初心者におすすめのドライバー10選!アマチュアとレッスンプロの視点で解説
多くの初心者が、「どのドライバーを選べばいいのかわからない」「初めてのドライバー選びで失敗したくない」と感じているかもしれません。
実は、初心者に最適なドライバーを選ぶには、打ちやすさ、価格、そしてブランドの信頼性の3つの要素に注目することが重要です。
この記事では、初心者ゴルファーが知っておくべきドライバー選びのポイントと、市場でおすすめのコスパ最強ドライバー10選を紹介します。
この記事ではゴルフ歴2年目で、ベスト83になった僕が、
- 自分自身で色々なドライバーを使ってみた実体験
- 1年以上通っているライザップゴルフで教えてもらった知識
- 大好きなショップ「ゴルフパートナー」さんで教えてもらっている知識
を総合して、初心者におすすめのドライバーについて解説していきます!
僕自身の初心者としての目線と、プロのコーチ、販売員さんの意見を、まとめて「どのドライバーが良いのか」を考えていきたいと思います!
アマチュアのぶっちゃけ意見を交えながら解説していくので、ぜひドライバー選びの参考にしてみて下さい。
ドライバーは道具と合わせて、技術の向上も必要不可欠ですよね。
下記の記事では、ドライバーに関する初心者によくあるお悩みを解説しているので、こちらも是非参考にしてみて下さい。
ドライバー選びの基本:初心者が知るべきポイント
ゴルフを始めたばかりの初心者にとって、最初のドライバー選びは非常に重要です。
適切なドライバーはゴルフのスキル向上だけでなく、ゲームの楽しみ方にも大きな影響を与えます。
初心者がドライバーを選ぶ際には、特に、
- 打ちやすさ
- 価格
- ブランドの信頼性
の三つの要素を考慮することが重要です。
まずはドライバーを選ぶときのポイントについて解説していきます。
最も重要な点の一つ:「打ちやすさ」とは
打ちやすさは、ほとんどの初心者ゴルファーにとっては、「スライス」をどれだけ防ぐことができるか…が主な焦点になるでしょう。
(スライスとは、利き手方向に曲がる球のことです。右利きなら右に、左利きなら左に曲がってしまう球ですね。)
もちろん、一部の人はチーピンといってスライスの逆に曲がってしまう球を防ぎたいかもしれませんし、そもそも当てるのが難しいという方にとっては、まず当てやすいドライバーを選ぶべきです。
後ほどご紹介するドライバーは、「どのお悩みに特におすすめか」に焦点を当ててご紹介しますね!
ドライバーは大きく分けて、大きなヘッドを持つものと小さなヘッドを持つものがあります。
一般的には、
- 大きなヘッドはミスヒットに強く、飛距離が出やすく初心者向き
- 小さなヘッドは操作性に優れており、上級者向け
と言われているので、初心者は、大きくて重心が低いドライバーが推奨されることが多いです。
ただ、実際のところ、最近のドライバーは、この視点だけではどれが良いか選ぶのは難しいです。
というか、経験上、そんなん初心者にはわからんわ!という感じだと思います。
個人的には、ヘッドの形的に、「当てやすそう」と感じるものとそうでないものがあると感じています。
また、形もさまざまで、「捕まりやすそう(スライスしにくそう)」というものと、「うまく使わないと右に飛んでいきそう」というものが存在します。
このあたりも踏まえて、後ほど、おすすめのドライバーをご紹介していきます。
実はヘッドの形より大事|スイングスピードに適したシャフト選び
初心者がドライバーを選ぶ際には、まずは自分のスイングスピードに合ったシャフトの硬さを選ぶことが大切です。
ぶっちゃけていうと、ヘッドの形状やメーカーよりも、まずシャフトが重要です。
これは長くゴルフをやっている人や、上級者にとっては常識なのですが、初心者にとってはピンとこないことが多く、おろそかにしがちです。
実際、僕もそうでした…
ただ、実は初心者ほど、シャフトがあっていない場合の悪影響が大きいんです。
上級者はシャフト違いがわかるので、それに合わせて振ることができるのですが、初心者にはできないからです。
スイングスピードが遅い人は「柔らかいシャフト(レディースやソフトフレックス)」を、スイングスピードが速い人は「硬いシャフト(スティッフフレックス)」を選びます。
基本的に、シャフトが硬い方が球は曲がりづらくなります。
ですが、硬ければその分、パワーがないと触れないので、「振り遅れ」や「飛ばない」という別の問題が出てきてしまいます。
なので、結局のところ、人それぞれのスイングスピードや、筋力に合った物を選ぶしかありません。
ざっくりとした目安ですが、基本的には下記のようなイメージでシャフトを選びましょう。
スイングスピード別 シャフト選び
- 女性や細身でパワーが少なめの男性 (スイングスピードが約38m/s以下)
- シャフトの硬さ: フレックスR、SR(Lレディース、Aシニア)
- シャフトの重さ: 軽量(約40-50g)
- 推奨ポイント: 軽量で、柔らかくしなりやすいシャフトを選ぶ。パワーが弱い分を、シャフトのしなりでカバーして、飛距離を出してくれる。
- 運動神経が良い女性、標準的な筋力の男性 (スイングスピードが約38-42m/s)
- シャフトの硬さ: フレックスS
- シャフトの重さ: 中量(約50-60g)
- 推奨ポイント: シャフトは少し固めで、重すぎず軽すぎずの重量。しなりすぎず、重すぎない重量で、パワーをロスせずに飛距離を出す。
- 女子プロレベル、パワーがありスイングが速い男性 (スイングスピードが約42-47m/s)
- シャフトの硬さ: フレックスS
- シャフトの重さ: 中重量(約60-70g)
- 推奨ポイント: シャフトは少し固めで、重量を少し重めに。パワーが有る分、軽すぎるとスカスカしてしまうので、重めのシャフトでしっかり振れるにする。
- アスリートレベルの筋力、スイングスピードの男性 (スイングスピードが約47m/s以上)
- シャフトの硬さ: フレックスX
- シャフトの重さ: 重量(70g以上)
- 推奨ポイント: アスリートレベルのパワーでは、通常の硬さと重さでは、シャフトがしなりすぎて扱えない。固く重い物を選び、シャフトがパワーに負けて曲がり過ぎる事を防ぐ。力を十分に伝えられるとめっちゃ飛ぶ。
普通は、女性なら①、男性なら②を選べば間違いないです。
僕もそうでしたが、徐々に慣れてきてスイングスピードが上がってくると、上のスペックのシャフトに変えるタイミングがやってきます。
なので初心者のうちは、自身の筋力に合ったシャフトから選び、上達してスイングスピードが上がったらスペックをあげていくイメージでOKです。
初心者におすすめの価格帯
初心者向けのドライバーは、高価なものから手頃な価格のものまで幅広くあります。
ざっくりのイメージですが、下記のような相場感を持っていればよいかと思います。
- 古い中古クラブ(1〜3万円)
- かなり古めだが使えるレベルのもの。ただ、使わなくなった時に、中古で売ってもお金になりづらい。
- 新し目の中古クラブ(2〜5万円)
- 新品じゃないがモデルが比較的新しいもの。または古くても未だに人気のクラブ。使わなくなった時、中古でも比較的高めで売れるのでお得。
- 最新の新品クラブ(5~10万円)
- 新品の新しいモデル。高いけど、持ってると話題になる。高くてもったいないと思いきや、人気が続くモデルなら値下がりが少なく中古で売れるので、実はコスパもよかったりする。
このあたりは、完全に、あなたの予算で選んでOKです。
ドライバーは、「どれを使っても一緒」とまではいいませんが、比較的人気のモデルで、5年以内くらいのものであれば、古くても性能的にも全く問題ありません。
実際に、僕もメルカリで買った初代のSIM(2020年モデル)が、今メインで使っているドライバーです。
プロでも古いドライバーを使っている人も多いですし、ライザップで担当していただいている久貝コーチからも、良いドライバーだとお墨付きをいただいています。
なので、予算が少ない方、ゴルフをずっと続けるかわからないという方は、最初はあまり高価なドライバーを選ぶ必要はありません。
もちろん1万円から3万円程度の中古ドライバーでも十分です。
特に初心者のころは、打ち方もコロコロ変わりますし、上達してスイングスピードもすぐに上がったりします。
買い替えを想定しておくのがポイントです。
では、新品はよくないのかというと、決してそうではありません。
もちろん、新作はさまざまな工夫をほどこして、初心者が扱いやすいように作っていますし、何よりも「お!それ新しいやつやろ?」と周りとの会話も弾みます。
価格はもちろん高いですが、その分、中古で売ればリセールバリューもあるので、実はお得度で言ってもそんなに悪くないと思います。
僕は基本的に中価格帯の中古を買うことが多いですが、このあたりはぶっちゃけ、どれくらいでもいいです。
メーカーの信頼性
価格帯がそれなりであれば、どれを選んでもOKと言いましたが…
さすがに数千円の謎メーカーのドライバーとかはやめたほうがよいです。
実は僕も失敗体験があります…
僕自身、最初に買ったのがAmazonに売っていた謎のメーカーのゴルフセット(10本セットで2万円)という超格安のものだったのですが…
ドライバーは始めてのラウンドのときに、ボールを打ってから、中の何かが割れてしまったのか…振るたびに「カラカラ」と謎の音がするようになりました。
それ以降も1~2回は使いましたが、どこかが割れているドライバーを振り回すのも危ないので、結局すぐに新しいものを買う羽目になりました。
もちろん、世の中には「地クラブ」といって、地域の町工場などが手作りで作っている、「知る人ぞ知る名品」的なドライバーもたくさん存在します。
ただ、初心者の段階で、それを選ぶのはハードルが高いですし、Amazonや楽天などに打っている、謎メーカー品は、僕のように安物買いの銭失いになる可能性もあります。
そう考えると、初心者が選ぶべきは、有名ゴルフメーカーのものが間違いありません。
具体的には、下記のメーカーから選ぶとよいでしょう。
- タイトリスト (Titleist) – プロフェッショナルやアマチュアに広く支持されているアメリカのブランド。
- テーラーメイド (TaylorMade) – 革新的なテクノロジーで知られる、ドライバーやアイアンが特に人気。
- キャロウェイ (Callaway) – 高性能なゴルフクラブを提供し、全レベルのゴルファーに適した製品を持つ。
- ピン (PING) – カスタムフィッティングに強みを持つ、精密なゴルフクラブを提供。
- ミズノ (Mizuno) – 日本発のメーカーで、特にアイアンの品質が高く評価されている。
- コブラ (Cobra) – カラフルでユーザーフレンドリーなゴルフクラブが特徴。
- クリーブランド (Cleveland Golf) – ウェッジとパターで特に有名。
- ウィルソン (Wilson) – スポーツ用品全般を手がける老舗で、特に価格と性能のバランスが良い。
- ブリヂストン (Bridgestone) – ゴルフボールと共に、高品質なクラブも製造。
- SRIXON (スリクソン) – 特にアジア市場でのシェアが高く、パフォーマンスが高い製品を提供。
- アダムスゴルフ (Adams Golf) – 特にハイブリッドクラブで知られており、中高年ゴルファーに人気。
- ベティナルディ (Bettinardi) – 高級パターの製造で知られる、精密な工作技術を誇るブランド。
- ツアーエッジ (Tour Edge) – 高性能でコストパフォーマンスに優れたゴルフクラブを提供するアメリカのメーカー。
- ホンマゴルフ (Honma Golf) – 高級ゴルフクラブの製造で有名で、特に日本国内外で高い評価を受けています。
- XXIO (ゼクシオ) – 軽量で振りやすいクラブが特徴で、特にシニアゴルファーからの支持が強いブランド。
そのうえで、予算に応じてちょっと古めの中古を選ぶか、新し目の中古か、はたまた新品を選ぶか…という選択をするのがベストだと思います。
市場でおすすめの初心者向けドライバー10選
初心者にとって最適なドライバーを選ぶことは、ゴルフスキルの向上と楽しみ方の基礎を築くために重要です。
市場にはさまざまなブランドとモデルがありますが、ここでは特に初心者におすすめの10種類のドライバーをピックアップしました。
これらのモデルは、使いやすさ、性能、コストパフォーマンスのバランスが取れています。
おすすめの初心者向けドライバー10選
では、基本的な選び方を解説したところで、具体的におすすめの商品を10個ご紹介します。
ここでご紹介するのは、古すぎず、今買っても十分に使えるものとして、2022年以降に発売されているものを目安として、初心者に特におすすめのドライバーをピックアップしています。
これらのモデルは初心者のニーズに応じた特性を持ち、ゴルフの楽しみを最大限に引き出します。
- タイトリスト TSR2 (2022)
- 打ちやすさと許容性を重視したデザインで、広いスイートスポットが特徴です。初心者でも安定したショットが可能です。
- テーラーメイド Stealth (2022)
- 画期的なカーボンフェイス技術を採用し、軽量でありながら高い反発力を提供。スピードと距離を効果的に向上させます。
- キャロウェイ Rogue ST Max (2022)
- Tungsten Speed Cartridge技術により、低重心で高い打ち出し角と低スピンを実現。初心者にも扱いやすい設計です。
- ピン G430 Max (2022)
- 高いモーメントオブインナーシャを実現し、オフセンターヒットでも安定したパフォーマンスを提供します。
- コブラ LTDx (2022)
- PWR-CORテクノロジーにより、低重心と高いボールスピードを実現。広範囲のゴルファーに適応します。
- ミズノ ST-Z 220 (2022)
- 低スピンと安定した飛距離を実現する設計で、ボールのコントロールがしやすく、初心者にも最適です。
- クリーブランド Launcher XL (2022)
- 特大のヘッドサイズと低重心設計で、ハイボールスピードとフォルギビネスを実現。使いやすさが魅力です。
- Srixon ZX5 MK II (2022)
- リバウンドフレーム設計で効率的なエネルギー伝達を実現し、一貫性のある飛距離と正確性を提供します。
- ウィルソン Staff Model (2022)
- 高い許容性とパフォーマンスを低価格で提供し、予算を重視する初心者に最適な選択肢です。
- ブリヂストン Tour B JGR (2022)
- 使いやすさと高い飛距離を両立したモデルで、初心者でも快適に使用できます。
これらのドライバーは最新技術を駆使しており、初心者がゴルフを学ぶ上で大きな助けとなることでしょう。
各モデルは初心者が容易にボールを打ち出し、一貫したパフォーマンスを得られるよう設計されています。
ドライバー選びで失敗しないためのチェックリスト
ドライバーを選ぶ際には、多くの初心者が見落としがちなポイントがあります。以下のチェックリストを用いることで、最適なドライバー選びをサポートし、一般的な落とし穴を避けることができます。
初心者が見逃しがちなポイント
- シャフトの硬さ: 自分のスイングスピードに適したシャフトの硬さを選ぶことが重要です。スイングスピードが遅い場合は、柔らかいシャフトが向いています。
- ヘッドサイズ: 大きなヘッドサイズは許容性が高く、初心者には打ちやすいですが、過度に大きいモデルを選ぶと扱いにくくなることも。
- 重心の位置: 低重心のドライバーはボールを空中に上げやすくし、飛距離を伸ばす助けとなります。
購入前に確認すべきドライバーのスペック
- ロフト角: 初心者は、ロフト角が高めのドライバーを選ぶと良いでしょう。これによりボールを簡単に空中に上げることができます。
- 長さ: 長すぎるドライバーはコントロールが難しくなります。自分の身長に合った適切な長さを選びましょう。
- グリップの太さ: グリップが手にしっくりこないと、スイング時に不安定になります。手のサイズに合ったグリップを選ぶことが重要です。
オンライン購入の注意点
- 試打の有無: 可能であれば購入前に試打を行い、実際に自分に合ったドライバーであるか確認することが望ましいです。
- 返品ポリシー: オンラインで購入する場合、返品や交換のポリシーを確認しておくことが安心につながります。
- ユーザーレビュー: 他のゴルファーのレビューを読んで、そのドライバーの評価を確かめることも一つの手です。
このチェックリストを参考にすることで、ドライバー選びでの一般的な失敗を避け、より自分に合ったモデルを見つけることができるでしょう。
初心者によくある勘違い
ゴルフ初心者がドライバーを選ぶ際には、しばしば誤解されがちな点がいくつか存在します。
ここでは、それらの誤解を明らかにし、適切な選択を支援するための真実を提供します。
- 誤解: 一番高価なドライバーが最も良い性能を持つ。
- 真実: ドライバーは使用者のスキルやプレイスタイルに合ったものでなければなりません。高価なドライバーが必ずしもすべてのゴルファーに最適とは限りません。
- 誤解: ドライバーのロフト角は低い方が良い。
- 真実: 初心者にはロフト角が高いドライバーの方が適しています。高いロフト角はボールを空に簡単に打ち上げるのを助け、飛距離を伸ばすことができます。
- 誤解: シャフトは硬い方が飛距離が出る。
- 真実: シャフトの硬さはスイングスピードに合わせて選ぶべきです。硬すぎるシャフトは、スイングスピードが遅い初心者には制御が難しく、逆にパフォーマンスを低下させることがあります。
このあたりは、実は間違っている点なので、ぜひ頭に入れておいて下さい。
まとめ:予算に応じて、必要十分なドライバーを選ぼう
初心者のドライバー選びで大事なことは、新しさや最新スペックかどうかということよりも、「予算的に十分で、なおかつ問題なく使えるものなのか」という点です。
そして具体的には、
- 打ちやすいヘッドか(スライスしにくく、打ちやすそうだと感じるか)
- シャフトが合っているか
- 予算内か
という3点が重要です。
最新のアイテムであってもそうでなくても、特に問題はありません。
それよりもシャフトとヘッドが大事ですから、あなたが使いやすいと思える条件のものを選ぶようにしましょう。
また、自分が大好きなドライバーが見つかるまでは、買い替えをしていく可能性が高いです。
そうなると、リセールの可能性も踏まえて選ぶとよいかと思います。
スイングスピードとシャフトのフィッティングなどは、地域のゴルフショップなどで行ってくれるので、ぜひ気軽に店員さんに相談してみるとよいかと思います。