読売中高生新聞の特徴とは?メリット・デメリットに迫ります!!
中高生に、新聞はまだ早いとお考えではないですか?
中高生新聞には、「言葉の力」を育て、「読解力・思考力・表現力」を向上させ、ひいては学力を向上させる効果があるといわれています。
2020年から採用される「大学入学共通テスト」では、先にあげた力を含む「思考力・判断力・表現力」が試されます。
受験のみならず、学校教育でも、考えたり書いたりする機会は今後増えるでしょう。
そこで、中高生新聞は大きな役割を果たします。
もちろん、中高生新聞で得られる「知識・教養」も重要です。
それでも、新聞にはまだ抵抗があるという方のために、読みやすさが特長の「読売中高生新聞」をご紹介します。
ぜひ、ご一読ください。
Contents
読売中高生新聞について
読売中高生新聞は、日本の読売新聞東京本社の刊行による、中学生と高校生を対象とした週刊新聞です。
2014年11月7日創刊。毎週金曜日発行。
2018年8月現在の発行部数は、9万3551部です。(日本ABC協会報告)
受賞歴
2015年に、世界新聞・ニュース発行者協会(WAN-IFRA)の「世界青少年読者賞」(編集部門)の最高賞を受賞しました。
読売中高生新聞独自の特徴
読売中高生新聞独自の特徴についてご説明します。
概要
読売中高生新聞は、読売新聞読者と、小学生向けの読売KODOMO新聞読者の間にいる世代を応援しようと、2014年11月に創刊されました。
「10代が世の中を知る教科書」のような新聞を目指し、ニュースをはじめ、スポーツ、英語学習、書評、エンターテイメントに至るまで、30以上の多彩なコーナーを用意しています。
タブロイド判24ページのオールカラーで発行。
読者が読みなれた、横書きを採用しています。これは、1つの大きな特徴です。
注目のニュースは、イラスト・図表をふんだんに使って紹介し、読者の理解を助けます。
家族で楽しめ、学校の授業にも役立つこと間違いないです。
将来の職業を考える機会となることを願い、各界のプロを密着取材した記事を毎週掲載しているのも特色です。
また、スマートフォン用の無料投稿アプリ「Yteen」を開発し、ネット環境での交流・議論の場を読者に提供しています。
投稿された意見は、アプリ内で掲載する前に、すべて中高生新聞の編集室が事前にチェックするので、安心して議論に参加することが出来ます。
新聞の投稿面やアンケート調査にも活用し、一方通行にならないよう読者との双方向の紙面づくりに努めています。
紙面について
紙面についてご紹介します。
ニュースに6ページ
ニュースに6ページ充てています。
中高生に知ってほしい、考えてほしいニュースは1面で写真を大きく扱い、2面と3面の見開きで図解を交えてじっくり掘り下げます。
4面から6面には、主要ニュースや話題のエッセンスを凝縮して掲載します。
「基礎知識」「ワードラボ」といったコンパクト解説は、若い読者が理解を深めるヒントとなります。
若い好奇心に応える多様なコンテンツ
読売中高生新聞は、読み応えのある記事を揃えています。以下に、いくつか紹介します。
・プロフェッショナルに密着取材し、その仕事の魅力を紹介する「シゴトビト」
・人気芸能人らを取り上げる「PERSON」
・部活動に打ち込む中高生の青春ストーリーを連載する「部活の惑星」
・大学の名物先生の特別講義を紙面と動画でお届けする「講義の鉄人」
・英会話イーオンの監修でアメリカの若者が話す英語を紹介する「ティーンのぶっちゃけ!英会話」
・英字紙「ジャパン・ニューズ」の記事をもとに作った英語の長文読解問題を出題する「News English 300 words」
・受験シーズン直前に受験に臨む心構えや体調管理の方法などを、別刷り4ページで特集する特別付録「合格応援団」
挙げた以外にも、書評、ファッションなどのコーナーもあり、若い好奇心に幅広く答えます。
投稿欄の「Yteen」では、専用アプリで寄せられた10代の悩み事に、トップアスリートや人気タレント4人が答える「解決四天王」が人気を集めています。
授業と一味違う切り口で、学力アップ!
「にほんごのたつじん」では、間違えやすい漢字や熟語、ことわざなどを取り上げます。
また、「科学トラベラー」では、宇宙や生物の話を科学者らが、丁寧に解説しています。
同世代の体験を通して、介護や障害者福祉などの意味を深く考える「社会保障カフェ」や「エンタの数学」などは、考えるチカラを育みます。
他の中高生新聞との違い
中高生新聞には、「読売中高生新聞」と、「朝日中高生新聞」の2紙があります。
それぞれ週刊で、ページ数も20~24ページと差はあまりありませんが、「特徴」や「コンテンツ」には大きな違いがあります。
2つの新聞の特徴やコンテンツに触れ、比較してみます。
読売中高生新聞
読売中高生新聞は、写真やイラスト、図表などに力を入れており、新聞としてかなり読みやすく、わかりやすいのが特徴です。
もちろん、エンタメ要素も充実しているので、半分勉強、半分娯楽という読み方ができます。
人気があるのは、先にもあげた「News English 300 words」や間接的に世界史を学べる「世界遺産ノート」などです。
また、2018年から河合塾の学習コンテンツ「ミライ型学力養成講座」がスタートしました。
これにより、新テスト(大学入試共通テスト)に必要な知識・情報を得たり、問題演習に取り組んだりできます。
朝日中高生新聞
朝日中高生新聞といえば、何といっても「天声人語」です。中学・高校では朝学としてなじみ深いコラムであり、「朝日中高生新聞」では、200字の作文を練習するコーナーとして設けられています。
作文・小論文対策におススメです。2020年から始まる新テストにも有効です。
また、英語学習コンテンツとして「英検」の過去問が用意されており、主に3級・準2級(中3~高2レベル)の勉強をすることができます。
朝日中高生新聞の特徴は、ニュースと学習コンテンツに力を入れている点です。
料金体系
月850円(税込)・週1回発行
※・無料試し読み、1回分に限り可能
・KODOMO新聞と読売中高生新聞の2紙併読で、月額1,200円に!
・KODOMO新聞から読売中高生新聞へ継続購読すると、最初の6カ月間は550円に!
読売中高生新聞のデメリット
週刊なので、毎日の話題をリアルタイムで知ることができません。
活字に慣れていて、政治や経済、芸能など今一番話題になっていること、世の名では何が起きているのかということを毎日、詳しく知りたい人にとっては、物足りないかもしれません。
でも逆に、毎日活字を読むことに慣れていない方には、週間がおススメです。
1週間のできごとがまとめて把握できるので、「今週はこんなことがあったのか」とダイジェストで知るのに役立ちます。
読売中高生新聞のメリット
読売中高生新聞のメリットについてご説明します。
AO・推薦入試で必要となる小論文や面接対策で、活用できる!
特に評価されているのが、今、世の中で注目されている旬のニュースを3ページにわたって深堀りする「巻頭特集」です。
編集室からニュースに関するディスカッションテーマを提示する「考えてみよう」のコーナーは、小論文対策はもちろん、ディベートなど学校の授業で活用することが可能です。
実際国立大の推薦入試の際に、面接で中高生新聞で読んだことをネタにして話し、合格することが出来たという声も寄せられています。
定期テスト対策になる!
今、学校の定期テストや小テストで、ニュースに関する時事問題を出す先生が少なくありません。
授業で、最近の気になるニュースを発表するという機会もあると聞きます。
読売中高生新聞のニュース面は、巻頭特集を含めると充実の7ページ!!
週1回新聞を開ければ、今社会で起きている注目ニュースを一気にチェックでき、テスト対策になります。
2020年度以降の大学入試対策にもなる!
2020年以降、大学入試センター試験に代わり、「思考力」「判断力」「表現力」を重視する「大学入学共通テストが導入されます。
その大きな特徴は、国語や数学で一部記述式の問題を取り入れることです。
特に国語の記述式は、新聞記事や統計資料など実社会と関わりの深いものを題材とするとされています。
この対策に、読売中高生新聞は大いに役立ちます。
読売中高生新聞を読むことで、日頃から活字に慣れ親しむことが可能です。
自然にニュースが頭に入る!!
ニュースはまだ難しいと思っている人でも、多種多様なコンテンツの中から、自分に役立つ情報や興味のある記事を読む中で、自然にニュース記事にも目がいき、頭に入るように工夫されています。
どんな人に最適なサービスか
・小論文を書けるようになりたい方
・読解力を身につけたい方
・年齢に応じた知識・教養を身につけたい方
・新大学入試に向けて必要な力を身につけたい方
まとめ
読売中高生新聞の最大の特徴は、その読みやすさにあります。
エンタメ要素が充実しているため、新聞ビギナーの方にもおススメできます。
それでいて、学習面の内容も十分で、評価も高いです。
興味を持たれた方は、ぜひ「無料試し読み」をしてみて下さい。