ライザップゴルフ現役コーチが教える|100切りを最短で、安定させるための5つのコツ
こんにちは。ゴルフジャンキーズ編集長の高原です!
このメディアでは、すべてのアマチュアゴルファーのスキルアップを応援するべく、様々なプロ・トップアマの方々から、役立つ知識を教えていただきます。
今回は、ライザップゴルフの現役コーチで、北九州オープンなどの試合にもでられていらっしゃる、久貝英(すぐる)コーチに、最短で100切り出来るために必要なコツ、練習方法を教えていただきます。
・ゴルフを始めたばかりの初心者
・100切を目指している方
・さらに高いスコアを目指している方
のために、実践的で役立つ知識を教えていただくので、ぜひ皆様のスコアアップにお役だてください^^
こんにちは!ライザップゴルフ博多店の久貝英です。
ここからは、僕の考える、100を切るために大切なコツを解説していきます^^
実際に僕も、久貝コーチのレッスンのお陰で、100切りを目指すレベルから、ベスト83まで成長することができました。
ぜひみなさんも、スコアアップの参考にしてみてくださいね!
ー↓ここから久貝コーチによる解説です↓ー
改めまして、久貝です。
ここからは、僕の考える、100を切るために大切なコツを解説していきます^^
この記事では、
- すぐに100を切れる人と、なかなか切れない人の違い
- 100切りのための、5つのコツ
- 練習の時に気をつけるべきポイント
を中心に、解説していきます。
100切りを達成している人の割合や、達成までにかかる期間の目安などにも触れながら、皆さんが効率的にスコアアップ出来る方法をお伝え出来ればと思います。
これまで僕自身、多くの方のレッスンを行ってきましたが、スイングを良くしたり、まっすぐ飛ばすことが出来なくても、工夫や意識の仕方で100切りを目指すことは十分に可能です。
今回解説している”考え方”を取り入れるだけでも、皆さんの100切りに役立つはずなので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
こちらの記事の内容は、動画でも解説しています。
↓YouTubeで学びたい方は下記を御覧ください↓
どんなゴルフをすれば100切り出来るようになる?
まずは、”100切りができるようになるために、どんなゴルフができるようになればよいのか”という基本から解説していきます。
ずばり、100切りを最短最速で達成していくためには、「ボギーとダブルボギーを繰り返すゴルフ」が出来る様になることを目指しましょう。
100切りを目指す段階では、パーを狙いに行くのではなく、確実にボギーとダブルボギーで18ホールを回る事が攻略のカギになります。
これは、多くの上級者の方や、レッスンプロの方も共通しておっしゃられることですね。
社会人からゴルフを始めて、A級ティーチングプロになられた篠原コーチが解説してくれている下記の記事でも、同じことを言われていました。
上記の記事も100切りにとても役立つ内容なので、ぜひご覧ください。
では、引き続き、僕が考える100切りの考え方を解説していきますね!
多くのコースはPar72に設定されているので、全てのホールをボギーで上がればスコア90、全てがダブルボギーなら、スコア108になります。
まずは全てダブルボギーの108を目指していき、それが達成されたら、徐々にボギーの数を増やしていく。
半分をボギー、半分をダブルボギーで上がれるようになったところで、100切りを達成できるということになります。
もちろん、実際のラウンドでは、トリプルボギー以上がでたり、逆にパーが出ることもありますが、100切りを目指す際の基準として狙うのは「ボギーとダブルボギーを9ホールずつ」というスコアになります。
ボギーとダブルボギーを半々で回れるゴルフを目指す!
100切りを達成している人の割合と、期間
久貝コーチが多くの方をレッスンされていて、100切りができている人の割合や、期間はどのような感じでしょうか。
個人的な肌感覚ではありますが、全体の4割が100切を経験していて、期間は2〜3年という方が多いように思います。
もちろん、個人差はありますが、ゼロから始めた方を含めた全体を通しても、3~4割くらいの方は100切りを達成出来ていると感じます。
逆に言えば6割の人は、長年ゴルフをやっていても100を切れていないという人がいるというイメージです。
僕が見ている感じでは、男性でも女性でも、この比率にはそこまで大きな違いはないと感じています。
また、期間としてもゴルフ初心者からスタートして、2〜3年くらいの間に、100切りを経験される方が多いのではないでしょうか。
ただ、これは100切りを1回でも達成したことがある人の割合なので、毎回安定して100を切れているという人になると、さらに割合が低くなると思います。
すぐに100を切れる人と、長年切れない人の大きな違い
では、本題に入っていきましょう。
ゴルフを始めてすぐに100を切れる人もいれば、長年切れない人もいると思います。
久貝コーチが多くのゴルファーを見ていて、その差を産んでいる要素はズバリ何だと思いますか?
僕が多くのアマチュアゴルファーさんを見させていただいていて感じるのは…
上達する人としない人には「練習内容に大きな差がある」という点です。
100切りを早く達成される方、それ以降もどんどん上達していく方と、逆になかなかスコアが変わらずに成長が止まる方の練習には、下記のような違いがあると感じます。
①同じクラブばかりを練習している
②ラウンドする姿をイメージしていない(ただ玉を打っているだけ)
③ターゲットを見る回数が少ない
上記の内容で、ご自身の練習に当てはまっているものがあれば、内容を見直すことで、100切り達成を早める事ができる可能性があります。
では、それぞれについて、具体的に解説していきましょう。
間違った練習①:同じクラブばかりを練習している
練習場などでも、
- ひたすら7番アイアンばかりを打っている
- ドライバーを何発も連続して打つ
といった、同じクラブを連続で打ち続けるような練習をされている方も多いのではないでしょうか。
ですが、実際のゴルフのラウンドで、同じクラブを連続して打つことは稀です。
練習はあくまで、ラウンド時のスコアをアップさせることが目的です。
なので、練習もまずは「コースに出た時の事を想定する」ことが重要。
実際のラウンドでは、同じクラブを連続して打つ機会はほとんどありません。
ドライバーの次は、ミドルアイアン、その次はアプローチ…など、1回づつ違う番手を持つことの方が多いです。
本番のラウンドでは、それぞれの番手が、いつも”1回勝負”なわけですから、「1発目で狙い通りの場所に打つ」というプレッシャーをかけた状態で練習するほうが良いです。
確かに、僕もOBを打った後の”打ち直し”の時には、ナイスショットが出ることが多い気がします…
「一発目でコレを打てればよいのに!」
なんて思いますが、そもそも練習から一発勝負という意識が足りないのかもしれません。
練習でも何発も連続して打っていれば、当然ナイスショットは増えますが…
あくまでも、”ラウンドの時のショット力”をつけなければ、スコアには繋がりません。
より100切りのためにショット力を高めていくためには、本番と同じように”1球ごとに、違うクラブに持ち替えて打つ”くらいの練習をして良いと思います。
もちろん、その日の練習のテーマが「スイングのココを直したい」など、明確な課題をもっているのであれば、同じクラブを練習してもよいです。
もし、そうでない場合は本番のラウンドに近い条件で打つようにしましょう。
間違った練習②:ラウンドする姿をイメージしていない
打ちっぱなし場でもよく見る光景ですが、「ただひたすら玉を打ちまくる」という練習では、なかなかスコアアップには繋がりません。
ゴルフが上達する方の練習は、
「〇〇ゴルフ倶楽部の、8番ホールの2打目、120ヤード地点、右側の池に注意…」
といったように、超具体的なシチュエーションを想定して、打席に入ります。
一球一球、全て具体的な場面をイメージしてから打ちます。
そこまで一球に集中するんですね。
僕も100球打った、200球打った…みたいな球数を打てば上達すると、無意識に思っていたような気がします。
上手くなる人は、練習でも一打への気持ちの入れ方が違うんですね。
このように意識して練習すると、本番での緊張、コースにあるバンカーや池などプレッシャーがかかる状況下にあっても、いつもどおりのスイングができるようになっていきます。
ゴルフではよく、練習でできている事が、本番ではできない…と言いますが、それは本番のコースの方が圧倒的に緊張感やプレッシャーが多いからです。
だからこそ練習時にも、出来るだけコースに近い負荷をかけた上で、打つ事が大事になります。
僕たちも、試合前になると「〇〇コースの、苦手な◯バンホールの、あの場面…」といったように、自分が本番で対策したい状況をイメージして練習をします。
それだけやったとしても、練習場では「ライ」「傾斜」といった条件は、本番よりかなり楽な条件になります。
なので出来るだけ、本番に近い条件を自分の中で作ってから練習するようにしましょう。
ここまでお伝えした通り、練習には、
- スイングの問題点を改善するためのドリル(同じ番手を続けてやってOK)
- 本番対策(実際のコース、場面を想定し、リアルに近い緊張感で打つ)
という2種類があります。
今日はどちらの練習を目的とするのかを、明確にして取り組むと、本番に強くなり、100切りが近づいてくるでしょう。
間違った練習③:ターゲットを見る回数が少ない
アマチュアゴルファーに多いのが、「ターゲットを見ないで、下(ボール)ばかりを見て打っている」という練習をされている方です。
おそらく、きちんとボールに当てたいという意識が働いていて、本人はターゲットを見ていないことに全く気づいていないのだと思います。
ライザップゴルフで私が担当するお客様も、最初はターゲットを全然見ていない方が、非常に多いです。
しかし、これまでの話と同様、あくまでゴルフはターゲットにボールを運んでいくスポーツです。
ゴミ箱に紙くずを投げ捨てるのに、ゴミ箱ではなく手元ばかりを見ていては、絶対に入りませんよね。
ゴルフが上手い人で、ターゲットを見ず、ボールばかりを見る人はいません。
プロや上級者は、必ずしっかりとターゲットに狙いを定めてから、ショットを打ちます。
確かに、僕もボールに当たるかが不安で、下ばかりを見ている事がよくあります。
本番のラウンドでも、せっかくナイスショット出来たのに、そもそも向いている方向がズレていて、変な所に飛んでいくこともよくあります…笑
ゴルフの目的は、良いスイングをすることではありません。
あくまでも、300〜400ヤード先のピンに、いかに少ない打数で入れるかを競うのがゴルフというスポーツです。
ターゲットを凝視して、「とにかくあそこに運ぶぞ!」「かならずあそこにボールを置くぞ!」と強い気持ちで念じながら打つだけでも、狙ったところに飛んでいく確率はあがるものです。
ターゲットへの意識を高めることは、100切りにおいても、それ以上の上達を目指す上でも、必ず大事になってくる要素です。
すこし精神論っぽい要素ではありますが、普段の練習の時から、とにかく”あのターゲットに飛んで行け!”という強い意識を持って取り組むことが、上達速度にも影響していきます。
シチュエーションにこだわり、ターゲットをしっかり狙う…
という事を意識していると、練習時の球数は逆に少なくなるかもしれませんね。
量も大切ですが、一球一球の練習の質を上げることも、上達には必要な要素と言えます。
100切りに必要な5つの技術(最短達成のスキル)
ではここからは、100切りを最短、最速で達成し、なおかつ安定して90台を出せるようになるために、必要な技術面について解説していきます。
僕も、久貝コーチのお陰で、めったに100を打つことはなくなり、基本的に90台で回れるようになってきました。
たまに80台も出るようになってきたので、僕が学ばせていただいた事を、ぜひ皆さんにもシェアしたいです!
久貝さん、よろしくお願いします!
これから解説する技術を重点的に身に付けていけば、必ず100切りが見えてくるはずです!
まずは、100切りを達成するために、必要な技術面をまとめてご紹介します。
下記の5つの技術を身に着け、ラウンド時に実践することができるようになれば、必ず100を切ることができるようになります。
①ティーショット:OB無しで、150ヤードを打てる技術
②セカンドショット以降:OB無しで130ヤードを打てる技術
③アプローチ:50ヤードをほぼ確実にグリーンオン出来る技術
④バンカーショット:必ず1打で、脱出できること(出るだけでOK)
⑤パター:合計で36パットで上がれる技術(平均2パット)
上記の5つの技術さえ身につけることが出来れば、誰でも必ず100を切ることができるようになります。
見ていただいた通り、200ヤードを超えるような飛距離や、何を打っても”真っ直ぐ飛ぶ”といった、高い技術力をつける必要はありません。
これらの技術は、力がない人や、なかなか練習ができない人でも、無理なく誰でも実践できるようなものばかりなのでぜひ参考にしてみてください。
最大でも150ヤード程度で良いので、飛ばせる様になる必要はなさそうですね。
非力な方や、女性でも実践できそうです。
全く飛ばす必要はありません。トラブルを避けながら、確実に前進していける技術さえあれば、100切りは簡単です!
では、それぞれのスキルについて、細かく解説していきましょう。
100切りの必須スキル①:ティーショットをOB無しで、150ヤードを打てる技術
記事の前半でお伝えした通り、100切りを達成するために目指すべきなのは、ボギーとダブルボギーを繰り返すゴルフです。
このようなゴルフを実践していくためには、ティーショットにおいてOBを確実に回避できて、なおかつボギーオンできるくらいの距離を前進することが必要になってきます。
※ボギーオン:Par4なら3打目でグリーンに乗ること(Par3なら2打目、Par5なら4打目)
そのために必要な飛距離を考えると、200ヤード、250ヤードといった、ロングヒットは全くなく、150ヤード程度のティーショットがあれば十分です。
アマチュアゴルファーが回る一般的なコースを考えると、Par4で300〜400ヤード以内であることがほとんどです。
150ヤード程度のティーショットが打てれば、基本的にどんなコースでも、2〜3打でグリーン近くまでたどり着くことが出来ます。
実際のティーグラウンドからの景色を見るとすごく遠いように感じるのですが…
冷静にプレーしてみると、意外と距離がないことが多いですよね。
このように考えると、特に男性の場合は、わざわざドライバーを持つ必要がない…というシチュエーションが多い事がわかると思います。
一般男性の場合、7番アイアン前後の番手で150ヤードの飛距離が出ることが多いですから、ミドルアイアンでティーショットを打っても十分に100切りができるという計算になります。
一般男性に比べて非力な、女性や高齢の方にも、90台、80台など上級者はたくさんいらっしゃいます。
彼ら、彼女らがゴルフがうまい要因として、もともと力が弱いからこそ、OBが少ないという要素も大きいです。
ボギーやダブルボギーを繰り返すゴルフを目指していく上で、最悪なのはOB。
とにかくOBを避けながら、確実に進んでいけるだけで100切りの確率はかなり高くなります。
飛距離は不要です。
とにかく確実にOB無しで150ヤード程度を前進できる、どんな時でも自信をもってティーショットが出来る番手を作ってみてください。
それだけで、相当スコアが変わってくるはずです。
もちろんOBを打たないと自信を持って振れる番手があれば、もっと長いクラブを持ってもOKです。
アマチュアのゴルフには、空気的にドライバー以外を持ちづらい…という場面もあるかと思いますが…笑
もちろん、ドライバーをバチーンと打つのもゴルフの醍醐味ですから、スコアを気にせず、エンジョイゴルフをするという日もあって良いと思います。笑
ただ、今日は「100切りを絶対に達成したい!」とスコアにこだわるのであれば、そのための戦略は大切です。
100切りという数字にこだわるのであれば、OBをしないクラブを持ったほうがよいです!笑
僕も、基本的にはティーショットはユーティリティを持つようになって、90台や80台が出るようになりました。
もちろんドライバーを持つこともありますが、広いホールか、OB覚悟でエンジョイゴルフに割り切る…という考え方になって、90台が安定して出るようになりました。
とくに男性の場合、力があってヘッドスピードが出てしまうがゆえに、サイドスピンも多くなって、ボールが曲がりがちです。
飛距離が伸びるほどに、空中にボールがある時間が長くなって、落下地点での曲がりり幅が大きくなってしまいます。
数ミリのズレでも、250ヤード先の落下地点では、30ヤード以上の大幅な横ズレになってしまいます。
長いクラブになればなるほど、曲がらない球を打てるようになるために、長い練習期間が必要になります。
長期的に90台前半、80台を目指していくために、練習場ではしっかりとドライバーの練習もしていくべきです。
ただ、本番のコースでは確実にOBをしないクラブだけを使って攻めていく事が最短で100切を達成するために必要なマネジメントになります。
本番では”OBしないクラブを選んでゴルフをする”という考え方を意識するだけで、スコアが大きくよくなりますよ!
100切りの必須スキル②:OB無し、130ヤードを打てるショットの技術
何度もお伝えしている通り、100切りのためには、ボギーとダブルボギーを狙ってゴルフを組み立てます。
そこでセカンドショット以降に必要になってくるのが、OBをせずに130ヤードを確実に前進できる技術になります。
練習場での感覚を考えると、”130ヤードは短い距離”というイメージの方も多いのではないでしょうか。
男性だと、ショートアイアンで打てる人も多いですよね。
でも、コースで考えると、130ヤードって結構な距離を前進できるんです。
冷静になって考えてみると、130ヤードというのは、360ヤードのホールでも、3打でピンの近くまで運べてしまうくらいの距離です。
全部130ヤードでも、3打目が良ければ、パーがとれる。
2パットしてもボギー。
3パットしてもダブルボギーが取れるくらいの距離です。
このように、もしコンスタントに130ヤードを打てることが出来れば、十分な距離を稼ぐことが出来ます。
その代わり、下記の条件を満たして130ヤードを打てるようになることが大事です。
どんな状況(ラフ、悪いライ、傾斜)からでも、確実に130ヤードを打てる技術
実は、長い距離を打てるよりも、どんな場面からでも確実に130ヤードを打てるほうが、少ない打数でグリーンに乗せることができるようになります。
どんな状況からでも…と考えると、OBせずに130ヤードを打てる技術は、しっかりとした練習が必要になってきます。
どんな場面からも130ヤードを自信をもって打てるクラブを作りましょう。
また、130ヤードであれば、ミスショットをしたときもOBになりづらい距離であるという事も大事なポイントです。
それ以上の距離を打ってしまうと、曲がり幅も大きくなり、OBに入ってしまう確率が高くなります。
130ヤードであれば、傾斜やラフ、悪いライの状況で、ミスショットがでてしまっても、”OBまでは届かないで助かる”というケースが増えます。
2打目以降のOBも、スコアが悪化する大きな要素なので、それを避けれて、なおかつ十分に距離を稼げる”130ヤード”を打てる技術が大事になります。
僕も、傾斜なのに、無理してピンに届く番手を選んで、OBすることが多いので…
冷静に、短めの番手で確実に進むことを意識したいです。
ミスした時も、OBさえ回避していれば、大きなダメージにはなりませんね。
130ヤードという距離は、とても重要度が高いので、この番手に関しては同じクラブを集中的に練習する日を作っても良いと思います。
練習の時も、優先順位をつけて、よく使う番手を多く練習することが大事です。
100切りの必須スキル③:アプローチで50ヤードを確実にグリーンオン出来る技術
100切りには、ボギーとダブルボギーを半分づつ取る必要があります。
つまり、一回のラウンドで、ボギーを9個取れるようになるべきと考えることが出来ます。
そして、OBを確実に回避しながら進んでいくことを考えると、100切りの必須要素として「3オン2パットのボギー」を取れる確率を高めていきたいということになります。
そう考えると、3打目のアプローチ、3打目をミスしたあとの4打目のアプローチで、2パットで入れられるくらいに寄せたい所です。
これを具体的に考えると、下記の精度を目指していく必要があります。
・50ヤード以内は、ほぼ確実にグリーンを捉える
・100ヤード以内は、8割の確率でグリーンを捉える
このアプローチは、全てのホールで使う可能性がある技術なので、できるだけ早く習得したいところです。
練習場でも、100ヤード以内、50ヤード以内の短い距離の練習を多めにするほうが、スコアアップに直結します。
100切に必要なアプローチについては、元QT選手(元JGTOツアーメンバー)でもある上田純也さんに、教えていただいている記事があるので、ぜひこちらも参考にしてみてください!
100切りの必須スキル④:バンカーショットは必ず1打で、脱出しよう(出るだけでOK)
100切りを大きく邪魔する要素として「バンカーで脱出できずに、打数が増えてしまう」というものがあります。
アマチュアゴルファーにとって、バンカーが難しい最大の原因は、「練習環境が無い」ことだと思います。
普通のショットと同じくらいの練習量を確保できれば、脱出するだけならさほど難しくない…となる方が多いはずなのですが、その環境がないことがバンカーを難しくしていると思います。
ここに関しては、練習量が少ないことが一番の問題なので、
- コースに行った時に、積極的に練習する
(ラウンド前、ラウンド後) - ラウンド中も、可能であれば練習する
(同伴者が許してくれれば、スロープレーにならなければという条件がありますが…)
といった、出来るだけ意識的に、経験値を増やしていく事を考えるようにしたほうがよいでしょう。
バンカーショットの具体的な打ち方については、また別の記事で解説をお願いしたいと思いますので、お楽しみに!(個人的にも早く習いたい。笑)
100切りの必須スキル⑤:合計で36パットで上がれるパターの技術(平均2パット)
100切りができていない人の中には、パット数がスコアの足を引っ張ってしまっている方も多いです。
90台を出すことを考えると、この段階では一回のラウンドで、平均2パット、合計で36パットでコースを回れるようになりたいところです。
40パット以上を打ってしまうと、100を切るのが、かなり大変になってしまいます。
もちろん、ホールによってグリーンの難しさが違ったり、グリーンオンした所が距離や傾斜がある場所だった場合、3パットしてしまうこともあります。
ですから、全て2パットであがるというより、1パットと3パットが同じくらいの数になって、合計で36パットであがるというイメージでOKです。
とにかく、平均2パットを維持できるように、パターをしっかり練習する事が大切です。
平均2パットが実践できるようになるためには、どんな事を意識すればよいのでしょうか。
いくつかご説明しますね!
合計で36パットでホールアウトし、100切りを達成するためには、下記のようなことを意識してみてください。
・ラウンド前に必ずロングパットの練習する
・ショートパット(1m前後)を確実に入れられるように練習する
まずラウンド前に絶対にやってもらいたいのは、ロングパットです。
その日のグリーンのスピードと、自分の感覚(距離感)を合わせておかないと、3パットしてしまう確率は非常に高くなってしまいます。
逆に、ロングパットの距離感さえ合えば、高い確率で2パットで上がれるようになりますから、まず優先度が高いのはロングパットの練習です。
そして、ラウンド前も、日常的にもやって欲しいのは、1m、1.5mくらいの短いパットを、確実に入れられるショートパットの練習です。
どれだけロングパットを寄せられたとしても、1m〜2mの距離が残る場面は非常におおいですから、この距離をどれだけ入れられるかが、100切りできるか出来ないかの分かれ道になります。
本番では2mは外すことも多くなると思いますが、1mは100%に近いくらい確実に入れていきたい所です。
自宅でパターマットで練習するのって意味あるの?
パターの練習は自宅でもできるのでやりましょう!と多くの方が言っていますが、実際にはやっていない人がほとんどだと思います。
図星です…笑
正直、自宅用のパターマットだと、ロングパットの練習もできないですし、本番と速さも違うので、あまり意味がない気がしてしまうのですが…
確かに、本番と違いますし、距離の練習ができるわけではありません。
ですが、上手い人はみんなパッティング練習をしています。
その理由をお伝えしますね。
自宅でのパターマットの練習ですが、結論から言うと、絶対にやったほうが良いです。
なぜかというと、本番でしかパターを持たないと、必ず「久しぶりに握った感」が生まれてしまいます。
この「久しぶり感」が本当にダメなことで、こうなるとロングパットの距離感も、ショートパットの方向性も、めちゃくちゃ精度が悪くなってしまうんですね。
パターを毎日握っていると、無意識に自由に扱える感覚になっていきます。
お箸が、自分の手のように自由に扱えるのと同じような感じです。
毎日少しづつでも、パターを持って球を転がしていると、自分の感覚とパターが馴染んできて、違和感なく思い通りに動かせる感覚がついてきます。
パターマットでの練習は、球が入る入らない、距離感がつかめるつかめないといった技術的な話ではなく、自分の手先のように自由に扱える感覚を保つことが大切になります。
この感覚があるなかで、ラウンド前のロングパット、ショートパットの練習をすると、その日のコースで実践できる距離感やタッチの感覚がわかるようになるわけですね。
なるほど!まずは、自分の思い通りに、パターが動かせるような感覚をつけるべきなんですね。
そう考えると、上級者の方は、なぜ距離感をすぐに修正できるのかがわかる気がします…
そうです!日常的に触ることが大事なんですね。
ずっと続けていると、狙ったところに、狙ったスピードで球を転がせる感じが出てくるんです。
自分の体の一部のように感じる時がでてきますよ!笑
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、僕が多くの方をレッスンしてきて、100切りを達成してもらうために必要なことをまとめて解説してきました。
御覧頂いた通り、フォームの話や、スイングの話にはあまり触れていませんが、ここで説明したような考え方、練習の時の意識を取り入れるかどうかで、大きく結果が変わってきます。
この中の一つでも、出来ていなかったり、取り入れたほうが良さそうなものがあれば、ぜひやってみてください。
意識していない人と比べて、必ず差をつける事ができるはずです。
久貝コーチには、この他にも様々な技術、考え方を解説してもらっていますので、ぜひ参考にして、スコアアップに役立ててください!
僕も頑張るので、一緒にレベルアップしていきましょう!
最期までお読みいただいて、ありがとうございました!
また次回の解説でお会いしましょう!
100切りに関して、様々なコーチに、解説をしていただいているので、ぜひ参考にしてみてください!
今回教わっている久貝コーチがいらっしゃるライザップゴルフ博多店の体験レッスンの様子をレビューしています。興味がある方はぜひこちらも見てみてくださいね!
私が体験レッスン後に入会した、ライザップゴルフの料金・コース選び・支払い方法について、下記の記事で解説しています!