理的ストレスを下げる

次に大事なのが、「投稿に慣れる」というフェーズです。

ここで特に大事なのが「投稿に対する心理的ストレスを極限まで下げる」ことです。

これから新しくビジネスにちゃんレジする方や、情報発信やSEOブログ集客の初心者の方は、まず「コンテンツを作って、発信することに慣れる」というフェーズから始めるのが良いです。

SEOブログ集客に失敗する原因で最も多いのは、「続かない」という理由です。

超初心者のフェーズの場合、何よりも大事なのは、「ブログで発信することが習慣化している状態」を作ることです。

高原

これは、個人でも数十名規模の法人でも同じです。

両者とも、「どう進めて良いかわからない…」「何を書けば良いかわからない…」「手が回らない…」などの理由で、継続に失敗します。

なのでまずは、「発信することを習慣化」することが大事。

そしてその第一歩が、「発信そのものに慣れる(心理的ハードルを限りなくゼロに持っていく)」ことです。

僕たちは個人でも法人でも色々な方のSEOブログのサポートをしてきましたが…

いずれの場合も、結局のところ失敗する原因は、ブログ記事を作ることへの「心理的ストレス」です。

個人であれば本人の、会社組織であれば、担当する人間の、「心理的ストレス」が高い状態のまま進めると、ほとんどの場合、途中で頓挫したり、進まずに宙ぶらりんの状態になったりします。

SEOブログ集客の継続を妨げる主な要因
  1. 記事を書くのがしんどい
  2. 何を書けばよいのかわからない、考えるのが大変
  3. やっていることが、正しいのか自信がない
  4. 作業自体がつまらない、苦痛に感じる
  5. 「やらなきゃ」という切迫感と、「めんどくさい」の板挟み
  6. 良い記事を書ける気がしない、自信がない
  7. ネットに投稿への心理的抵抗(アンチコメント、人の目が気になる)

などなど。。。

このように、ブログ集客が滞る心理的ストレスはたくさんあります。

特に個人や、社長自身が記事を書かないといけないようなスモールビジネスの場合、まずは内容よりも「投稿自体を習慣化すること」「やること自体は特に苦じゃない」という状態を作ることが大切です。

この時点では、記事のクオリティやテーマ選定の正しい、正しくないは置いておいて、とにかくすごく短い記事でもよいので、「1週間に1記事をアップする」などの、行動目標をクリアすることにフォーカスしましょう。

高原

この時点では、内容は全く気にしないくらいでOKですし、記事の途中までしかできていないけど、期限がきたから無理やり終わらせる…くらいの勢いで良いです!

僕は、本当に発信の初心者の方には、「全然関係ないペットの話とかでも良いので、まずはネットに何かアップすることに慣れるところから始めましょう!」とお伝えしています。

クオリティやテクニック論に入るのは、「投稿が当たり前にできる状態」を作ってからです!

結局、実行できなければ、絵に描いた餅なので。笑

何を書いたらいいんだろう…と悩んでスタートできない人は多いです。まずは「なんでも良いので1〜3本」を目標に投稿してみましょう。

完璧を求めず、「こういう形で記事を書くのか」と感触をつかむステップが大事です。

ここではクオリティよりも「始めてみる」ことが最優先。

WordPressの操作感や投稿に慣れたころには、次の0→1フェーズに備える下地が整っているはずです。

0→1フェーズ:価値を伝えるコンテンツを作る

では準備が整ったところで、本格的なSEOブログ集客に入りましょう。

まずは「0→1フェーズ」です。

この段階では 「何を発信するのか」「どんな価値があるのか」 を明確にし、価値を伝えるためのコンテンツを作成することがテーマです。

具体的には、商品紹介のLP、ホームページ、記事LPなどを作ることを目的としています。

すでにホームページやLPを持っている人は、ここは飛ばしてもOKですが、改めてコンセプトが明確になっているか、それが伝わっているかを確認しましょう。

コンセプトで伝えたいこと】
  • 商品は何か(誰の、何をする、何なのか)
  • 価値観(こだわり、理由、WHY)
  • 背景ストーリー(サービスを提供するにあたる理由)
  • 強み(構造的な強み、本質的な強み)
  • 実績(人は過去にやったことで判断する)
  • 選ばれる理由(なせ選ばれるのか、なぜ他社じゃないのか)

ここが弱ければ、発信する際の内容も弱くなってしまいます。

自分(自社)のコアコンセプトを明確にすることで、どのようなターゲットに向けて発信するか、どのようなキーワードの、どのような悩みにコンテンツを作っていくかが決まります。

なので、ブランディングというだけでなく、これから発信していくための軸としても、この点を明確にしておきたいところです。

なぜそのコンセプトに至ったのかという背景(WHY)もしっかり言語化しておくと、後のブランディングで役立ちます。

まとめると、このフェーズでやりたいことは下記です。

【0→1フェーズでやること】
  1. コンセプトを固める
    • 「強みは何か?」「価値観はどんなものか?」「ターゲットは誰か?」
    • 自分(自社)のコアコンセプトを明確にし、発信内容とブレないようにする。
    • なぜそのコンセプトに至ったのかという背景(WHY)もしっかり言語化しておくと、後のブランディングで役立ちます。
  2. 発信の前に、まずできることから始める
    • コンセプトがまだ固まりきっていない場合は、コーチングやヒアリングを通じて言語化をお手伝いしてもらうのもアリ。
    • 「発信すべき強み・価値」が定まれば、そこから記事作成やLP作成にスムーズに移れます。
  3. 決まったら5,000文字くらいの説得LP(セールスページ)を作る
    • 「本当に価値を伝える」となると、少なくとも4,000〜5,000文字程度は必要になるケースが多いです。
    • もし書けない場合は、インタビュー形式や外注を検討するなど、代行サービスを活用するのも手です。
    • このLPが「自分の提供する価値をまとめた中核的なページ」になるので、早い段階で作成しておくと後々ラクになります。

ここのポイントは、「自分のサービス・商品のどこに価値があるのか?」 をとことん掘り下げて明確化すること。ブログ記事を書く際にも、この軸がブレないようにしていくと、見込み客にも伝わりやすくなります。

高原

僕自身、自分の一番の強みはここにあるかと思っています。

経営者であり、かつ長いSEOコンサル歴と、強みの明確化(コーチング)に専門性がある人はあまりいないと思うので、ここで困っている方はぜひご相談ください。

1→10フェーズ:具体的な記事量産 & SEO基礎強化

0→1フェーズでコンセプトが固まり、価値を伝えるLPや数本の記事ができたら、次は記事量産とSEOの基礎強化に入ります。

ここが「1→10フェーズ」です。

高原

いよいよここからが、本格的なSEOブログ集客になります。

ここでのポイントは、絞り込んだニッチなキーワードで、読者から高い満足を得られるコンテンツを作成していくことです。

ブログであれYouTubeであれ、もう世の中には、無数のコンテンツが存在しています。

また昨今は、ChatGPTなどの生成AIで、記事を量産することができるので、膨大なコンテンツが毎日生まれています。

読者の疑問に対して、「薄くそこそこの回答をしている記事」は無限に存在するので、「深くズバッと刺さる記事」を作っていくことが、勝敗を分ける鍵になります。

そのためには、ぼんやりしたペルソナ、ぼんやりと広く狙ったキーワードでは、なかなか上位表示できず、見込み客を呼び込めません。

ニッチなキーワードを、ニッチなペルソナを対象に、深く刺さるコンテンツを作っていきたいところです。

高原

もちろん、ChatGPTも効率的に活用しますが、それだけでは差別化ができません。

また、生成AIの記事では、読者が見込み客になってくれるような信頼を得るコンテンツにはならないので、あくまで補助として有効活用することが大切です。

その具体的なやり方も、別途解説します。

【1→10フェーズでやること】
  1. ニッチなキーワードリストを作る
    • ChatGPTやGoogleキーワードプランナー、ラッコキーワードなどを活用して、「自分のサービスの見込み客が調べそうなキーワード」をリストアップしましょう。
    • GPTなどのAIツールは便利ですが、最終的には 「自分が扱うジャンルのリアルな悩みかどうか」 を目で確かめて選定することが大切です。
  2. 記事の大枠を定期的に作り込む + 細かい記事を量産
    • ボリュームのある「柱記事(ペルソナの悩みを深く解決する大型記事)」を月1〜2本のペースで作る。
    • それ以外に「周辺キーワード」を狙った短めの記事も週1〜2本のペースで作り、サイト全体の厚みを増していきます。
  3. 無理のないペースで投稿数を習慣化する
    • ここからは“慣れ”が大切です。できるだけ「作業工数が低い仕組み」を整えましょう。
    • 例えば、ネタ出しはAIツール + 自分で最終調整、ライティングは外注やインタビュー形式…など、自分が苦手な部分を外注・自動化するのもアリです。
  4. 3〜6ヶ月くらいするとアクセスが伸びはじめる
    • この時期には、価値を伝えるコンテンツが増え、見込み客の検索ニーズに合致した記事が増えているはずです。
    • 「思ったよりアクセスが少ない…」という場合は、次の改善ステップ(見出しや内部リンク構成、検索意図の再確認など)に進みましょう。
  5. わかりやすくSEOの技術を高める
    • ただ記事数を増やすだけでなく、「ブラウザバックされにくい記事にする」「クリック率を上げるタイトル付け」「本文冒頭で結論を伝える」など、読者が読みやすい工夫を盛り込みます。
    • 内部リンクやCTA配置の適切化など、基本的なSEO・ブログのテクニックを押さえると、成果がより安定して伸びていきます。
  6. 本数の目安:価値コンテンツ30記事
    • おおよそ30記事くらい書くと、「なんとなくSEOのコツがわかってきた」「ヒット記事が出始めている」という段階に入るケースが多いです。
    • ここで上手くいっているキーワード記事には、追加で内部リンクを集めたり、関連コンテンツを作るなどして、さらにブラッシュアップしましょう。

ほぼゼロベースまたは、ほとんど更新ができていないような状態からスタートした場合、ここまでで3〜5ヶ月程度を目指したいところです。

ビジネスを立ち上げたばかりかどうか、発信の経験があるかどうかなどによって、結果が出るまでの期間は多少前後しますが、ここまで出来れば、アクセスの増加、問い合わせ、商品購入など、何らかの手応えを感じているはずです。

高原

この段階では、SEO集客に強い記事の書き方を身につけていく必要があります。

記事の作り方を具体的に解説しているので、ぜひ下記の記事も参考にしてみてください。

まだまだ、ここでは伸び代しかない状態です。

次に10→100のフェーズに入り、よりビジネスを加速させましょう。

10→100フェーズ:ブログをさらに強化し、マネタイズを拡大する

記事が30本を超え、ある程度集客が安定してきたら、「10→100フェーズ」に進みます。これは中上級者向けのブログ強化ステップです。

高原

ここからは、本格的なコンテンツマーケティングと、ビジネスの成長を目指していきます。

ここからは専門的なノウハウを使った、本格的なSEO施策の実施が始まります。

SEOブログ集客は、ただ記事を作るだけでは、本来のパフォーマンスの1/10も出すことができません。

Googleがサイト制作者に求める要件に沿った形で、ブログを構築していきます。

様々なテクニックがありますし、トレンドもありますが、基本的にはGoogleが公式に出している「Google検索セントラル」の内容に沿って、コンテンツを作成します。

高原

Google検索セントラルを読む必要はありませんが、要するに、

  • サイトに訪問してくれるユーザーに優れた体験をしてもらうこと
  • 検索アルゴリズムがあなたのブログを理解しやすい構造にすること

です。

具体的なテクニックは無数にありますが、おおまかには下記のような施策をやっていきます。

【10→100フェーズでやること】
  1. ターゲットKWへの集中&内部リンク最適化
    • 1→10フェーズで書いた記事の中から、特に上位表示させたいキーワードを選定し、内部リンクを集めます。
    • 主要記事を強化し、ドメイン内での評価を高めることで、より検索順位を上げやすくなります。
  2. CTA、顧客導線(カスタマージャーニー)の整備
    • 集まった見込み客が、どのような導線で顧客になるか、調整していく
    • アクセスを事業成果に繋げるために、どの記事のどこに、どのような誘導を入れるかを調整する
  3. 外部施策で信頼性を高める
    • 他の関連メディアへの露出、提携先や所属組織や団体などから、ブログを紹介してもらう
    • SNSを運用し、そこからブログを紹介していく
    • これによりサイトの信頼性、権威性(ドメインパワー)が高まり、上位表示しやすくなる
  4. YouTubeでリスク分散 & レバレッジ
    • ブログの内容は、加工してSNSやYouTubeでも発信ができる
    • YouTubeは世界で2番目に大きな検索エンジンと呼ばれていて、相性が良い
    • 事業的にもSEOだけだとリスクがあるため、YouTubeを中心に分散していく
    • SEO効果も期待できる上に、ダブルでやると見込み客も非常に集めやすい
  5. オリジナル画像や教育系コンテンツを増やす
    • 文字情報だけでなく、オリジナルの図解や写真、動画など、読み手の理解を深めるコンテンツを充実させる。
    • より踏み込んだ専門知識やノウハウを記事化することで、サイト全体の権威性が上がり、ブランド力も高まります。
  6. 戦略的に優先度が高いものを選定して実行する
    • この段階では、やるべきことが一気に増えがち。
    • だからこそ「今は外部リンク強化を中心にやる」「今は動画を作る」といった形で、優先順位を明確にし、集中して実行していきましょう。
  7. 本数の目安:コンテンツ60記事
    • 60本を超えるあたりから、検索エンジンに評価される記事の数も増え、アクセスもグッと伸びていく傾向が見られます。
    • このタイミングまでにLPやサービス案内ページもしっかり作り込み、「集客」だけでなく「マネタイズ(商品販売や問い合わせ)」につなげる流れを整えておきましょう。

これらの施策をしっかりと実行できれば、かなり本格的なSEOブログ集客ができている状態になります。

この段階は、ケースバイケースでたくさんの施策がある上に、優先順位をつけるのも、専門家でなければ難しいところがあります。

集客は、ビジネスにおいても、生き残りを左右する非常に重要な部分なので、雑にやらず、専門家と相談しながら進めるのが良いでしょう。

高原

僕たちも、プロのSEOコンサルタントとして、様々なアドバイスができますので、ぜひご相談ください^^

まとめ:自分のフェーズを見極め、着実にステップアップしよう

まとめると、下記のような流れで進めていくことが大切です。

  • 事前フェーズ:WordPressを用意し、まずは投稿に慣れる
  • 0→1フェーズ:コンセプトを固め、価値を伝えるLPや核となる記事を作る
  • 1→10フェーズ:ニッチキーワードを攻略しながら記事量産&SEOの基礎を固める(30記事を目指す)
  • 10→100フェーズ:外部施策・YouTube連携などでドメイン強化&マネタイズ拡大(60記事以上を狙う)

このように段階を踏んでブログを育てていけば、確実にSEOの恩恵が得られます。

特にスモールビジネスの場合、ブログの伸びが直接売上やリード獲得数に反映されるので、小さな成功体験を積み重ねることがとても大切です。

「今は1→10フェーズだけど、なかなかアクセスが伸びない…」という場合は、キーワード設定や記事内容の見直し内部リンクの最適化など、次のアクションを意識してみてください。
「10→100フェーズに入って、さらに拡大していきたい」という方は、YouTubeなど他メディアとの連携を本格化させ、より一貫したブランディングでファンを獲得していきましょう。

最後にもう一度お伝えすると、スモールビジネスのSEOブログ集客は、正しいステップを踏めば必ず成果が出ます。ぜひ、今回の「完全ロードマップ」を参考にしながら、あなたのブログを育ててみてくださいね。

高原

発信のサポートやコーチング、LP作成サポートなども行っています。
一人では難しい…と感じた方は、ぜひ気軽にご相談ください。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。あなたのブログが、スモールビジネスの頼れる“集客エンジン”に育っていくことを、心より応援しています。