産業能率大学の評判と特徴|ビジネスの世界で戦う力を養える教育とは
産業能率大学は「就職に強い」私立大学です。
グループワークやプレゼンテーションなどの実践的な授業を通し、社会人基礎力を養えます。
就職に関して、著名な講師陣や大学側からの手厚いサポートも受けられます。
卒業者の就職率は例年90%を超え、その就職先には大手企業が複数名を連ねています。
さらに、社会人が働きながら経営やマネジメントを学ぶための通信教育課程もあります。
この記事では産業能率大学の特徴と評判について詳しくご紹介していきます。
Contents
産業能率大学とは
産業能率大学は、1979年に創立された日本の私立大学です。
東京の自由が丘と代官山、神奈川の湘南伊勢原駅にキャンパスがあります。
他の大学と比べ、グループワークやプレゼンテーションなどの実践的な授業が多く、ビジネスシーンで活かせる能力を養うことができることで評判な大学です。
さらに資格試験を突破するための授業が充実しており、一年生の頃からSPIや就職対策についても学ぶことができます。
そのため就職率が非常に高く、例年卒業生の90%以上が就職していて、就職先には大手企業がたくさん名を連ねています。
規模
在籍者数と卒業者数の観点から、産業能率大学の規模を見てみましょう。
在籍者数2017年度 | ||
学年学部 |
経営学部 |
情報マネジメント学部 |
年 |
632名 |
437名 |
年 |
544名 |
350名 |
年 |
530名 |
366名 |
年 |
559名 |
396名 |
合計 |
2,265名 |
1,549名 |
卒業者数2016年度 | |
学部 |
卒業者数 |
経営学部 |
525名 |
情報マネジメント学部 |
342名 |
合計 |
867名 |
大学全体の在籍者数で言えば4,000人弱で、日本の大学のなかでも中規模の大学であると言えます。
他の私立大学と比べますと、日本経済大学や東京女子大学と同程度の規模です。
主な就職先
先述の通り、産業能率大学は就職サポートが充実しています。
初年度教育、キャリアサポート授業、学内合同企業説明会など、大学側からの手厚いバックアップを通して、幅広い分野から就職先を選択することが出来ます。
そのため主な就職先は、商業をはじめ、サービス業や製造業、金融保険業や公務員まで幅広いです。
ソフトバンク、富士通、野村證券、明和地所、大塚商会、第一生命保険、日本生命保険、住友生命保健、住友電装、全日本空輸ANA、日本郵便、東急百貨店、セブン—イレブン・ジャパン、コカ・コーラ・セントラルジャパン、近畿日本ツーリスト、オートバックスセブン、イオンモール……等々、どこかで聞いた企業名ばかり名を連ねています。
他にも警視庁や消防庁、地方公務員などを選択する卒業生もいます。
働きながら学位を取得できる
産業能率大学は通常の教育課程平日昼に授業の他にも、通信教育課程があることで評判です。
仕事との両立ができるよう、週末3日間集中型のスクーリングや、日曜日の科目修得試験を全国43都市で受けられます。
通信教育課程を活用することで、多忙な社会人の方でも働きながら無理なく大学の卒業資格が得られ、経営を学ぶことでキャリアアップもはかれます。
また、大学院の科目を1科目から受講できる「単科目履修テーマ別研修」という制度もあります。
ちなみに産業能率大学大学院は、日本経済新聞社・日経HR共同実施の「ビジネススクール調査」にて、「通ってみたい国内ビジネススクール」の第2位(東日本編)に選出されたことがあります。
アクティブラーニング
社会人基礎力として経済産業省が提唱しているものに「主体性」「働きかけ力」「実行力」というものがあります。
これらを身につけるため、産業能率大学では全学部学科に共通で「アクティブラーニング」という仕組みがあることで評判です。
大半の授業に一回か二回はグループワークやプレゼンテーションがあり、企業とコラボして行うこともあります。
各種イベントの開催や商品企画・プロデュースなど、学生のうちから経験することができます。
また、とにかくプレゼンが多いため、プレゼンが苦手な人でも数をこなしていくうちに自然と上達してしまうとか。
学部・学科紹介
産業能率大学は、経営学部と情報マネジメント学部という二つの学部で構成されています。
経営学部にはマーケティング学科と経営学科が、情報マネジメント学部には現代マネジメント学科がそれぞれ存在します。
他にも全学部共通で、1年次から「リテラシー教育」によって情報リテラシー・ビジネスリテラシー等を学び、4年間を通して「キャリア教育」によってキャリア感を醸成し、将来設計のサポートを受けられます。
経営学部
経営学部には2つの学科があります。
マーケティング学科
マーケティング学科では、理論と実践を繰り返し学ぶことで、実社会で直面する課題の発見力と解決力を身につけられます。
基礎理論から応用理論、実践、戦略研究、業界研究など、マーケティングに特化した26科目が学べます。
3年次から専攻できる専門科目としては、「グローバル・マーケティング」「ワントゥワン・マーケティング」「マーケティング・リサーチ」「カスタマー・マーケティング」があります。
経営学科
経営学科では、現代のビジネスに対応できる問題解決力、ビジネスセンス、実行力を身につけられます。
3年次から専攻できる専門科目は4つのコースに分かれており、「グローバルコミュニケーションコース」「ビジネスリーダーコース」「ホスピタリティコース」「ビジネス経営コース」があります。
もうひとつ3年次から専攻できるものとして「ユニット科目」というものがあります。
こちらは「ショップビジネス」「自由が丘&地域再生PJ」「真理・コミュニケーション」「メディアコミュニケーション」「商品企画」のうちから一つを選択し、ユニットテーマに沿って理論と実践を組み合わせて学ぶことができます。
情報マネジメント学部
情報マネジメント学部は1つの学科で構成されています。
現代マネジメント学科
現代マネジメント学科では、企業が成長するために不可欠なマネジメントの知識を興味から学ぶことができます。
マーケティング、スポーツ、ビューティ、フード、ホスピタリティ、コンテンツなど自分の興味ある分野を入り口にして、アクティブラーニングを通してビジネスマネジメントを学びます。
3年次から専攻できる「フィールド専門科目」は4つのコースに分かれており、「マーケティング企画コース」「スポーツマネジメントコース」「ビジネスマネジメントコース」「コンテンツビジネスコース」があります。
入学するには
通常の大学に入学するのと同様、大学が定めた試験に合格する必要があります。
前期・中期・後期の一般入試と、センター試験利用入試があります。
また、産業能率大学は他大に比べ少し特殊な入試方式を採用しています。
各学部の入試科目は以下になります。
■経営学部前期3教科、前期ベスト2、情報マネジメント学部前期国語・外国語・地歴公民 or 数学
■経営学部、情報マネジメント学部中期国語 or 外国語 or 数学から2科目選択
■経営学部、情報マネジメント学部後期国語・外国語
■経営学部、情報マネジメント学部センター利用国語 or 外国語 or 地歴公民 or 数学 or 理科から3科目選択
経営学部の「前期ベスト2」、情報マネジメント学部の「前期」に関しては、3科目を受験したうえで得点が高かった2科目だけを合否判定に利用する方式です。
また、経営学部のセンター利用入試に関しては、マーケティング学科だけは300点満点中210点以上を取れば無条件で合格となる基準点システムを採用しています。
社会人基礎力を養いたい人に最適な大学
大学生のうちからグループワークやプレゼンテーションをたくさん経験でき、他にも社会人になるうえで必要な力を実践的な授業を通して習得することができます。
資格試験の対策もできますし、業界でも著名な先生方から就職に関して手厚いサポートを受けることもできます。
大学時分から社会人基礎力を養いたいという人にはとにかくオススメな大学です。
やりたいことがハッキリ決まっていて、そのために必要なものがこの大学にあるという人には特にオススメできます。
またすでに社会人であるという方でも、通信教育によって働きながらキャリアアップするための制度が充実しています。
上記のどれかに当てはまる方は、ぜひ入学を検討してみてはいかがでしょうか。