【最速・安定】100切りのコツ|社会人からゴルフを始めて、A級ティーチングプロになった筆者が語る!

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こんにちは。ゴルフジャンキーズ編集長の高原です!

このメディアでは、すべてのアマチュアゴルファーのスキルアップを応援するべく、様々なプロ・トップアマの方々から、役立つ知識を教えていただきます。

編集長 高原
編集長 高原

今回は、ティーティングプロA級の篠原 奨吾さんに、アマチュアゴルファーが最速で100切りをする、また安定して100を切るために大切なことを教えていただきます。

ゴルフを始めたばかりの初心者から、100切を目指している方、さらに高いスコアを目指している方にも、とても実践的で役立つ知識を教えていただいたので、ぜひ皆様のスキルアップにお役だてください^^

ーー↓ここから篠原さんの解説記事になります。↓ーー

篠原 奨吾
篠原 奨吾

こんにちは!日本プロゴルフ協会 ティーティングプロA級の篠原 奨吾です。

僕は、会社員として働きながら(現在も会社勤め)社会人からゴルフを始め、公益社団法人 日本プロゴルフ協会 ティーティングプロA級のライセンスを取得しました。

会社員からプロゴルファーになれた経験や実績をもとに、今回は限られた環境や時間の中で 「100切り」を達成するための考え方や練習方法をご紹介させていただきます。

僕自身、社会人からプロ資格を取得した背景をもつからこそ、アマチュアゴルファーのお悩みを深く理解しています。(練習やラウンドできる時間できる限られているなど…)

社会人目線をもつプロゴルファーとして、出来るだけ早く効率的に、100切り達成、安定化させるための考え方を解説します!

きっと、お役に立つ内容だと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

100切りの定義

この記事は、本当にゴルフを始めたばかりの方もご覧になっているのでまずは、簡単に100切りの定義から、触れていきたいと思います。(ご存知の方は、スルーしていただいて結構です。)

ゴルフにおける「100切り」とは18ホールを100打未満でラウンドすることをいいます。

各ホールには規定の打数に当たるPar(パー)が設定されています。

18ホールの内訳はロングホール(Par5)、ミドルホール(Par4)、ショートホール(Par3)で構成され、多くのコースは18ホールのParの合計が「72」に設定されています。

※コースによってはPar70などの場合もあります。

仮に全ホールを「パー」でプレーすればスコアは「72」(イーブンパー)になります。 全て「ボギー」でプレーすればスコアは「90」になり、全て「ダブルボギー」でプレーすればスコアは「108」となります。

ほとんどのゴルファーが、ゴルフを始めた際に、一つの大きな目標になるのが「100切り」です。

100切りを達成している人の割合と期間

平均スコア「100未満」でプレーする人は、ゴルファーの3割しかいないと言われています。

また、達成期間は1年から3年が4割となっています。ですが期間は「練習頻度」であったり「練習内容」などが期間にも大きく影響します。

その色々な要素の中でも一番スコアに影響するのが実戦経験。コースでの経験になるかと思います。

練習と本番でここまで環境が違うスポーツはゴルフぐらいではないでしょうか?

年に1回のラウンドで1年に1回のチャンスで結果を出すのは難しくなり逆に月に一回、または2週間に一回などチャレンジをしラウンド出来る回数が多い人は100切りの可能性は上がってくるかと思います。

その経験値を多く積むというのも100切り達成の期間に大きく影響してきます。

100切りが出来る人と出来ない人の違い

多くのアマチュアゴルファーが、100切を目指してスイングやフォームの練習をしています。

ですが、すぐに100を切れる人もいれば、20年以上ゴルフをやっていても100を切ったことがないという方まで、大きな差が生まれています。

では、なぜそのような差が生まれるのでしょうか。

僕が、多くのアマチュアゴルファーを見ていて感じる、最大の原因があります。

それは「目標スコアと、やっているゴルフの内容が一致していないということです。

つまり、目標としているスコア(100切り)と、やろうとしているゴルフの内容に差があるということです。

意識するしないに関わらず、下記で解説する内容を実践している人は、すぐに100が切れています。

逆に実践できていない内容があれば、100切が遠ざかっている原因になりますので、ぜひ「ご自身が下記の考え方でプレーできているか」という視点で考えてみてください。

篠原 奨吾
篠原 奨吾

100切を目指す段階では、完璧なドライバーや、アイアンショットを求める必要はありません。

むしろそれが足を引っ張っている要因になっている可能性もあるので、ぜひ下記の考え方を参考にしてみてください。

100切りのコツ①:基準打数をダブルボキーにする。

ゴルフのコースは、

  • ロングホール(Par5)
  • ミドルホール(Par4)
  • ショートホール(Par3)

で構成されます。

そして多くのコースは18ホールのParの合計が「72」に設定されています。

100切を目指す、安定化させたい方にまずやっていただきたいことは、まず各ホール+2をした自分オリジナルのスコアカードを作ってみてください。

基準打数を「ダブルボギー(+2打)」にして全ホールダブルボギーだと合計のスコアは108(+36)となります。

100切りを目指すゴルファーなら許容範囲を設けます。

もしこのスコアカードに対して9ホールで1打少なく上がることが出来れば、100切り達成となります。

このように、100切りを目指す段階では、基準打数をダブルボギーとする事がポイントです。

篠原 奨吾
篠原 奨吾

ダブルボギーを基本に設定すれば、かなり余裕を持った番手選択(マネジメント)ができるようになります。

次の項目で説明する内容を行えば、スイングがそこまで良くなくても、十分に100切りができるようになってきます。

100切りのコツ②:OBを可能な限り避けるマネジメント

100切りを目指すゴルファーの方にとって、もっとも大きな課題はOBによるスコアの加算です。

これを避けるだけでかなり100切に近づくので、まず何よりもOBを可能な限り避けるようにしましょう。

OBを減らすことにより、設定打数に余裕がでる

先程からお伝えしている通り、100切りを目標にした場合、「9ホールをダブルボギー、9ホールをボギーで上がる」ことが目指すべきスコア作りになります。

OBを打ってしまうと、先程の基準打数であるダブルボギーをメインに進めるという戦略が、とても難しくなってしまいまいます。

結果として100切りから遠のく結果になってしまいます。

100切りを目指すゴルファーの場合、OBを打った後の救済措置(プレイング4)から、ダブルボギーで上がることはかなり難易度が高いです。

つまりOBを出してしまった時点で、目標としているゴルフができなくなってしまう可能性が高くなってしまうのです。

逆に、ティーショットの飛距離が短くても、OBさえ避けることができれば、かなり余裕を持ったゴルフを実践することができます。

下記に例をお見せします。

例1:Par4でParを取る場合

ティーショット→2ndショット→2パット

=スコア4

例1:Par4でダブルボギーを取る場合

ティーショット→2ndショット→3rdショット→4thショット→2パット

=スコア6を目指すのであれば2回多く打てる。

例1:Par4でOBを打ってしまった場合

ティーショット→4thショット→5thショット→2パット

=トリプルボギー以上の可能性が高い

例1.2は100切りに大きく近づくのに対して、例3は100切りから大きく遠のく結果となります。

ダブルボギーでok、ボギーが取れたら万々歳と考えられれば、ミドルホール(Par4)で無理して2打でグリーンオン(パーオン)させる必要がなくなります。

2打目はグリーン手前に刻み、3打目で花道から転がすという選択肢がが生まれます。

このように考えるとゴルフがすごく楽に感じませんか?

先程と同じようにこのマネジメントが考えられるようになると次は何を練習するべきかが明確になってきます。

100切のコツ③:ショートゲーム(アプローチ、パター)練習と重要性

初心者ゴルファーほど、ドライバーなどの飛距離のある番手を、「真っすぐ飛ばせるように」という練習を行う傾向があります。

ですが、100切を目指す段階では、ショートゲームのスキルアップのほうが間違いなく優先度が高いです。

そこには2つの理由があります。

【ショートゲームの優先度が高い理由】

  • パット数を抑えることができれば、100切りがかなり楽になる
  • アプローチとパターは、練習がしやすく、上達も早い

詳しく解説します。

パターを練習する重要性

まずパット数について考えてみましょう。

例えば、全てのホールで3パットしてしまった場合…

  • 3パット × 18ホール = 54打

となり、100を切るための半分以上の打数を使うことになってしまいます。

これがもし、全て2パットで上がれた場合どうなるでしょうか。

  • 2パット × 18ホール = 36打 

このように、パターだけで18打も違いが生まれます。

100切りができない方は、3パットしている確率も高い傾向にあるため、パターがうまくなるだけで、10打以上もスコアが良くなる可能性があるわけですね。

パット数が安定すると、他のショットも良くなる

パット数を2パットで固定することが出来ると、ティーショットや2ndショットへの負担も軽減されます。

先程の話の通り、全て3パットするか、2パットかでは、18打もの差があります。

パターが得意になって、全てのホールを2パットで上がることができるという計算が立つ場合、その分の余裕を、ティーショットや2ndショットに割り当てることができます。

当然、無理して長い番手を選ばなくても、ボギーやダブルボギーで上がれる計算ができる。

短い番手を持って刻んで行くことができるようになるので、OBやトラブル、ミスのリスクも低くなります。

このように、パターが良くなることで、ボギー:9ホール、ダブルボギー:9ホールで100切りが達成出来る可能性が非常に高くなってくるわけです。

その基準を作るためにもパター練習には時間を割く必要と価値があると思います。

自宅でもできる100切のためのパター練習法

パターは家の中でも練習が出来て練習に取り組みやすい分野です。

パターのおススメ練習方法を2つ紹介します。

おすすめのパター練習法①

パターマットを均等に3分割して、シールを貼り、それぞれのシールを狙ってパッティング練習を行う。

おすすめのパター練習法②

右手左手の片手打ちでのパッティング練習を行う。

この2つの練習を継続すると、徐々にパターの距離感が身についていきます。

距離感を養い、クラブの使い方を覚えましょう。

アプローチ練習の重要性

何度もお伝えしている通り、100切りをするためにはボギー、ダブルボギーのスコアで回る事が重要になってきます。

そしてそのためには、できる限り、徹底的にOBを避けながらプレーをしていく必要があります。

OBを避けるために、もっとも簡単で、確実な方法は「OBをしない番手で打つ」事です。

ドライバーやショットが大きく曲がる状態でも、OBに届かない距離のクラブを使えば、そのリスクを最小化することが出来ます。

その考えを想定して、実際のコース戦略を考えてみましょう。

例:380ydのホールを、ボギーで上がる場合

・ティーショット → OBを避ける 200yd 

・2ndショット → OBを避ける 130yd

・3打目 → 50yd ※ここでいかにボギーオン出来るかが100切り達成の鍵になる

・パター → 2パット 

ティーショット(OBを避ける)、2ndショット(OBを避ける)、パター(2パット)とする事が明確に決まっている。

それ以外のショット、3打目、4打目のアプローチの分野がどれだけスコアメイクに貢献出来るか、グリーンオン出来るかが100切りをする上で重要になってきます。

こう考えると、カギを握るアプローチの練習は必須になってきます。

最初は振り幅でアプローチの距離感を覚えていきましょう。

おすすめのアプローチ練習法①

各クラブで7時−5時、8時−4時、9時−3時の振り幅でのショットを覚える。

おすすめのパター練習法①

パターマットを3分割して考えその3箇所にシールを貼りアプローチ練習。

おすすめのパター練習法①

右手左手の片手打ちでアプローチ練習を行う。

自宅や、打ちっぱなし場で実践できるものばかりなので、ぜひチャレンジして、感覚を養ってみてください。

派手な技術がなくても、十分に100切を達成することができますよ!

篠原 奨吾
篠原 奨吾

以上が私が考える100切りに必要と考える内容ですので是非参考にされてください。

編集長 高原
編集長 高原

やはり、ショートゲームを安定させること、そしてそこで生まれた余裕を活かして、OBを避けることが100切のポイントになるんですね!

僕も実践していきます!^^

編集長 高原
編集長 高原

100切のためのアプローチについては、QTにも出場されている、元JGTOツアーメンバーの上田純也さんにも解説していただいています。

こちらもめちゃくちゃためになる技術解説なので、ぜひ参考にしてみてください!

まとめ:100切に通じる”ゴルフの本質”について

篠原 奨吾
篠原 奨吾

今回は100切りということにフォーカスしましたが本当はこの考え方がゴルフの本質だと思います。

上記に記載した内容を理解して自分の目的、目標に当てはめてゴルフに取り組んでみてください。100切りと言わずどんどん上達可能かと思います。

最後に会社員として働きながら社会人からゴルフを始めてプロゴルファーになった考え方も少し記載させてください。

ゴルフは、考え方が全て

少し雑な考え方かも知れませんが100切りが出来ない人が7割という事は例えば100人練習場にお客さんがいた場合は70人は100切りが出来ていないという事になります。

という事は70人(100切りが出来ていない)側と同じ練習をしていては100切りは難しいという事になります。

30人側、100切りが出来る人はどこに多くボールを打っているのだろう?皆さんも屋外練習場で練習されるときは少しだけ確認してみてください。

自分自身の経験では練習場でボールが多く飛んでいっている場所はどこか?などを観察、50ヤード以内にボールが集まっているのはとても少ない。

ということは多数派の練習ではなく少数派の練習が有効ということになります。そういう風に考えると自然と必要な練習が見えてくるかと思います。

練習について、深く考えることで、100切が見えてくる

多くの方を見ていて、思うのは、ゴルフが早く上達する人は、皆さん、しっかりと考えて練習をされているということです。

なので、練習とはなんだろう?ということを考えてみる事で100切りに多く近づきます。

みなさんは、「練習場に行ってボールを打てば、それだけで練習になる」という風に考えていないでしょうか。

僕がゴルフを始めて、少し経った頃、一つの疑問を持ちました。

「もし練習場に通った数、打った量がそのまま影響するのであれば、

  • 自分よりゴルフを先に始めた人
  • 自分より多くの練習場に足を運んでいる人は、

全員100を切れているのか?」

と考えました。

当然、結果そうではありません。

練習場でボールを打つことは、あくまで1つ練習にすぎない、と考える事で自然と100切りに必要な練習が見えてくるかと思います。

上手い人は、皆、コースを想定して練習している

ゴルフの本番はどこか。当然ですが、コースです。

という事はコースを基準に考えるという事が大事になってくるかと思います。

練習場で良いショットが打てるようになったからコースでも良いショットではなく目的、目標に対してコースで求められるショットは?と考える。

僕は、このように考えてゴルフに取り組んだ結果、会社員でプロゴルファーになる事が出来ました。

少しでも、皆さんの参考になれば幸いです。

篠原 奨吾
篠原 奨吾

引き続き、ゴルフ上達のコツや、練習法を解説していきますので、ぜひお楽しみに!

編集長 高原
編集長 高原

篠原コーチ、大変有益な内容をありがとうございました!

本番を想定した練習…

これは僕がレッスンを受けているライザップゴルフ博多店の、久貝コーチも、全く同じことを仰っていました。

やはり、うまくなる人に共通する要素のようですね。

久貝コーチによる解説も下記から見れますので、ぜひ参考にしてみてください!

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また、ライザップゴルフに興味があるかたは、下記に料金プランについてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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執筆・編集
高原(たかちゃん)
高原(たかちゃん)
編集長
ウェブメディアを運営する会社を経営しています。ゴルフが好きすぎて、もはや中毒となってしまった為、自ら編集長としてゴルフジャンキーズを立上げる。ライザップゴルフ博多店に通い約1年でベストスコア83に到達。日を追うごとにゴルフ中毒が深刻化、禁断症状で仕事が手につかない。筋トレも始め、酒も減り、体が健康になっていく不思議な中毒を体感中。…球打ちてぇ。
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