【家でも出来る】ゴルフは素振りで最速上達!大人から始めて、A級ティーチングプロになった筆者が実践していた練習法
こんにちは。ゴルフジャンキーズ編集長の高原です!
このメディアでは、すべてのアマチュアゴルファーのスキルアップを応援するべく、様々なプロ・トップアマの方々から、役立つ知識を教えていただきます。
今回は、ティーティングプロA級の篠原 奨吾さんに、
・素振りの重要性
・スコアアップと素振りの関係
・正しい素振りの実践方法
について解説していただきました!
ゴルフを始めたばかりの初心者から、100切を目指している方、さらに高いスコアを目指している方にも、とても実践的で役立つ知識を教えていただいたので、ぜひ皆様のスキルアップにお役だてください^^
ーー↓ここから篠原さんの解説記事になります。↓ーー
こんにちは!日本プロゴルフ協会 ティーティングプロA級の篠原 奨吾です。
僕は、社会人からゴルフを始め、公益社団法人 日本プロゴルフ協会 ティーティングプロA級のライセンスを取得しました。
僕は、ゴルフを始めたときから、みなさんと同じ”社会人ゴルファー”です。
月に1~2回のラウンド、週に1〜2回の練習場…という限られた条件のなかで、A級ティーチングプロになることができました。
その限られた条件の中で、100切、80台、70台、プロテストとステップアップできたのは、間違いなく「素振りに真剣に取り組んだ」事が最大の要因です。。
おそらく、ほとんどのアマチュアゴルファーの方が、素振りをやってみようと思ったことはあるけど、
- 正しい素振りのやり方がわからない
- やって意味があるのかわからない
- 素振りで何を得られるかあいまい
という状態だと思います。
ですが、この記事で、素振りの大切さ、スコアとの関係、正しいやり方を知ってもらえれば、必ず皆さんの上達の役に立ちます。
僕をプロにしてくれたのは、間違いなく素振りです。
また、多くのレッスン生の方をみていても、さまざまな種類の素振りをしてもらうことで、100切りなどの目標達成に、間違いなく効果があります。
週1の打ちっぱなしで200球打つより、毎日30回の素振りをしたほうが、上達の近道です!
素振りこそ、僕たち社会人ゴルファーにとって、究極の練習です。
お金も時間もかからない上に、効果バツグンです。
ぜひ正しいやり方をマスターして取り入れてみてください!
ー↓この内容は動画でも解説しています↓ー
より細かい部分がわかりやすいので、ぜひ合わせてご覧ください。
素振りのメリット・デメリット
まずは、いかに素振りが重要なのかを解説します。
メリットに加えて、デメリットもしっかりとお伝えしますので、理解した上で取り入れるかどうかを考えてみてください。
素振りのメリット
基本的には、下記のようなメリットがあります。
・お金が掛からない。
ゴルファーの大半は、仕事をしながらゴルフをしています。
僕も会社員ゴルファーの一人ですが、もちろん使えるお金には限りがあります。
だからこそ、ゴルフを効率よく上達していくためには、お金の使い所が重要。
人それぞれ、月に使えるお金は違うと思いますが、月に何十万円もゴルフに使える方は少ないでしょう。
限られた予算の中で、上達を目指すなら
- ラウンド経験(実践の中で、生きた芝に慣れる、傾斜などの対応力をつける)
- ギア(自分のスイングや体格、パワーに合ったシャフト、クラブを手に入れる)
といった絶対にお金を使わないといけない所に、優先して投資するべきです。
逆に、正しいスイング、安定したボールコントロール、を得るためには、必ずしも練習場で球を打ちまくる必要はありません。
ゴルフは、”ボールを打ちに行くこと”で、スイングを壊す事が多いです。
無目的にボールを打ちまくる練習は、むしろ逆効果にさえなります。
スイングづくり、ボールコントロール力をつける練習に「正しい素振り」を取り入れることが出来れば、浮いた予算をギアやラウンド経験にあてることができ、さらに上達速度を早めることが出来るというメリットがあります。
・自宅や公園どこでもできる。
素振りは自宅や公園など少しのスペースさえあればどこでも出来るとても効果的な練習です。
- 会社で仕事が遅くなり練習場に行く時間がない。
- 家庭、家族があり練習場に行く時間がない。
ゴルフが上達したいのだけど練習場に行く時間がないと諦めている方にとてもお勧めの練習です。
後半で解説しますが、僕が教えている素振りは、家の中でもできるものばかりです。
※フルショットのスイングをしないものが多い
部屋の中や、駐車場などでも、十分にできるので、いつでも実践可能です!
僕の経験、そしてレッスン生を見てきた、その上で言えることがあります。
それは、週に1回、打ちっぱなし上で200球打つより、毎日15分でも素振りをやったほうが間違いなく上達するということです。。
その大きな理由として、毎日クラブを握るからこそ、日常の中で自由に扱える道具になってくるという要素があります。
お箸や、歯ブラシが、自分の手のように思い通りに動かせるのと同じイメージです。
これは、週に1回数時間ではなく、”毎日使うもの”だからこそ得られる感覚です。
素振りの重要性の一つは、クラブやスイングが、自分の体に馴染んでくるという点があります。
ライザップゴルフの久貝コーチに100切りのコツを習ったときも、同じ事をおっしゃっていました!
とにかく、毎日パターを握ること自体が大事で、やっていると自在に扱える感覚が生まれてくるとのこと…
下記の記事でおっしゃられていたので、こちらもぜひ読んでみてください^^
・毎日コツコツと継続しやすい。
素振りは、短い時間でも取り組みやすいことが大きなメリットです。
ちょっとした空き時間…例えば5分でも、10分でも…やろうと思えば1分の空き時間でも行うことが出来ます。
そして10分間だけでも、数十回のスイングを行うことが出来ます。
この手軽さが、クラブを握る時間を伸ばし、その時間がクラブコントロールの力をつけていきます。
ゴルフにおいて”毎日少しずつ練習する”はとても難しい事かもしれませんが、素振りそれが実践できます。
練習場に行く時間がない方が、毎日少しずつでも数回、数十回、数百回行うほうが上達が早いと思います。
素振りのデメリット
僕たちアマチュアゴルファーにとって、素振りをやらない最大の理由は、「どんな素振りをすればよいかわからない」ということのような気がするのですが…
デメリットはあるのでしょうか?
そうですね。
唯一あるデメリットは、その点ではないでしょうか。
下記が、唯一の素振りのデメリットといえます。
・漠然と素振りをしても効果がない。
正しく行えば効果の大きい「素振り」ですが、逆にただ振るだけでは効果がなく、スイングに悪影響を及ぼす場合もあります。
逆にここに注意をするだけでそのデメリットも改善されます。
つまり、正しい素振りさえ理解できれば、メリットしかない最強の練習になります。
だからこそ、初心者のうちに、正しいスイング、ダメなスイングを頭にいれるのが理想的です。
なので、ゴルフの素振りはスクールなどで定期的に見てもらうことをお勧めします。
もちろん、この記事でも、正しい素振りをお伝えするので、取り入れてみてください!
・本気で上達するなら
この記事でも素振りのやり方を解説しますが、やはり個別の悪い癖や、間違いを指摘してもらうためには、レッスンが必要です。
まずはお試しや、数回など、始められる範囲からでもよいので、ぜひ最寄りの練習場などでレッスンに挑戦してみてください。
僕の経験上、本当にコスパ良く上達できるのは、下記の組み合わせです。
・ボールを打つ練習は、レッスンで(問題を指摘してもらえる)
・それ以外は自宅で素振り(問題を改善する反復練習)
地味ですが、結局はこの流れが最も上達に近づきます。
ボールを打つ所を、レッスンで見てもらう事で、スイング上の問題点を指摘してもらうことができます。
それを持ち帰り、素振りで治して、また次のレッスンに向かう。
この繰り返しが、最速の上達方法です。
打ちっぱなし場で、自分の力だけで、200球打ったところで、スイングの改善ポイントは明確になりません。
そもそも自分のスイングを自分で見ることができませんし、もし動画で撮影したとしても、初心者には、スイングの問題点を正しく見極めることは難しいでしょう。
そうなると、数をこなすほど間違ったスイングを染み込ませてしまうことになります。
ボールを打つときは、よりスイングの問題が露呈するからこそ、プロにチェックしてもらう意味があります。
- 「今の自分に必要な素振りは何でしょうか?」
- 「家で素振りの練習をしたいと思うのですがどんな練習が必要でしょうか?」
と尋ねるとスクールの方が、適切な素振りを教えていただけると思います。
経験値が溜まってくれば、自分で改善箇所がわかったり、映像を見れば問題にきづけるようになってきます。
そこまでくれば、レッスンの回数も減らすこともできます。
まずは、実際に見てもらい、あなたに合った素振りの方法を教えてもらうことをお勧めします。
ここさえ抑えておければ素振りにおけるデメリットはほぼありません。
素振りをすればするほど上達する、良い傾向になっていきます。
打ちっぱなしに行く回数を減らして、浮いたお金で1回のレッスンに回す…というのもおすすめです。
素振りの2つの意味
素振りには、正しいゴルフのスイングを体に覚えさせる目的があります。
ゴルフスイングにおいて、完璧という理論は存在しないと思っておりますが、今回の記事では便宜上「正しいスイング」と言わせていただきます。
僕は「素振り」にも2種類あると考えていて、その両方を、自分自身のゴルフや、レッスンに取り入れています。
それは、
- コースでの素振り(ライや状況に合わせて、イメージを出すもの)
- 動きを覚える素振り(治したい箇所、正しい動きを覚える練習)
の2つです。
この2種類の素振りを自身の中で理解して取り組んでいくことで、「素振り」の効果は高まります。
上級者ほど、この2種類の素振りが上手なイメージがあります。
1.コースでの素振り
コースでの素振りや、ショット前の素振りは本番前のリハーサルです。
ショット前の素振りは本番のショットのリハーサルです。自分が今からどんなショット、球筋を打ちたいかを明確にイメージすることが大切。
これは全ショットに共通しています。
実際のラウンドでは、傾斜、フェアウェイかラフか…など様々な条件があります。
その上で、そのホールをどのように上がるかという、戦略から打ちたいボールが決まってきます。
その打ちたいボールを、今置かれた条件のなかで、どのように打つか。この事前シミュレーションが、本番における素振りの意味です。
芝を擦ってライを確認する作業も含めて、事前の素振りでどんなスイングで、どんな球を打つかをイメージする事が、ゴルフにおいてはとても重要です。
普段から素振りを行い、スイングと球筋を理解できていなければ、この工程も上手く行うことが出来ません。
上級者になればなるほど素振りでの弾道、距離感などのイメージが伝わると思います。
本人がどのようなボールを、どのようなスイングで打ちたいか、強くイメージして素振りをしているからです。
2.練習で行う素振り
常日頃の素振りは、正しい動きを身につけるのが目的です。
正しいスイングを体に覚えさせ、素振りで反復することで、体の動きに無駄がなくなり正しいスイングを体に記憶させられる。
素振りだけでも正しいゴルフ感覚は十分に養えると思っておりますし、球を打つ回数が少なくてもコースに行く回数が少なくても、素振りの練習の効果を上げる事で上達は可能です。
次の項目から解説しますが、クラブ以外のボールなどを使った素振りを行うことでも、様々な効果が得られます。
スコアにつながる!6つの素振り練習法
では、ここからは、具体的に、僕がレッスン生に教えて効果が出ている、6つの素振りの練習法をお伝えします。
バランスボールやストレッチポールなども使いますが、似たもので代替してもらってもOKです。
それぞれに、個別のメリットがありますので、ぜひ実践してみてください。
今回ご紹介するのは、下記の6つの素振りです。
- バランスボール素振り
- ストレッチポール素振り
- 水平素振り
- クロスハンド素振り
- スプリットハンド素振り
- 片手素振り
といった順番で素振りに取り組んでいきます。
では、ここからは早速、具体的な練習方法に入りましょう!
上達法①:バランスボール素振り
まず最初にやっていただきたいのは、バランスボール素振りです。
こんなんやって意味あるの?と思うかもしれませんが、めちゃくちゃ重要な素振りです。
やり方は見たままで、バランスボールを両手で抱えて持ち、体を左右に回転させます。
バランスボールは、とても大きいので、腕だけで振る事はできません。つまり絶対に手打ちのスイングができません。
ゴルフスイングでよく手打ちはダメと言われていますが、クラブで練習をしているとどうしても手で操作するクセが抜けません。
なので、まずはそもそも手で操作が出来ないバランスボールをスイングすることで、腕・手以外の動かし方を理解します。
バランスボール素振りのイメージをもった状態で、クラブに持ち替えて素振りをすると、手打ちをせず体を使ってスイングする感覚が理解できるはずです。
上手に行うポイントは、遠心力です。
テイクバックで遠心力を働かせて、バランスボールの動きに体が引っ張られて体が捻転する正しい動きを覚えましょう。
初心者の方は、この素振りだけは、絶対にやっておいた方がいいです。
いきなりクラブを握ると、間違いなく”手打ち”をしてしまい、それがクセになってしまいます。
もし僕自身が、これからゴルフを始めるのであれば、間違いなくこの素振りに、多くの時間を割いてからボールを打ちます。
実際にやってみたのですが、確かに、これだと手打ちが出来ません!
体で振る、下半身で振る…といった上級者が言っている事が、感覚的にわかる気がします!
最初に球を打とうとすると、絶対に手打ちのクセがつくんですよね。
だからこそ、最初に素振りを固めてから、ボールを打つという順番で練習してほしいんです。
上達法②:ストレッチポール素振り
次に行ってほしいのは、ストレッチポール素振りです。
バランスボールよりは、少しクラブに近い動きができますね。
そうです。
バランスボールでは体の動きが中心でしたが、ストレッチポールになると、アームローテーションも使えるようになります。
ですが、手首は使えないので、手先で操作してしまうクセを防ぐことができます。
こちらも、やり方はシンプル。ストレッチポールを両手で持って素振りを行います。
先程のバランスボール素振りでは、体幹を使ってスイングする感じを体験しました。
こちらのストレッチポール素振りでは、ダウンスイングにおけるリリースやそのタイミングを把握、体験することが出来ます。
ストレッチポール素振りは、手先だけでは振ることが出来ません。
ストレッチポールは太すぎるので、手でグリップできませんね。
手と手で挟むように持つしかできないので、握力が使えず、手先でスイングすることができません。
無理やり手を使って振ろうとすると、腕が捻れてストレッチポールは腕から落ちてしまいます。
両手が滑らないようにしっかり持つには、構えた時の手首の角度をキープし、腕の適切なローテーションを入れて振るしかありません。
上体の使い方と、体の回転を同時に体感出来る素振りです。
ここまでで、体感の使い方をバランスボールで、上体やアームローテーションをストレッチポールで、理解しました。
次からは、クラブを持ってより、本当のスイングに近い動作を行っていきます。
上達法③:水平素振り
次に、前傾をせずに真正面で、ゆっくりとスイングをする水平素振りです。
このように、上体を起こしたままでクラブを真横に振るのが、水平素振りです。
腕や手先を使わず体のターンでクラブを横に振っていくことで、自然なリリースの感覚がつかめます。
テイクバックで、シャフトが地面と平行になるようにスイングします。
この位置にテイクバックすると、前傾した時のオンプレーンの状態になります。
また、クラブのライ角のイメージが作りやすいのもメリットです。
アドレスの姿勢から上体を起こすだけなので、
- 手首の角度はアドレスと同じ
- インパクトでも手首の角度が変わらない
という2点を、意識することがポイントになります。
オンプレーンの位置、手首の角度を理解するためにも、この練習は、ぜひ鏡の前でやってみてください!
やってみると、いろいろな気づきがあるはずです!
上達法④:スプリットハンド素振り
次に行ってほしいのは、右手と左手を話して持つ”スプリットハンド”で素振りを行う練習です。
こちらの動画のように、両手の間隔を離して素振りを行います。
ストレッチポールよりも手を使えるけれど、スプリットハンドにしている分、普通のスイングの時よりは手打ちがしにくい状態になります。
スプリットハンドの状態だと、正しい手の位置、グリップエンドの位置、フェースローテーションを行わないと、フィニッシュまで振れません。
逆に言うと、フィニッシュまで取れるスイングをやろうとすれば、自然と正しいフェースターンのやり方がつかめることになります。
スプリットハンドは、得られる事が多く、ボールを打つ練習の時にもおすすめです。
スプリットハンドのメリットは下記です。
- 自然なフェースローテーションを覚えることが出来る
- インパクトからフォロースルーにかけて、クラブヘッドが両手を追い越すイメージを体験できる
これらのメリットを得るためには、フェースを手で返してはNGです。
フェース面の向きを意識して体を回せばフェースが自然にターンしますので、その感覚を身に着けましょう。
上達法⑤:クロスハンド素振り
次におすすめなのは、両手を逆に握って素振りを行う、クロスハンド素振りです。
クロスハンドの1番の利点は、体をしっかりと回転させないとフィニッシュまで振り切ることが出来ない事です。
ダウンスイングからインパクト、フォースルーにかけて体を回さないとクラブを正しくリリースできません。
体をどのように回せばいいかを掴みやすい素振りです。
僕のレッスン生の方には、必ず最初にこのクロスハンドでボールを打ってもらっています。
素振りだけでなく、ボールを打つ練習の時も、クロスハンドが有効なんですか?
そうなんです。ぜひやって欲しいです。
特にほとんどの方が最初にゴルフでつまづくのが”スライス”だと思うのですが…
この練習をすると、スライスに悩まないスイングを身につける事ができるんです。
クロスハンドの練習が有効なのは、「右肩が突っ込んでしまうことにより、体が開き、アウトサイドイン軌道になる」というアマチュアゴルファーに特に多いスライスの症状を矯正することができる点です。
下記の図が、多くのアマチュアゴルファーが抱えている、スライスの原因です。
僕たちの両腕はほぼ同じ長さです。
それにも関わらず、ゴルフクラブを握るときは、左手が上、右手が下です。
こうなると、図のように、右腕の長さを調整するために、右肩が下がりながら、少し胸が前を向く状態になりがちです。
体が開いているので、最初からカット軌道になってしまいます。
これを、クロスハンドにすると、矯正することができます。
普通のグリップのときと違い、今度は左腕の方が長さが足りなくなるので、自然と体が閉じて、カット軌道でスイングできなくなります。
この状態で素振りをしたり、ボールを打つ練習をすると、自然と「インサイドイン」「インサイドアウト」の軌道のイメージを掴むことが出来ます。
これの感覚を身に着けておけば、正しいスイング軌道のイメージを持てているので、
普通のグリップに戻したときもカット軌道のクセがつきにくくなります。
クロスハンド素振りは、特に
- ダウンスイングで右肩が突っ込んでしまう人
- アウトサイドイン軌道からスライス出る人
- 体の右サイドの使い方が上手く使えるようになりたい人
にお勧めです。
スイング矯正にも役立つ上に、肩のラインをスクエアにセットしやすいため、アライメントチェック法としても役にたちます。
また、コースでも、ライや傾斜の確認としても、めちゃくちゃ有効です。
ラウンド中の素振りにも効果的で、ショットを打つ前に、クロスハンドで芝を軽く擦る素振りをやってみることをおすすめします。
「どのような軌道でクラブを入れれば、綺麗に芝を擦れるのか」というイメージがつきやすく、ショット前の確認作業としてもおすすめです。
上達法⑥:片手素振り
最後にやっていただきたいのが、片手素振りです。
やり方は、シンプルで「片手でフルショットのスイング幅で、素振りをする」のみです。
思いっきり強く振る必要はありません。
大きくゆったりと、振ればOKです。
片手素振りは、正直、あまり意味を理解していなくても、振るだけで上手くなると思っています。
何故なら間違った振り方の場合、そもそもフィニッシュまで振れないという事が発生します。
この素振りに関してはとても雑な説明になってしまいますが、体の使い方フェースの使い方が合っていないと最後まで振れないのです。
片手でよどみなく最後までスイング出来る体の動き、フェースの向きを是非探してみてください。
「どうすれば、バランスをとって安定して振れるだろう」
それを考える事自体が、正しいスイングを身につける練習になります。
自分の体、骨格に合った素振りをこの片手打ちで見つけてほしいです。
素振りを取り入れる際の注意点
下記の2点は、素振りの練習を取り入れる時に、意識しておいてほしい点なので、ぜひ頭の片隅に入れていただければと思います。
注意点1:素振りは素手で行おう
普段の素振り練習時は、素手で行うことで、適正なグリップ、握り加減を掴みやすいです。
グローブを使うより摩擦がすくなくなるので、スイング中にグリップをひねる動きが軽減され、スイング軌道、フェース面が安定します。
なのでこれから下記に記載する素振りも基本は素手でやってみることをお勧めします。
注意点2:必ず逆スイングも行おう(怪我予防)
怪我予防のため、素振りや練習を行うときには、できるだけ「逆スイング」も行う癖をつけてください。
右打ちの方は左打ちを、左打ちの方は右打ちのスイングです。
これは、体をリセットするする効果があります。
ラウンド中、ラウンド後、練習後などに体の筋肉をリセットする効果があります。
ゴルフスイングは基本的に一定方向にスイングを行うため体のバランスが偏りがちになってしまいます。
そのためこれから下記に記載する素振りの練習を行った後は逆素振りでバランスを整える癖をつけて練習に取り組みましょう。
まとめ
例えばこれからゴルフを始めるとして初ラウンドが3ヶ月後、半年後などの期間を設定した上でゴルフをはじめるのであれば,
素振りの期間の3分の2を素振りの練習に当ててもいいと思っています。
できるだけ早いタイミングで、正しい動きを体に覚えさせてから球を打つ方が、上達が早いのは間違いありません。
もし戻れるのであれば自分自身も素振りから練習を始めて、ゴルフというスポーツに取り組みたかったです。
私自身の経験の中で唯一後悔しているのは最初にもっと素振りの練習を取り入れて取り組んでおけばよかったと思ってます。
追記:お金は出来るだけコースでの経験に当てるのが、上達の鍵
少し雑談になりますが、自分自身の実績と経験からも言えることについて少しだけ書かせていただきます。
自分は会社員として勤めながらゴルフに取り組んでいます。
そんな自分よりもゴルフ歴の長い方であったり、自分よりも練習場に行く回数が多く球数を打たれている方はたくさんいると思います。
それでも上達せずに伸び悩んでる方を、見受けます。
この点だけを考えても、「練習場での球数は、ゴルフの実力と一致しない」ということがわかると思います。
そこで、少し上達のためのルートを工夫して、素振りの練習に時間を割いてみてはいかがでしょうか?
僕は試行錯誤で「素振り」の重要性に気付きました。
そして、その中で僕が感じた、素振りの最大のメリットは、練習場に行くために使っていたお金をコースでラウンドするためのお金にあてられるということでした。
会社員という立場上で他の上級者との差が1番開くのはコースでの経験値だと思います。
限られた環境の中で上達を望むのであれば、予算や時間は出来るだけラウンド(生の芝、傾斜での実践)での経験に回したいところです。
スイングの調整を素振りで行うことが出来れば、そこにフォーカスできてくると思います。
そうすれば自然と練習に工夫が生まれてどんどん上達が早くなると思います。
僕自身、素振りをおろそかにしたことで、少し回り道をしたように思っています。
この記事を読んでいただいた方には、ぜひ早い段階で素振りを取り入れてもらい、最短、最速の上達を目指していただけたらと思います。
篠原コーチ、ありがとうございました!
このサイトでは、他にも様々な方にゴルフ上達のコツを教えていただいています。
下記は、僕がレッスンを受けているライザップゴルフの久貝コーチによるレッスン記事です。
とてもためになる内容なので、ぜひこちらもご覧ください^^
僕がレッスンを受けて、スコア110→86になったライザップゴルフ博多店の体験レッスンの様子をレビューしています。
興味がある方はぜひこちらも見てみてくださいね!
ライザップゴルフの料金・コース選びのポイント・支払い方法については、下記の記事で解説しています!