【体験談】公文式の学習方式って子供に良くないの?学力優先の公文式学習の評判
公文式は50年近くの歴史を持つ大手学習塾の一つです。
大きな特徴は学年の枠にとらわれず、理解できた子は先の学習をすることが出来る、逆に自分の学年よりも前の段階でつまずいている部分がある子にはそこまでさかのぼってやり直すことが出来るという、お子様の学力や理解度に完全に合わせた学習方式です。
学年のカリキュラムを重点的に行う通常の塾と違い、理解しているところから自分のペースに合わせて勉強していくという公文式のスタンスは、他の学習塾と毛色が少し違うので、賛否両論あるのが実際の所です。
ココでは公文式の学習の良い所、どんなお子様に公文式が合うのかという疑問を、実際に公文式を1年以上利用しているお子様を持つ親御さんの体験談をもとに考えていきます。
学習塾選びで迷っていたり、お子様を公文式に通わせようか検討中の方には非常にためになる体験談だと思うので、ぜひ参考にしてみてください(^^)
Contents
公文式を利用中の親御さんの感想
公文式を利用している投稿者様とお子様
【親御さん】
30代専業主婦の女性
【お子様】
公立校に通う小学3年生の女の子
小学2年生から1年間公文式を継続中
公文式の体験談
学習の習慣をつけたい。テキストをコツコツこなせる公文式に。
子供が小学校二年生になると同時に、東京都内の公文式の算数と英語に通わせています。 公文式を始めた理由は、小学校低学年のうちからきっちり勉強の習慣を付けさせておきたかったからです。
公文式を始める前から公文式に関する色んなレビューや口コミ等を読み、賛否両論があることはよくわかっていました。ですが、うちの子供はどちらかと言うと自分から積極的に興味を持って勉強に取り組むよりも、与えられた課題をコツコツとこなすことが得意な子供だったので公文式が合うのではないかと思い、始めることにしました。
公文式はプリントをひたすらこなす形式の勉強
公文式は一教科につき毎日10枚(裏表で20ページ)の宿題が出ます。 教室のある日も先生に勉強を教えてもらうのではなく、教室に行って、ひたすらその日のプリントをこなします。
うちの子供は公文式で二教科しているので、一日20枚(計40ページ)を日々こなしています。 最初のうちは公文式で与えられたプリントをこなすのに時間もかかり、泣きながらしていたこともありましたが、「継続は力なり」という言葉を信じて、やらせ続けました。
最初の方こそそんな感じでしたが、公文式に慣れるのも割と早く、二教科共に30分ずつで終わらせられるようになってきました。 毎日のことなので子供も「家に帰ったら宿題の後に公文をするのが当たり前。」になり、公文をしている間は落ち着いて集中して机に向かっています。
公文式で学習習慣をつけるという目的は達成
これこそ私が公文式で成し遂げさせたかったことであり、学力が付く以上に価値のあるものだと考えています。 今はまだ小学校三年生ですが、今習っている算数はすでに去年公文式で終わらせているので学校の授業も余裕を持って聞くことができ、テストの点数も常に良い点数が取れるので、そのことが何より本人の自信に繋がっています。
これから高学年になり、勉強はますます難しくなっていと思いますが、公文式で得た「自学自習」の基礎があればどんな困難な状況でも自分自身で乗り越えて行けるのではないか、と期待しています。 まだ先の話ですが中学校になれば部活動も忙しくなるだろうし、公文式を続けられるのは小学校の間だけかなぁと思っています。
うちの子供に公文式は合いましたが、自分がやらせてみても合わない子供には合わないだろうな‥と思います。 ですので、お子様がどういったタイプの勉強法が合っているのか、という見極めがとても重要だと思います。
コツコツと頑張れるタイプや、私のように自主学習の習慣をつけさせたい、集中力をつけたいという方には公文式は最適だと思います。
投稿を受けての当サイトの見解
公文式の最大の特徴は学年でくくらず、自分の学力に合わせて先にも進める、逆に過去の学習にも戻れるという所です。
学校の授業のペースに合わせた学習をさせたい方に公文式はお勧めできませんが、つまずいているところがあればそこまでさかのぼって勉強できるというのは、小学生の段階で非常に効率的な学習だといえます。
逆につまずいたところを放置しておくと、必ずどこかで勉強についていけなくなります。
これが高校受験や大学受験の段階になると致命傷になることは多々ありますので、小学生の段階できちんとつまずきをなくすことが出来る公文式は非常に有効な学習方法です。
つまずきがないお子様でも、今回の投稿者様のように一年近く先に進んで学習しているお子様が公文式にはたくさんいます。
先に進めば進むほど、過去の学習の理解が大切になってきます。
先の難しい勉強をしているからこそ、今授業で習っている内容の重要な部分がどこなのかという事が解るので、授業の理解が非常に高まるという利点もあります。
自主学習の力をつけるという意味でも、つまずきをなくすという意味でも、授業の理解を深めるという意味でも学年や授業のペースではない、独自のペースで行われる公文式の学習は有効な方法です。