歴10年のプロがブログのコンサルティングで教えている大切なこと

こんにちは。株式会社PEEPの代表の高原です。

この記事では、コンサルタントであり、自身もSEO歴10年の僕が、「ブログのコンサルティングで教えている大切なこと」というテーマで解説していきます。

ブログをコンサルティングするというのは、本当に難しい仕事になります。

なぜなら、ブログのコンサルティングは、「こうやったらいいよ」「とにかくやれ」という単なるティーチングだけでは、なかなか成果を出すことができないからです。

この記事をお読みの皆さんも感じているかもしれませんが、いくらネット上、リアルで、人から「こういうやり方が正しいよ」と教えられても、なかなか実際にやることは難しいですよね。

僕は、2015年からSEOブログでのアフィリエイトを始め、10年間、様々なメディアの運営、コンサルティングをしてきました。

さらに5年ほど前から、自分のブログの運営だけでなく、コンサルとして教える力をつけるために、

  • 全日本SEO協会認定コンサルタント
  • 上級WEB解析士

の資格を取得し、「教える」「指導する」という点についても、専門的に学び、実践経験を積んできました。

しかし、それだけでは、やはりクライアントさんに高い成果を出してもらうことは難しかったです。

なぜなら、人それぞれ「得意・不得意」「興味・関心」が違うため、教える側と同じことが、必ずしもできるわけではないからです。

僕が好きなマネジメントの父「ピーター・ドラッカー(もしドラで有名なあの人)」の言葉に、このようなものがあります。

  • 「人が成果を出すのは強みによってのみである」
  • 「弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい」
  • 「できないものはできません、足らないものは足らないのです。その中でいかに成果をあげていくのか、それが”強みを生かす”ということだと思います」

ブログも一つのビジネスなので、実は「やり方を知る」というだけでは成果は出ず、「自分の強みを理解し、それを活かす」という戦い方を見つけなければ、成果はでません。

ネット上には、さまざまなブログの成功者がいて、有料級のノウハウをバリバリ情報発信しているにも関わらず、ごく一部の人しか成功できないのは、その点に壁があるのです。

僕自身も、ADHD傾向があり、

  • 人よりもなぜか過集中して出来ること

がある一方、

  • 普通の人が当たり前にできているのに、なぜか自分はできないこと

がたくさんあることに、苦しんできました。

ブログのコンサルティングをしていても、クライアントさんには、

  • 僕が普通にできることなのに、教えてもできないこと

があり、

  • 逆に僕が全然できないのに、ちょっと情報を伝えただけで、軽くやってしまうこと

があります。

世の中の、ブログのコンサルティングについて調べていても、詐欺だ!という悪い口コミや、や全く効果が出なかった…という悲しみの声がたくさんあるのが現実です。

しかも、教える側が「ブログで高い成果を出した人」だったとしてもです。

そこで僕は、「人の特徴(強み)を活かす」方法を学び、再現性の高いコンサルティングができるようになるために、コーチングの分野に進みました。

現在では、

  • 米Gullup社認定ストレングスコーチ
  • 株ジコリカイ社所属コーチ

として、SEOの知識と同等、もしくはそれ以上に、個々人の才能の発見、強みの強化というコーチング部分で、価値を出せるようになりました。

この記事では、SEOの基本を押し付けるだけの単なる知識提供ではなく…

あなただけの強みを活かし、差別化し、本当の意味で戦っていくために、僕が実践しているブログのコンサルティングの内容を包み隠さず解説していきます。

  • ブログを始めたけど、なかなか成果がでない
  • 学んだり、教わってやっているけど、このままでよいか違和感がある
  • 先に始めている人たちに、勝てるのか不安

といった、リアルなブログの悩みをお持ちであれば、解決の糸口になる情報だと思います。

ぜひ最後まで楽しんで見てみてください。

高原

もし、

  • 直接コンサルティングをして欲しい…
  • 一度、何をやれば良いか、整理して欲しい…
  • 正しいやり方を知りたい…

など、ご自分で解決できないお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。

今なら、初回お試し相談:90分 30,000円 → 9,800円 のお得なキャンペーンを実施中です。ぜひお気軽にご相談ください!

ブログのコンサルティングで教わるべき3つの事

早速ですが、ブログのコンサルティングで僕が重要だと考えている点は、下記の3つになります。

  1. コンセプト
  2. SEOの力
  3. 継続力

ほとんどのブログコンサルティングの場合、②の「SEOや文章のライティング、アフィリエイトやアドセンスのやり方」のみを教えていると思います。

もちろんその力は大切なのですが、それだけでは成果が出せる人は、ほんのごく一部になってしまいます。

そもそも普通のコンサルティングでは、「教えている人と、似た特徴を持つ人」しか成果が出ないことがほとんどです。

それは、「強みや得意なことが、教える側と似ている人」しか、そのやり方を再現できないからです。

また、いくらライティングを学んだとて、そもそものブログのコンセプトが弱いと、読者は興味を示してくれません。

ましてや後発で始めたブログの場合、先に上位をとっていて、記事数も多く、図解や導線などのクオリティも高い、既存のブログに勝てる要素がありません。

事実、コンセプトの時点で、負けが確定しているようなケースも多かったりします。

さらに、一番問題になるのが、「継続力」の部分です。

当たり前ですが、ブログは継続してコンテンツを積み上げていかないと成果が出ないものです。

継続できない理由は、

  • モチベーションがわかない
  • 不安や迷いによって手が止まる
  • 続けて意味があるのかわからなくなる
  • 文章を書くのが苦手
  • 他の忙しい事に時間を奪われる

など、さまざまなものがありますが、いずれの場合も、それを解消して、継続した場合のみ、成果を出すことができます。

コンセプトや、継続の部分は、一般的なブログのコンサルティングでは、満たすことが難しい部分です。

人それぞれの価値観、得意不得意、興味関心に合わせて、あなただけの戦い方を確立しなければ、教えてもらったのにうまく出来ず、自信を失うだけ…という結果になる可能性が高いです。

なので、僕がブログのコンサルティングで目指しているのは、

  1. 強みや興味から、あなただけのコンセプトを明確化し、
  2. SEOやライティングのマーケティング力を強化し、
  3. 特性に合わせて、ブレーキとなる要因を特定し、継続できる仕組みを作る

という、成果を出すために、本当に大事な点を突破していくことです。

高原

次の項目から、具体的に、これらをどうやってコンサルティングしていくかを解説していきます。

ブログコンサルティングで教わるべきこと①:コンセプト(何で勝負するのかを決める)

先ほどお伝えした通り、ブログにおいてまず大事になってくるのが、コンセプトです。

ほとんどの方は、

  • 「旅が好きだから、旅ブログにしよう」
  • 「筋トレが好きだから、筋トレブログをやろう」
  • 「コーチングビジネスをやりたいから、コーチングブログにしよう」

みたいな決め方で、ブログを立ち上げていると思います。

しかし、これだとご本人も感じる通り、「すでにやっている人がいるのに、自分のブログを見る必要があるのか?」という差別化の問題にぶつかります。

もちろん、SEOの知識や経験が豊富で、単純にお金になるビッグキーワードをゴリゴリに攻めて、力技でお金に繋げていく…

という手法ができる場合は、さほどコンセプトを定めなくても良いかもしれません。

しかし、ほとんどの人は、リソースも限られていて、SEOの知識経験そのものも、すでに戦っているプレイヤーと比べて、劣っている状態です。

このような状態からビジネスを展開していくためには、必ず

  • ニッチ戦略
  • ランチェスター戦略

と呼ばれるような、ターゲットやニーズを絞り込んだ戦い方が必要になります。

どのような絞り込みをするかによって、

  • 狙っていくキーワード
  • マネタイズする商品(自分のサービスか、アフィリエイト誰かの商品を売るか)

どのような悩みを解決する記事を作っていくのか

が決まっていきます。

このニッチ戦略の重要性は、エンタメやアダルトのような領域に参入するとしても、全く同じです。

自社商品、コーチングやコンサル、アフィリエイトで商品販売をする…どのようなビジネスを目指すとしても、必ずこの部分は必要になります。

ハーバード大学のクレイトン・クリステンセン教授の著書では、「イノベーション」には一定のパターンがあることが、よく言及されています。

弱者が時間をかけて、大手を倒す「破壊的イノベーション」の流れ

たった一つの小さな強みを持ち、他は全て大手に負けている状態の企業が、その強みにフォーカスして小さな市場を取り始め、徐々に、拡大していくことで、最後に逆転のイノベーションを起こす。

イノベーションというほど大それた話ではないですが、ブログで勝ち抜いていくための基本的な戦い方は、これと全く同じになります。

どんなジャンルで、どんな事業でブログやったとしても、必ずそこにはすでに戦っているライバルが存在します。

後発で肩を並べていくためには、まず「自分の強みを活かせて、フォーカスする場所を決める」ことが必要不可欠です。

ダラダラと記事を書いたり、ダラダラとブログを進めていても成果が出にくいのは、ぼんやりした攻め方だと、競合に勝てる要素、オリジナリティが出せないからです。

高原

これはSEOの観点でも重要。Googleは独自性と専門性の高いコンテンツを好みます。

つまり、この部分だったら独自性と専門性を出し、他に勝てるニッチな所、または今は無理でも、自己成長していくことで、後に勝てるようになりそうな所を明確化することが第一関門になるわけです。

コンセプトはどのように決めていくのか

ブログに限らず、ビジネスにおいてコンセプトメイクは、とても難しく、かつ最も重要なものの一つです。

しかし、正しい考え方で整理していけば、必ずコンセプトの方向性を見つけることができます。

ここでは、僕がコンサルティングをしている時に、実際に使っているその考え方を解説していきます。

まず、コンセプトを考えるためには、3つの視点で考えることが大切です。

コンセプトを考える時の3つの視点
  • 自分:(強み、価値観、興味、成長性)
  • 顧客:(どんな人がいて、どんな悩みを持っているか)
  • 競合:(どんなプレイヤーがいて、どんな強み、弱みを持っているか)

最終的には、ニッチ戦略をとっていきたいので、競合が持っていない、もしくは持っていてもあまり集中していない部分を狙って、自分の強みを発揮していくことになります。

しかしいきなり差別化を考えても、なかなか良い方向は見えません。

なので、僕がブログのコンサルティングをする場合、最優先で行うことは、まず「あなたの強み」を棚卸しすることです。

これを聞くと、多くの人は「自分には大した強みはない」とおっしゃります。

しかし、実際は、あなた自信が当たり前だと感じていて、特別視していない事のなかに、素晴らしい強みがあります。

高原

優れたマーケターは、地元の人が「何もないただの田舎」と思っている場所の隠れた価値を見つけ、人を呼び込む観光地に作り変えたりしますよね。

それと全く同じで、あなたに強みが無いのではなく、あなたが持っている素材の価値を見出せておらず、使えていないだけなんです。

まずはこれを見つけられるかどうかが勝負の分かれ目になります。

あなたが戦える「強み」を見つける視点

では、その強みはどのように見つけていくのでしょうか。

僕がコンサルティングをする際、下記のような点を考えて、強みを探っていきます。

強みを見つける視点
  • あなたの先天的な得意、苦手
  • あなたが理想とする生き方、暮らし方、人との関わり方
  • あなたがこれまでに克服してきた事
  • あなたがこれから成長していくであろう方向(興味のある分野)

これらは、僕がキャリアコーチングの現場で学んだ、自分のビジョン、ミッション、やりたい事を明確にしていくための視点です。

この考え方は、そのままブログのコンサルティングに応用することができます。

これらを考えることで、あなたがブログで伝えていくこと、どんな分野を扱うか、読者さんにどんな変化を感じてもらうか、どんな商品を販売できるか…が決まっていきます。

基本的にブログは、

  • あなたが興味のあることについて、知識経験を増やしたり、理想のライフスタイルを追いかける

という生き方をしながら、

  • そこで得た気づき、学び、情報、体験を、初心者のために教えていく

という形で、積み上げていきます。

その過程で、販売できそうな商品を売ったり、自分が価値提供できそうなサービスを作って売ったりすることで、マネタイズしていきます。

この時点で、個人のブログなら、

  • 旅の体験をシェアしていく
  • 効率化やAIについての情報を出していく
  • スポーツについてのブログにする
  • ミニマルな暮らしについて発信していく
  • エンタメや動画サービスについて発信する

というおおまかな方向がきまっていきます。

また法人のホームページ内のブログの場合も、

  • 自社が持っているどういった情報を出していくか
  • これまでに蓄積された、どんな体験、情報を見せていくか

という方向が見えてきます。

この辺りは非常に長くなってしまうので、下記の記事で詳しく解説しています。

ブログコンサルティングで教わるべきこと②:”どこ”で勝負するのかを決める

あなたがどんなものに興味を持っていて、どんな方向にであれば、成長し知識経験が溜まっていくのか…がわかったら、次は「ニッチ戦略」を考えるフェーズに入ります。

ここで考えるのは、2点です。

ニッチ戦略で考える2つのポイント
  • 顧客:(どんな人がいて、どんな悩みに記事を出していくか)
  • 競合:(ライバルが少なく、自分が勝てるニッチな悩み、ペルソナは誰か)

それぞれについて見ていきましょう。

顧客:どんな人がいて、どんな悩みに記事を出していくか

例えば、旅のブログをやりたいから、ただ自分の旅の話をダラダラと書いていく…という形では、誰も人は来てくれません。

僕がブログのコンサルティングをする際は、必ず「どんな人が、どんな悩みや興味を持っているのか」を明確化します。

例えば、旅がテーマだったとしても…

単に「旅が好き」というだけでなく、

  • 「留学を考えている社会人が、短期旅行も含めて異文化体験をしたい」
  • 「海外に長期滞在するノウハウを学びたい」
  • 「LCCや格安ホテルを活用して低コストで旅する方法が知りたい」

など、もっと具体的に読み手のニーズを想定して、深堀りしていくわけです。

そしてこれ自体が、最初に考えた、あなた自身の強み、克服したこと、これから詳しくなる興味あることと、合致していることで、価値ある情報を提供できます。

例えば、今お読みいただいている僕のこの記事の場合、同じブログやコンサルティングについてのテーマでも、

  • 「やり方を押し付けるだけの再現性が低いものは嫌」
  • 「自分がビジネスの本質を学んで、レベルアップしていきたい」
  • 「得意不得意が多い人が、才能を発揮できるようになりたい」

といった、僕自身の価値観があり、共感してもらえる方に向けてコンテンツを作っています。

高原

なので、同じ「ブログ コンサルティング」というキーワードを狙ったたくさんのブログの中でも、他の人たちと違う、オリジナルの内容になるんですね。

誰に向けて書くのかを明確化する

たとえば旅行情報を届けるのであれば、「社会人1〜2年目で、お金や有休が限られている人向け」など、ターゲットのリアルな状況に絞って発信することが大切です。

このペルソナで、具体的に想定される悩みとしては、

  • 旅費はなるべく抑えたい
  • 短い休みで効率よく旅を楽しみたい
  • 英語など語学に自信がないけれど海外に行ってみたい

などが考えられます。このように、読者の悩み・希望に合わせて記事を書けば、「自分に合った情報が載っている」と感じてもらいやすくなり、結果として固定ファンがつきやすくなるのです。

もう一つ例をご紹介します。

コーチングの集客のためにブログをやっている方がいらっしゃいました。

その方は、他人軸で生きている人に、自分軸で生きられるようにするというニーズで発信を行なっていましたが、なかなか成果が出ませんでした。

一見、これは比較的ニッチに見えますが、見ている人が「これは私のための記事だ!」と思うためには、もっと絞ることが大切です。

長い時間をかけてコンサルティングした結果、その方にピッタリだったのは、ご自身がかつて悩み、克服した「コミュニケーションが下手であることによる人間関係の悩み」に絞って発信をしていく事に決めました。

結果的に、それまでぼんやりしていたキーワード選定が、コミュニケーションに関わるもの、人間関係に関わるもの、いじめられていた背景に関わるもの…というニッチなものに絞り込まれました。

高原

このように、ターゲットを誰にするのかを明確にすると、キーワードそのものや、書いていくコンテンツそのものが大きく変化していきます。

どんな人にも、「ここをターゲットにすると、強く刺さる、共感を呼ぶ」というコンセプトがあるので、それを明確化することが大切です。

ライバルが弱いニッチなニーズに絞る

次に考えるのが競合です。

たとえ「旅ブログ」という大きなジャンルで後発組だとしても、さらに細分化・ニッチ化していけば「勝てるポイント」は必ず存在します。たとえば、

  • 週末2日で行ける、近場海外旅行のプランを専門にする
  • 国内移動は絶対格安航空券+レンタカー派に特化する
  • 海外旅行に慣れていない人でも、女性1人旅を安全に楽しむノウハウをまとめる

このように「他の多くのブロガーがあまり書いていない点」にフォーカスすると、読者のニーズが存在する限り、あなたが“専門家”として確固たるポジションを築ける可能性が高まります。

高原

具体的には、同じキーワードを狙った他のブログがあったとしても、「あなたにしかない独自性」が生まれ、上位表示したりアクセスを集められるようになるんです。

“どこ”を決めると、記事の方向性がクリアになる

ターゲットやニーズを明確化し、競合が弱いエリアを探り当てることで、

  • 「記事の内容」
  • 「タイトルの付け方」
  • 「キーワードの選び方」

すべてがクリアになります。

どんな悩みに答えるのかが明確なので、ライティングの方向性もブレづらくなり、読者にとってわかりやすい記事が作れます。

さらに、あなた独自の体験や強み(英語力・情報収集力・コミュ力など)を活かした記事が積み重なることで、「あのブログには“これ”がある」と思ってもらえるようになり、あなたの専門性が高まっていきます。

ブログの運営は“取捨選択”がカギ

よくある失敗パターンは、「できるだけ多くの人に見てもらいたいから」と幅広く書きすぎて、結局どこにも刺さらないコンテンツになってしまうことです。

逆に、最初は“小さいジャンル、ニーズでもいい”ので、深く愛してくれるコア読者を増やすことで、後々の展開がしやすくなります。

高原

特にブログ運営の初期の頃は、どれだけニッチにしても、「絞りすぎる」ということはありません。

イノベーションの本質に立ち返って、超ニッチな部分から攻めて、徐々に勝てる領域を増やす…というイメージが大切です。

好きなことを軸に、どこを攻めていくか”をきちんと決められるかどうかが、成果を出すための大きな分かれ道です。

ここを曖昧にしてしまうと、書くモチベーションも下がりやすくなり、結果として更新が途絶えてしまう原因になりがちです。

ブログコンサルティングで教わるべきこと③:SEOの基本を身につける

もちろん、ブログのコンサルティングにおいて、SEOやライティングについての指導は、基本中の基本です。

個人・法人を問わずブログをやっている人は、膨大な数がいますが、ほとんどの方は、SEOを体系的に学んだことがなく、見よう見まねでやっている のが現実です。

だからこそ、きちんと一度コンサルティングを受けて、本質的な部分を理解しておくことが成果につながるポイントです。

高原

僕が大好きなゴルフと、すごくよく似ています。

ゼロから独学でやる人が大半ですが、実際は初期の頃にきちんとプロからレッスンを受け、基本を身につけてからやった人が、間違いなく大きく成長します。

逆に、見様見真似の独学で進めると、無意味な遠回りをしたり、変な癖や我流で、成果から遠ざかってしまったりします。

ずっとコンサルを受ける必要はなく、数ヶ月の短い期間で良いので、基本をしっかりと身につけることで、後の成長が大きく変わります。

詳しくは、それぞれ別の記事で解説しますが、ここでは、

  • 「正しいキーワード選定ってどうやるの?」
  • 「記事のタイトルってどう付ければいい?」
  • 「初心者向けに“体系的”に知りたいけど、難しそう…」

といった、基本中の基本部分を、具体的かつシンプルに解説していきます。

SEOについては、詳しくは別の記事で解説しますので、ここでは基本的な部分だけ押さえておきましょう。

ブログ初心者にも欠かせない「SEOの基本」とは?

SEOというと「キーワードをたくさん入れる」「大量のコンテンツを作る」といったイメージにとらわれがちですが、それだけでは不十分…というか、はっきり言って成果は出ません。

では、何を目指せば良いかというと、「検索ユーザー(人)とGoogle(検索エンジン)の両方にわかりやすく、信用されるサイト作り」です。

特に、初心者の方がまず押さえておきたいのは、SEOを構成する

  1. 「コンテンツ」
  2. 「内部対策」
  3. 「外部対策」

の3つの要素。

ブログのコンサルティングでは、これらについて、しっかり学び、検索者の疑問を素早く解決し、Googleにとっても評価されやすいサイト へと近づけることができます。

高原

文字だけでみると、難しそうに見えますが、実際にサイトを作りながら学んでいけば、誰でも理解できるようになります。

1. コンテンツ:ユーザーの疑問を素早く解決するための情報

最も重要なのが 「どんな記事(情報)を提供するか」 というコンテンツの質です。
たとえば、

  • 読者が何を知りたいのか(検索意図)
  • その疑問を最短で解決するために、どんな情報を盛り込むか
  • 自分だけの経験や事例(一次情報)をどこで活かせるか

を意識し、文章や図解、画像などを使って “わかりやすく、読みやすく” まとめることがポイントです。

「記事を読めば悩みが解決できる!」と感じてもらえるコンテンツを用意することで、離脱を防ぎ、滞在時間や満足度が高まり、Googleの評価も上がりやすくなります。

2. 内部対策:検索エンジンに正しく理解され、ユーザーも回遊しやすいサイト設

いくら良いコンテンツを作っても、サイト全体が整理されていないと検索エンジンにも読者にも見つけてもらいにくくなります。
そこで重要になるのが、内部対策 と呼ばれる施策。

  • サイト構造をわかりやすくする
    • トピッククラスター(関連する記事を同じカテゴリや内部リンクでまとめる)などで、どのテーマに関する記事がどこにあるのか明確にする
  • タイトルタグや見出し(H1~H3など)の最適化
    • 狙うキーワードを自然に含めつつ、読み手が「ここに答えがある」と感じるようなタイトルを設定する
  • ユーザーが迷子にならない導線づくり
    • パンくずリスト・関連リンク・分かりやすいナビゲーションなどで、読みたい情報へすぐアクセスできるようにする

こうした内部対策によって、「このページには何が書いてあるか」 をGoogleが正しく理解しやすくなり、ユーザーもサイト内を回遊しやすくなります。結果として、検索順位や滞在時間、離脱率などの指標が改善しやすくなるのです。

3. 外部対策:リンクやSNS拡散で“信頼”を高める

もう一つ見落としがちなポイントが、外部対策 です。

自分のサイトだけで完結するのではなく、他サイトやSNSなどとの関わりで「権威性」や「信用」を築いていくことが、長期的に上位表示を安定させるカギになります。

  • 被リンク(バックリンク)
    • Google検索エンジンの考え方では、「このサイトは役立つ」「参考になる」と認められるサイトや記事は、自然に他のサイトやメディアからシェアされる(リンク付きで紹介される)と考えます。つまりリンクが多く入っている記事は、たくさん紹介を受けているので、良質なサイトだと判断されるわけです。
  • SNSでの拡散やシェア
    • Twitter、Instagram、Facebookなどで記事をシェアし、話題性を高めることで、一時的にアクセスが増え、検索エンジンからの注目度が上がる場合もある
  • 業界媒体や関連企業とのコラボ
    • 信頼性の高いサイト同士で相互リンクや記事寄稿を行うと、お互いの権威性・認知度を上げられる

ただし、「自作自演でリンクを量産する」「不自然に相互リンクを繰り返す」といった手法は、今の検索エンジンではペナルティのリスクが高いため避けましょう。あくまで**“自然に評価される”** 形を目指すことが大切です。

こうした 「コンテンツ」「内部対策」「外部対策」 の3要素をバランスよく取り入れることで、検索ユーザーとGoogleの両方にとって 「わかりやすく、信頼できる、疑問を素早く解決できるサイト」 を作り上げることができます。

初心者のうちは、つい “記事の量産” や “キーワードの詰め込み” ばかりに目が行きがちですが、それだけでは成果に繋がりにくいため、まずは これら3つの視点を踏まえたサイト作り を意識してみてください。

ブログコンサルティングで教わるべきこと④:ライティングの基本を身につける

もちろん、ブログコンサルティングをする際、ライティングについての指導は外せない要素の一つです。

SEOで上位表示を狙う以上、「読者の滞在時間」や「離脱率」はシビアに影響してきます。

詳しくは、別の記事で解説していますが、まずは下記の点を意識して、記事をかけるようになりましょう。

キーワードから逆算して記事ネタを考える

コンサルティングをしていて意外に多いのが、キーワードと、その検索意図(ニーズ)を明確にせずに、記事を書いている人です。

ただ、検索エンジンは、「調べ物をする人が集まる場所」なので、キーワードからの逆算は必要不可欠です。

そこで、まず Search Consoleキーワードプランナー を使って、読者が実際に検索しているキーワード を見つけましょう。たとえば、あなたも実行するときはまず、

  1. 狙いたいジャンルに関連するキーワード をリストアップする
  2. 検索ボリュームの大小や、競合の強さをざっくり確認 する
  3. ユーザーの具体的な悩み(検索意図)を深堀り して、「この記事で解決したい問題は何か?」をはっきりさせる

…という順番で進めてみてください。
キーワードと悩みをセットで考えるようにするだけで、「タイトル」「目次」「具体的な内容」が圧倒的に考えやすくなります。

例:「筋トレ 初心者 週3 メニュー」
  • ターゲット:初心者で“週3くらい”の頻度で筋トレしたい人
  • 具体的な悩み:1回あたりのトレーニング時間は?どんな部位を鍛える?食事管理のポイントは?
  • 記事の軸:挫折しないための「週3筋トレメニューと継続テクニック」

このように方向性がクリアだと、書く前から「読者にとって役立つ記事」がイメージしやすくなります。

ブラウザバックを防ぐ“本文設計”

キーワードが決まっても、本文が読みにくかったり、答えが最後まで出てこなかったりすると、読者はすぐに他のページへ行ってしまいがちです。
なので、あなたも記事を書くときは、まず結論や重要なポイントを記事冒頭や見出し付近で提示して、読者が「ここなら答えがある」と感じられる導線を意識してください。

  • 「この記事を読むと、初心者でも週3ペースで継続しやすい筋トレメニューがわかります」
  • 「まずは結論:○○というプロテインを使うと、効率よく筋力アップできました」

といった形で、冒頭ですぐに「どんなメリットがあるか」を宣言するだけで、離脱率が大きく下がります。
もし文章が長くなる場合は、見出し(H2/H3)を適切に使い、段落ごとに結論がわかるようにすることも大切です。

CTAをちゃんと置いて“行動”してもらう

初心者〜中級者のブログ運営者さんからよく聞く悩みが、「アクセスは増えたけど、商品が売れない or 問

一文を短くし、改行・強調を適度に使う

長い文章や句読点の少ない文章は、それだけで読みづらくなります。
なので、記事を書き終わったあとに、一度見直して

  • 主語と述語が遠くなりすぎていないか
  • 箇条書きや太字で、重要情報を目立たせているか
  • 不必要に難しい言葉を使っていないか

をチェックしてみてください。「あれ、何が言いたいんだっけ?」と自分でも思う箇所があれば、すぐに修正すると大幅に読みやすくなります。

「誰の何を解決する記事か」を冒頭で明示する

たとえば、

  • 「このブログは、週3回の筋トレ習慣を作りたいビギナーさんに向けて書いています。読むと、短期間で無理なくトレーニングを継続できる3つの秘訣がわかりますよ!」

というように、冒頭で「あなた向けですよ」と宣言すると、読者は「自分にぴったりだ」と思って先を読みたくなります。
もし手順が長い場合は、見出しごとに “まとめ” の段落を入れて「まずはこれをやってみてください」と促すのも効果的です。

実体験や一次情報を混ぜる

ネットで拾った情報だけをまとめても、「なんだか似たような記事が多いな…」と思われがち。
そこで、自分が実際にやってみた結果や、独自に調べたデータ を含めると、読者に「ここでしか得られない情報がある」と感じてもらいやすくなります。

特に初心者の方でも、「初めてやったらこういう失敗があった」などの“リアルな声”は他の人が書けないオリジナル要素になるので、積極的に盛り込みましょう。

本当に質の高いブログ記事を書く方法については、下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

ブログコンサルティングで教わるべきこと⑤:ブログ運営の姿勢と在り方

もしかしたらブログのコンサルティングをしていく上で、僕が最も重視しているのは、この点かもしれません。

ブログで成果を出すための姿勢と在り方…つまりマインドセットです。

マインドセットと言っても、僕の場合は気合いでガシガシやれ!というメンタル系というより、どうすれば良いコンテンツを、継続して発信し続けられるかにフォーカスを当てて、体制を整えるようなイメージを持っています。

ブログ集客の姿勢と在り方
  • 現場での実績を作り、専門性を高める
  • 得意を活かして、習慣化できる仕組みづくり

この2点が重要だと考えています。

現場での実績を作り、専門性を高める

生成AIが登場し、単なるまとめ記事がほとんど無価値になった今、ブログ集客を成功させるポイントは、いかに有益な一次情報を記事化できるかという点につきます。

もしあなたが、副業などでゼロからブログを立ち上げるフェーズであれば、

  • ブログのテーマに関する、何らかの現場の経験を積み上げること
  • それをコンテンツに落とし込むこと

が必要になります。

アフィリエイトからスタートするのであれば、そのサービスや商品を触ることから始まりますし、無形サービスであれば現場での経験が必要になります。

僕自身も、コーチングを提供するサービスについてブログ集客を行うために、僕自身がコーチになって現場の経験を積み重ねたりしています。

下記は、その実際のデータです。ゼロから立ち上げて一年で、約3万PVほどになり、毎月300件ほどのリスト獲得ができるようになっています。

何度もお伝えしますが、ブログ集客では実体験に基づく情報が何よりも大切です。

予算や時間は、人それぞれ違いますが、まずはできる範囲から…

例えばアフィリエイトする商品を10,000円分だけ買って、実際に使ってみる…みたいな小さなことからスタートしてもOKです。

もし、あなたがゼロから参入する分野であれば、詳しい人をSNSで見つけて話を聞いてみたり、アルバイトをしてみて裏側を覗いてみたり…とにかく一次情報を作るためにどうすれば良いかを考えましょう。

高原

体験系のジャンルであれば、やってみる、行ってみるのも重要です。

例えば僕のゴルフのように、実際にライザップゴルフに通ってみて、実体験に基づく記事を作成し、アフィリエイトをする…というのも良いでしょう。

下記は実際の、そのゴルフブログのデータです。

こちらも月に数万円の収益になっています。

今はゴルフ分野はYouTube発信をメインとしているので、そちらの広告収益の方が大きいですが、基本的にやっていることは同じです。

高原

ゴルフジャンキーTVというチャンネルで、現在は、毎月1,000人のペースで登録者が増えています。

自分のサービスの集客の場合は、現場の情報を出しまくる

もしあなたが、コーチやコンサルなどの個人事業を提供していたり、事業を行っている場合は、とにかく現場での情報を出していくことが大切です。

僕がコンサルをする中小企業さんの場合でよくあるのが、ブログは更新しているけれど、担当スタッフの人に丸投げしていて、一般論をまとめた記事しか書いていないケースです。

要するに、ChatGPTで帰ってくるような情報しか載せていないケースですが、これではなかなか上位表示してアクセスを得る、そしてビジネスに繋げることはできません。

ここに、

  • 具体的な事例
  • 現場での実際のエピソード

といった、実体験に基づく一次情報まで、加えておくと、大きく順位やアクセスが変化します。

高原

例えば、最近でも、僕がコンサルしているクリニック系の事業主様のサイトでは、とあるキーワードの記事に、「症例画像」を追加しただけで、大幅に順位が良くなった…という事例がありました。

個人でも、企業でも、社内の情報は、コンテンツの宝庫です。それを出していくだけで、たくさんの見込み客と接点が持てる…。

事業主さんの場合、実はこの作業は、一番労力が少なく、効果が高い施策の一つです。

現場で普段やっている事例を、ただ載せれば良いだけなのですから。

だからこそ、ボトルネックになるのは、「わかっているけど手が回っていない」を解決することです。

自社の中にある、お宝である一次情報を、しっかりとアップできる仕組みづくりが、僕たちがコンサルティングの最も重要な役割だと思っています。

ブログコンサルティングで教わるべきこと⑥:データ分析と実験改善(PDCA)

個人事業主でも、企業でも…、ブログをアップすることはできるけど、アクセスの分析はほとんどできていない…、出来てもアクセスをちょっとみる程度…という方が大半です。

しかし、ブログ集客で最も難しいのは、「労力に対して効果が大きい、優先順位の高い施策」を見つけることです。

そのためには、より詳細なアクセスの分析が必要です。

例えば、同じ1時間の作業リソースがあったとして、新規の記事の見出しを作っても、その日は特にアクセスも売上も増えません。

しかし、クリック率が低い記事のタイトルを修正すると、翌日からアクセスが大幅に増えたり、順位が上がったり、購入や問い合わせ数が、良くなることがあります。

同じ1時間のリソースを、何に配分するのか…で、ビジネスの成果が大きく変わってしまうわけですね。

だからこそ、「何をやるのかを決める」ために、アクセスを分析し、どこにリソースを割けば、より高い成果が出るのかを戦略的に考えることが重要。

個人事業であれ、中小企業であれ、普通の仕事に加えて、記事作成をするだけで、手一杯になるのが現実です。

だからこそ、専門家と定期的にアクセスを分析して、優先してやった方が良いことを明確化することにコンサルティングを受ける価値があるわけです。

アクセスのレポートを投げるだけのSEO業者も多く、それだけでは無意味なのですが、きちんと実行のサポートまでしてくれるような、ブログのコンサルティングは、やはり重要な意味を持ちます。

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
ブログのコンサルティングを通じて成果を出すために、「コンセプト」「SEOの力」「継続力」 が重要であることをお伝えしてきましたが、その背景には、

  • 自分の強みを活かすこと
  • 後発組が勝てる“ニッチ戦略”を描くこと
  • SEOやライティングの基本を身につけること
  • 一次情報を武器に“信頼性”と“差別化”を打ち出すこと
  • PDCAサイクルを回して、最小の労力で最大の成果を出すための最適化を繰り返すこと

が欠かせません。

特に、AIが台頭する現在、「誰でも検索すればわかる情報」をただまとめて発信しているだけでは差別化が難しい時代に入りました。そんな中でも、あなたが現場で得た一次情報や体験談、専門性は間違いなく大きな武器となります。

  • 「どうやって自分の強みを見つけ、何にフォーカスするのか」
  • 「実際の現場体験をどう記事に落とし込み、コンセプトを強化するのか」
  • 「SEOやライティングをどう学び、自然に“継続”していける仕組みを作るのか」
  • 「どの施策にリソースを割けば、より高い優先度で成果を出せるのか」

これらを一つひとつクリアしていくことで、再現性のある形でブログを伸ばし、ビジネスにつなげられるようになっていくのです。

もちろん、「自分の強みなんて何もない」と感じられることもあるかもしれません。ですが、“あなた自身が当たり前と思い込んでいること” の中にこそ、他の人とは違う“オリジナル”が埋まっています。そこに注目して、あなただけが語れる物語・体験をブログに凝縮することが、他にはない大きな魅力へと繋がります。

もし、

  • 「具体的にどんな強みを活かせば良いのかわからない」
  • 「どんなジャンルでブログを書き、どうコンセプトを定めれば良いのか迷っている」
  • 「SEOを基本からしっかり学び、早い段階で成果を出したい」
  • 「継続やPDCAが苦手で、どこから手をつけて良いのかわからない」

といったお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの背景や得意分野を丁寧にヒアリングしながら、一緒に“勝てるコンセプト”と“継続する仕組み”を作っていけたらと思います。

ブログはただの手段ではありますが、使い方によっては、あなたのビジネスや人生を大きく変えてくれるパワフルなメディアにもなります。

この記事をきっかけに、ぜひ一度、あなたの強みや目的を見直してみてください。小さな一歩を積み重ねていくことで、必ず大きな変化を生み出すことができますよ。

それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。引き続き、あなたのブログライフがより充実したものになるよう、応援しています!

高原

もし、

  • 直接コンサルティングをして欲しい…
  • 一度、何をやれば良いか、整理して欲しい…
  • 正しいやり方を知りたい…

など、ご自分で解決できないお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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また、この他にも、SEOの基本、ライティングの基本などを下記の記事で解説しています。

こちらも、力を入れて作成している記事なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。