【知ってる?】業務効率化に役立つRPAについて徹底解説!
最近よく耳にする業務効率化のために使うRPAって何でしょうか?
RPAはRobotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略なのですが、手作業で行ってきた単純作業を人に代わりパソコンに代行させる仕組みになります。
今からRPAを活用してみようと思っている方も、初めて耳にした方も一度この記事に目を通すことをオススメします。
使い方次第では、無駄な経費を生むだけのモノになってしまう可能性があるからです。
この記事ではRPAの仕組みやメリット、効果を出せる・出せない業務、オススメのツール等をご紹介します!
Contents
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは
RPAはRobotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略なのですが、手作業で行っている単純作業を、ルールに沿って自動的に処理するよう設定することで、人に代わりパソコンが代行・遂行してくれる仕組みのことです。
見て分かるとおり、あたかもパソコンを人が操作しているかのように、自動的にマウスが動き文字が入力されて処理が繰り返し行われています。
RPAソフトフェアに対して、一度処理を「記憶」させさえすれば、あとは一定のルールに従って処理を繰り返し自動で実行してくれるのです!
RPAが解決できる課題、得意な業務
それでは、具体的にどのような課題を解決するために、導入されているのでしょうか。
販売業務、人事、経理さまざまな幅広い業務で活用されていますが、下記のような課題がある場合に大きな効果を発揮しています!
・エクセルからのデータ転記や、システム登録作業が多く、ミスが発生している場合
・人により作業品質や作業内容にばらつきがある場合
・作業量が多く、作業時間も多いため、残業でカバーしている場合
RPAが人気の理由(メリット)
機械ならではの正確さ・スピードはもちろん、人間であるからこそのトラブル(コミュニケーション等)といったものも起きづらいことからも導入する企業が増えており、非常に注目を集めています。
RPAが様々な企業で採用されている人気の理由として、以下のような点で非常に求められていることが挙げられています!
生産性の向上(人手不足の解消)
人の手による作業よりはるかに正確で、休み無く遂行が可能になります!
事務作業などの定型業務が多い部門に導入することにより、 これまで複数人で行っていた仕事をたった1台のパソコン(RPA)に任せることができます 。
商品やサービスは多様化し業務量が増え続けている昨今、人と機械の仕事を分担することで、人を増やしたり長時間労働をカバーする必要なく業務を遂行することが出来るのです。
品質の向上
RPAは長時間労働による集中力低下などもなく、エラーもほとんど発生しません。
見落としがなく高品質な業務を行ってくれるため、品質向上にも繋がります。
そのため、今まで行っていたダブルチェックなどの作業む大幅に削減することができます。
RPA導入による効果や費用について
RPAが便利だとかは良く聞くし、そうだろうとは思うけど、結局高い買い物になるんでしょ?自分のところの企業にはマッチしない。と思われている方も多いかと思います。
実際にどのような効果があったのか?費用はどの程度かかるのかを紹介します!
導入による効果
単純な定型業務であれば簡単に自動化が可能になり、機械に任せることで長時間一定の品質で業務サービスを提供してくれます。
ある調査でのパイロット結果によると、集計系業務で85%、照合系業務で55%、入力系81%の削減に成功しています!
単純な業務効率化だけではなく、データ量が増えるほど処理スピードアップも見込めるでしょう。
導入による経費の目安
RPAに任せる業務や、選定するツールにより金額は大きく変動します。
特にまだ世間に浸透していないこともあり、コンサルティングの会社から進められるケースが多いため、純粋なRPA導入に要する費用だけの試算は難しいのが現状です。
そこで、今回はRPAを導入するまでに必要な業務の洗い出しや選定に係る人件費等は省いて、主要なRPAツールの使用料だけに着目して独自算出してみたところ、1台あたりの月額使用料は約78,000円になります。
※算出前提として、処理登録可能+同時処理不可として1台あたり算出しています。
1番安いところでは、月額60,000円でしかも月単位で使用する/使用しないを選べるため、繁忙期だけ使うスポットでの利用も可能です!
どのツールにしても、基本的に無償トライアル期間がありますので、まずは実際にトライアルしてみて実業務として使用することをオススメします。
導入コストvs人件費
RPAの導入コストや運用コストはすごく安価というわけではありません。
しかし、RPAの持つ作業速度の速さやエラー率の低さ、制限のない連続稼働時間といった数々の強みを十分に活かすことによって、人件費削減と高品質作業の両立が可能 となります。
RPA導入事例
昨今官公庁においても、積極的に導入が進んでおり、つくば市ではNTTデータ社とタッグを組み、試験導入や効果測定を本格的に始めています。
大手民間会社リコージャパンでも同様にWinActorを活用しており、大幅な業務改善がなされています。
WinActor/NTTアドバンステクノロジ株式会社
NTTグループの技術的中核企業としてコンサルティング業務からソリューションの提案まで幅広いサービスを提供しているNTTアドバンステクノロジ株式会社は、業務システム向けに『 WinActor 』というRPAツールを提供しています。
『WinActor』の最大の強みはインターフェイスやマニュアルの分かりやすさです。日本企業であるNTTアドバンステクノロジ株式会社が、国内企業のために製作した純国産ソフトウェアならでは操作性と保守サポート体制を活かし、現場業務の自動化を全力で支援してくれます。
また、クライアントPCに直接インストールして使用することで専用サーバーを不要とする導入ハードルの低さも、『WinActor』の大きな特徴です。専用サーバーからの中央集中管理を行うことができないため、大規模導入や大量のデータにあまり向いていないというデメリットもありますが、まずは国産のRPAツールで小規模導入から始めたいという需要に対しては最高のエントリーモデルだといえるでしょう。
詳しい導入事例は別の記事にまとめますので、お待ちくださいませ。
RPA導入に伴う注意点!
RPAを導入する際に、注意しておくべきポイントを紹介します。
ツールによって価格や機能は大きく違う
RPAは製品によって機能や価格が異なります。
もちろん特長にも違いがありますし画面の操作性や使い勝手も異なりますので、重視したい機能や適用したい業務により、選択する製品は様々です。
RPAの導入で失敗しないためには、各社のRPAツールを機能面、提供サービス面でよく比較して選んでください。
その他、技術的なサポート体制は万全かなども、ぜひチェックしてください。
業務選定を先に行うこと!
現場の生産性を高める多くの機能が備わっているRPAですが、工場のライン業務を行うロボットのような専用ハードウェアはありませんおで、 物を運んだり組み立てるといったアナログ作業を行うことはできません 。
人工知能(AI)ではありません!
また、ディープラーニングを導入した人工知能による意思決定を必要とする作業に関しては、現在実用化に向けた取り組みが進められているものの、現時点ではまだ一般的に使用できる段階まで至っていません。
まとめ
RPAについて、おわかりいただけたでしょうか。
RPAは様々な面(生産性向上、コスト削減、人材不足解消)で有益であり、人が行うべき業務と機会に任せることが出来る業務との分担を実現出来るツールであり、企業にさまざまなメリットをもたらします。
特に請求業務、経費処理、申込書入力や不備チェックといった、単純な事務処理を機械に任せることで、ミス軽減による品質向上・業務のスピードアップが実現できます!
働き方改革を推進している昨今、1企業に1つのRPAツールが当たり前の時代はもうすぐそこまで来ているのだと実感できます。
人を増やすのではなく、パソコンを1台増やすだけで処理できる業務量アップが見込めますので、サポートしてくれるパートナーとして、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?