【体験談】駿台予備学校 東大理系コースに通ってみて|積極性がない人には向かない予備校
今回の体験談は、私立大学卒業後、東大へ再入学をめざし駿台予備校の東大理系コースから東大を目指した方のものです。
2度の受験の経験から見える、駿台予備校の魅力や弱点は非常に参考になるので、ぜひ読んでみてくださいね!
Contents
駿台予備校の体験談
では早速体験談をご紹介します!
東大理系に再入学をめざし、駿台予備校へ
私立大学を卒業後、別の進路に進みたいと考えて駿台予備校の東大理系コースに通いました。東大理系コースにもクラスが何クラスかあり、クラス分けを年に2回行いました。1回目は春の入校時のテストで、2回目は夏が終わるまでに受けた模試の総合点で決まります。私は、東大理系コースの中で一番上のクラスに在籍していました。
大手予備校ならではの強み
駿台予備校は大手なので優秀な学生が多く、ライバルと切磋琢磨して授業に臨むことができました。また、先生によりますが分かりやすい授業が多いです。特に、数学の授業は本当に質が高かったです。先生方は親切で授業時間外に質問してもとことんつきあってくれます。お願いすれば添削指導もして下さり、熱心な方が多いです。このように人に恵まれた環境は駿台予備校の大きな魅力だと思います。
クラスシステムはムダに感じることも・・・
高卒クラスは時間割が決まっているのですが、中には不要な授業や教え方の良くない授業がありました。それらの授業を受けている時間がもったいなくて授業を切ったこともありました。予備校なので仕方がないですが、時間割をもう少しフレキシブルにしてほしかったです。
また、高卒クラスにはクラス担任が付きます。進路指導やサポートを行ってくれるとは案内には書いていますが、そこまで親身になって相談してくれるわけではありません。むしろ講習会への勧誘が多く、営業が鬱陶しくて信頼できませんでした。担任制度は私には邪魔なだけでした。
積極的な性格なら駿台はおすすめ!
大手予備校なので、1クラス100人近くいます。先生が一人ひとりを把握するということはないので、アットホームな環境でじっくり教えてほしいという方には向いていないと思います。逆に、積極的に講師に質問することができたり、勉強仲間をつくったりすることができる積極的な性格の方はとても向いていると思います。私のように一度大学を卒業した人も多く在籍していましたので、そういった方も浮くことはないと思います。
進路相談に関して担任はあまり頼りになりませんが、信頼できる先生に相談することができますので悪くはないと思います。勉強の悩みを親身になって毎日のように聞いてくれる先生がいたことはとても心強かったです。講義の教室では長く質問できませんが、講師室に行けば先生を捕まえられますので先生を利用するのはおすすめです。
寮に入る必要性は?
寮に入っている人は、地方出身で東大などの難関大学を目指す人が多かったと思います。寮に入ると朝夕と食事が付きますので、毎日きちんと栄養が取れます。生活が乱れがちな浪人生にとっては助かることだと思います。また、ライバルが頑張る姿を近くで見られるので、さぼらずに勉強しようという気持ちになれると思います。
東大コースから東大に合格する人は、1番上のクラスで半分くらいだと思います。他の人は、東工大などの難関国立大学や早慶などの難関私大に進学します。1番下のクラスだと東大にはほとんど受からず、難関私大にもひっかからない人も多いです。結果的に私は志望校に合格しましたが、予備校に依存するのではなく予備校を利用してやろうという心持で勉強したのが良かったのかなと思います。