効率よく長期記憶に残る!本当に正しい英単語の覚え方を解説します!
「英単語をなかなか覚えられない」、「覚えたつもりでも、すぐ忘れてしまう」
このような悩みを持っている人は少なくないはずです。
このような人たちは、もしかしたら間違った勉強法をしてしまっているかもしれません。
この記事では、やってはいけない勉強法、すぐに忘れない長期記憶に残る勉強法を解説しています。
ぜひ、ご自身の英語力アップに役立ててください。
Contents
英単語の正しい覚え方と、やってはいけない学習法
英単語の正しい覚え方と、逆にやってはいけない学習法について解説します。
まずは、やってはいけない学習法からです。
これはダメ!記憶に残らない間違った単語の覚え方
発音もせず、ボーっと単語帳を見ているだけで、英語→日本語の意味がなんとなくわかったからOKだと、覚えた気になって次のページに進むやり方です。これでは、長期記憶に残るわけがありません。発音をしなければ、スピーキング・リスニングの勉強に全くなりません。また、とにかく同じ単語をひたすら書いて、多く書いたことに満足して終わりというのも、ナンセンスな勉強法です。短期的にしか記憶に残りませんし、意味をしっかり理解することができません。何より時間がかかります。
効率的・長期記憶に残る、正しい単語の覚え方
次に、正しい単語の覚え方について解説します。
(1)基本は、反復法!
まず、人間は忘れる生き物だということを認識してください。その上で、有効なのが、反復法です。何目的であっても、これが基本です。ひたすら繰り返し、練習します。英単語を流し読みしながら、100回、200回と繰り返していると自然に単語が頭に入ってきます。
(2)英語を発音しながら、覚える!
その時、単語帳についているCDや、アプリの音声などを聞いて、発音しながら覚えることが大切です。英語→日本語のみならず、日本語→英語が分かったほうが定着しますし、正しい英語の発音ができなければ、単語を覚えたとは言えません。反復の中で、どうしても覚えられない単語は、ICレコーダーに入れて、いつでも聞けるようにしておくと便利です。スマホの録音機能を使ってもいいですね。
(3)例文やフレーズの活用・イメージで覚える
単語が、フレーズや例文の中でどのように使われているのか、点でなく、線で覚えることも大切です。例文やフレーズが載っている単語帳であれば、それも有効活用しましょう。また、イメージで覚えるという覚え方もあります。その単語を使う時の感覚、感情なども一緒に覚えてしまうというやり方です。そうすると、頭の中で日本語に訳することなく、その単語を記憶の中から取り出すことが可能です。
(4)アウトプットの重要性(受験生でなく、時間がある場合)
さらに、覚えた単語をインプットするだけでなく、アウトプットすることで長期記憶に残すことが可能になります。会話やビジネスの中で英語を使える状況にある人は、もちろん実際に使ってみることが一番の近道ですが、そのチャンスがなければ、毎日英語で日記をつけ、その中で意識して使ってみるのもいいでしょう。
学年別におすすめの英単語の覚え方
学年別におすすめの英単語の覚え方について解説します。
小学生におすすめの覚え方
まず、小学生の単語の覚え方を解説します。
小学生の単語学習
新学習指導要領案において、目標の学習単語数は、5・6年生次に600~700語程度という数字が出されています。小学英語の学習では、正しい英語の発音に触れることが、とても大切です。小学生は、英語の音声的な特徴に慣れ親しみ、英語の音を耳から覚えるのに適した年齢です。よって、ネイティブの発音が収録されたCDを聞き、真似してみる学習が重要です。
おすすめの教材
「覚えておきたい英単語480(小学生の英語ドリル)」・・980円、学研プラス、CD付き
この教材は、「聞く・言う」→「書く」という学習の流れで構成されています。CDを繰り返し聞いて英語の発音に慣れた後で、「書く」練習に入ります。この年齢の学習法として最適な方法を採用しています。
中学生(高校受験)におすすめの覚え方
次に、中学生の単語の覚え方を解説します。
中学生におすすめの覚え方
中学校の新学習指導要領では、中学卒業までに1600~1800語程度の単語を覚えることを目標としています。中学単語は、会話の基本です。完璧に覚えて、自分のものにすることが大切です。そのためには、長期記憶に残る覚え方を実践する必要があります。
鍵となるのは、反復法
鍵となるのは、反復法です。例えば、1日目、5つの単語を日本語訳とともに読みながら3回ずつ書き取ります。2日目、1日目に書いた単語プラス新しい単語5つを3回ずつ書き取ります。3日目、さらに5単語加えます。覚えた単語は、リストから外し、代わりに新しい単語をプラスしていきます。この時、単語帳についているCDなどを利用して、必ず正しい単語の発音を言いながら覚えましょう。そこに載っている例文から、使い方を知ることも大切です。
おすすめの教材
「システム英単語中学版」・・・1728円、駿台文庫、CD・CD-ROM付き
この単語帳は、短い例文「キー・センテンス」を収録しているので、単語の使い方がわかります。また、英文法や会話表現など、重要事項をすべて含んでいます。登場順も、主要教科書に合わせているので、便利です。
高校生(大学受験)におすすめの覚え方
次に、高校生におすすめの覚え方を解説します。
高校生におすすめの覚え方
センター試験には、5000語程度、私立の難関大学で6000~7000語の英単語力が必要です。膨大な量の単語を頭にストックしておく必要があるので、1日10単語ずつでは追いつきません。1日100個ずつ、単語帳についているCDなどを利用して、耳から聞いて口に出して覚えましょう。次の時には、前やった100個+新しい100個、時間をかけず、サクサク進めましょう。わからないと悩まず、わからなければすぐ答えを見てOKです。すぐストックしてある記憶を思い出すことができるように、単語の使い方を知っておくことも必要です。
おすすめの教材
教材を選ぶ際には、自分の実力を知ることが大切です。実力がテストできるサイトなどを利用して、まずは自分の単語力レベルを知りましょう。目標とする大学から選んでもいいですね。
・一般国公立大学受験レベル
「システム英単語Basic(駿台受験シリーズ)」・・・1080円、駿台文庫、CD別売り
・東大・京大、難関私立受験レベル
「システム英単語(駿台受験シリーズ)」・・・1080円、駿台文庫、CD別売り
単語の使い方や、熟語など、これ一冊でカバーできます。出る意味、出る形を超速学習できる「ミニマル・フレーズ(数語の単語の集まりで英単語を覚えていく手法)」を採用しています。
大学生~社会人におすすめの覚え方
次に解説するのは、大学生~社会人におすすめの覚え方です。
大学生~社会人におすすめの覚え方(TOEIC対策)
大学受験の時と同じように、1日に多くの単語を見て、それを何度も繰り返す勉強法が有効です。CDがついている単語帳などを使い、音と一緒に覚えることが重要です。書く勉強は、TOEIC目的の場合、試験で出ないため、全く必要ありません。また、単語をイメージで覚えるやり方も使えます。+イメージ、-イメージと分けて覚えておくだけでも、文章が読める場合があります。接尾語などの知識を覚えておくことも、助けとなります。
おすすめの教材
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ(TOEIC TEST 特急シリーズ)」(961円、朝日新聞出版)
「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(TOEIC TEST 特急シリーズ)」(961円、朝日新聞出版)
※銀のフレーズは、初級者向け。両方全単語・フレーズの無料音声付き。
目的がTOEIC対策と決まっているなら、過去にTOEICで出題されたことがある単語に絞って勉強するのが、一番の近道です。その助けになってくれるのが、通称銀フレと金フレです。
英会話におすすめの覚え方
最後に、英会話におすすめの覚え方を解説します。
目的を確認しよう!
人によって、英語の単語を勉強する目的が違ってくるので、まず自分の目的が、日常会話なのか、ビジネスなのか、何なのか確認しましょう。いずれにしろ、会話として使いこなすためには、会話の中で単語を覚えてしまうのが近道です。
おすすめの教材
おすすめは、「ラジオ英会話」です。ビジネスで使用するのが目的なら、「ビジネス英語(入門・実践)」をおすすめします。ラジオを聴く際に、必ずリピート練習は積極的に参加して、口に出して読む練習を怠らないようにしてください。
アウトプットで長期記憶に残す!
実際に学習した単語を使える場が、日常やビジネスなどであるなら、間違うことを恐れず使ってみることが一番ですが、そんな機会が中々ないのであれば、先にも書きましたが、英語で日記をつけるのも手です。その中で、その日に習った単語を使って文を作ってみることをおすすめします。書いた日記をさかのぼって読み返す習慣をつけておけば、反復練習にもなります。
まとめ
単語を効率よく長期記憶に残るように覚えるためには、実際の単語の音を聞きながら、ひたすら繰り返す反復法が有効です。フレーズや例文の中で覚えるやり方や、イメージで覚えるやり方も、目的に応じてぜひ取り入れてみてください。会話の中で単語を使いこなしたいなら、会話の中で覚え、インプットのみならず、意識的にアウトプットする癖をつけましょう。アウトプットすることで、長期記憶に残すことが可能になります。ぜひこの機会に、今の単語の覚え方を振り返ってみてください。
英会話学習は複数の教材を比較して選ぶのが鉄則!
今回は英単語の勉強方法についてお話ししました。
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英語学習は続けることが最も重要で、そのためにはあなたに合った教材を見つけることがポイントになります。
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