Z会小学生コースの特徴全まとめ!3大重要ポイント「教材・サポート・料金」で選ぶ通信教材!
通信学習教材を選ぶときにどんな点に注目して探していますか?お友達がやっているから…周囲の親の評判がよいから…なんていう理由で簡単に選んでいませんか?
通信教材は各会社ともに、毎年受験対象の中学校、その年の小学生の学力、教育カリキュラムを分析しながら様々な修正を加えながら運営されています。せっかくお金を払うんだから、子供の学力や、受験などの目標達成に直結する教材をつかいたいですよね。
そのために通信教材を選ぶときに必ずチェックするべき3大重要ポイントがあります。
それは「教材・サポート・料金」です。この3点で比較すれば各会社の教材ごとの特徴が見えてきて、自分の子供に合った教材がどれなのかが解るようになります。
ここではZ会を選ぶメリットとデメリットを教材・サポート・料金の三大重要ポイントに注目しながらご紹介します。
進研ゼミプラスやドラゼミなど教材選びの参考にしてもらえると幸いです(^^)
関連記事:進研ゼミプラス小学講座の特徴・弱点はこちらの記事にまとめています。↓↓
進研ゼミプラス小学講座ってどうなの?3大重要ポイント「教材・サポート・料金」で選ぶ通信教材!
Z会小学生コースを選ぶメリット・デメリット
Z会はイードアワードという顧客満足度調査の通信教材部門で最優秀賞を2013、2014年と連続で受賞している人気教材です。(2015年の最優秀賞はドラゼミ)Z会や進研ゼミプラス、ドラゼミが人気教材なのはわかるけど、実際に子供にやらせる教材を選ぶとなると迷ってしまいますよね。
ベストな教材を選ぶために、まずはZ会の特徴を知ることから始めましょう。まずは三大重要ポイントの教材から見ていきます(^^)
重要ポイント①Z会の教材について
Z会といえば進研ゼミプラスやドラゼミと比べて、キャラクターや付録の教材が少ない教材というイメージがある方が多いと思います。
さらに教材の質も少し難しめという印象を持っている方が多いようです。実際にはどうなのか細かく見ていきましょう。
シンプルで問題のレベルが高い
3000人以上のアンケート結果から選ばれるイードアワードの2015年「教材がよい通信教育」部門でNo.1に選ばれるなど、教材の質には定評があります。
「よく考える子は一生のびる」をキャッチフレーズに掲げているZ会は小学生の間から考えることを重要視しているので、考えさせるような記述問題も他の教材より多めです。
レベルが高いというイメージ通り、教科書+αの問題・解説があるのが特徴です。
理解を深めるための解説やつまづきやすいポイントの説明があり、どこが大事なポイントなのかがわかりやすい教材になってるので、きちんとこなせば確実に力がついていきます。
Z会は良くも悪くもキャラクターや余計な装飾がないレベルが高い真面目なテキストです。
普段から毎日決まった時間きちんと家庭学習が出来ている、学習習慣がついている、学力に自信がある小学生には、集中して取り組みやすく力をつけやすいのがZ会です。
逆にあまり勉強が好きじゃなかったり、毎日の勉強時間がまちまちで学習習慣がついていない小学生には、教材自体に興味が出やすい装飾やキャラクターがついている進研ゼミプラスやドラゼミの方がおすすめです。
★無料お試しで実際に見比べてから選びましょう★
スタンダード・ハイレベル・中学受験の3コース
Z会小学生コースは3つのコースから選択して受講することが出来ます。
【Z会小学生スタンダードコース】
Z会小学生コースの基本のコース。小学生の学習指導要領に沿った内容が基本で、それに加えて教科書の内容+αの応用問題も含まれるコース。
Z会のコース選択に迷ったらスタンダードコースを選択しましょう。コースは途中で変更可能なので、物足りなければハイレベルコースに切り替えるのもOKです。
【Z会小学生ハイレベルコース】
Z会スタンダードコースにより難しい発展問題が追加されたコースです。スタンダードコースの内容も含まれています。
発展問題の分だけ量が増え、かなり難易度も高いので学習意欲が高い子向けのコースです。
スタンダードコースとハイレベルコースの違いはこんなイメージです↓↓
※ 国語・算数は1年生からハイレベルコースあり。
※ 理科・社会のハイレベルコースは5、6年生のみ。
※ その他「専科」と呼ばれる専門的なコースがあります。
【Z会中学受験コース】
中学受験コースは中学受験を見据えて、。1教科からの受講、テキストのみ、添削のみの受講も可能でお子様にあったコース選択が可能です。
中学受験コースも小学5年生からスタンダードとハイレベルの2コースに分かれます。違いは演習問題、てんさく問題の難易度で、志望する中学にあったコースを選択するシステムになっています。テキスト自体はスタンダードもハイレベルも同じ内容です。
またプラン内容もZ会だけで中学受験合格を目指すレギュラープランと、塾と併用で受ける塾併用プランの2種類があります。
■Z会中学受験コース レギュラープラン
Z会の学習だけで、難関中学合格をめざします。「要点」で中学入試特有の解き方を基本からしっかり理解し、「練習問題」や「ドリル」で演習を積みます。さらに、「総仕上げとして取り組む「てんさく問題」で着実に入試突破のための実力を養います。
■Z会中学受験コース 塾併用プラン
ひと月あたりの学習時間がZ会中学受験レギュラープランの約半分。問題演習と解説を中心とした学習内容です。苦手な教科は「ウォーミングアップ」で基本事項を確認できます。
Z会のコース・プランの選び方
【小学校1~2年生】
小学生コース1・2年生は、国語・算数・経験学習の3教科セットのコースのみです。
※ 経験学習とは 理科や社会などに つながるZ会オリジナル学習です。
ボリュームが少ないという意見もたまに耳にしますが、教材の質は十分に高いですし、経験学習を始め考える問題が豊富です。
思考能力を鍛えること、考えることになれることで、3年生以降の学習の効率を高める目的があるようです。
【小学校3年生~ 今の所中学受験は考えていない】
Z会のテキストは通信教材の中でも、難易度が高い部類に入ります。学校での授業の理解を深めたいという目的であればスタンダードコースで十分です。
それでも物足りない方、もし本人がやりたいと言ったら中学受験をするかもしれない、という方はハイレベルコースを受講しましょう。(理科・社会のハイレベルコースは5年生以降になります。)
【小学校3~6年生 公立の中高一貫校のみを志望している】
各教科のハイレベルコースに加えて、公立中高一貫校適性検査と作文の専科(専門科目)を受講しましょう。
【小学校3~6年生 難関国私立中学志望している】
志望校に合った中学受験コースを選択しましょう。
【小学3~6年生 苦手科目をなくしたい】
Z会は小学3年生以降になると1教科からの受講も可能になります。苦手科目や伸ばしたい科目だけを受講する方も多いので、スケジュールや都合に合わせて選ぶのも良い手ですね。
ちなみに英語は 「英語」は5年生からのオプション対応になります。
Z会教材の教科書との対応
Z会小学生コース1~2年生の国語・算数・経験学習は教科書準拠(教科書と同じ内容)ではありません。
Z会小学生コース3年生以降は算数・理科・社会は教科書準拠、国語のみがZ会オリジナルの内容になっています。
Z会小学生コースは比較的教科書に沿った内容になっていますが、応用や考える能力を伸ばすことに力を入れているZ会だけあって、すべてが教科書準拠というわけではありません。
教科書準拠していない教材での学習は、学校と違うアプローチで同じ内容を勉強することになるので、応用力がつきます。
ですが同時に混乱してしまうリスクもあります。
例えばZ会小学生コースの国語はテキスト・問題集共にオリジナルの教材になっています。新しい物語に出会えるという楽しさもある反面、教科書準拠の教材の方が授業の理解が深まる可能性もあります。
この判断はお子様の理解力や学力次第になります。完全に教科書準拠のテキストが良いという方は全科目教科書準拠の進研ゼミプラスを選んだ方が良いでしょう。
重要ポイント②Z会のサポートについて
Z会や進研ゼミプラスなどの通信学習教材は、塾と違って先生や塾経営者と会う機会がありません。そうなるとサポート体制の整い具合も非常に重要になってきます。
Z会小学生コースのサポートで特徴的なものを見てみましょう。
苦手・弱点を知ってもらえる担任制の添削指導
まずZ会小学生コースには通信添削があります。というか最近の通信教材にはほとんどあります。進研ゼミプラスでいう赤ペン先生のようなサービスです。回答を郵送して添削してもらいコメントなどをもらうことができます。
Z会小学生コースが特徴的なのは「担任指導者制」であることです。担任制なので一人のお子様の添削を年間を通して一人の担当者が行うので、苦手な部分、理解度が低い部分を担任指導者が把握することが出来ます。
添削指導で間違った問題だけでなく、今回はたまたま正解だったけど本当は理解度が低い部分まで掘り下げて指導してくれるところが伸びに繋がります。
Z会小学生コースでは添削問題だけでなく、普段の学習での疑問や質問は「しつもんカード」を使って、郵便・FAXで質問することができます。また最近はZ会員サイト「Z会MyPage」からも質問可能になっていて、こちらの方が利便性が良いですね。
Z会のコースによって違いがありますが、郵送やFAXでの質問は7日~10日前後、Z会会員サイトからの質問は3日前後で回答が返ってくるのが目安のようです。
柔軟性のある受講方法
Z会小学生コースの特徴として、受講方法がいろいろ選べるという点があげられます。コース選択や 1教科からの受講(3年生から)も可能です。
習い事や塾などのスケジュールに合わせて選んだり、苦手教科対策として1科目のみの受講にしてみたり…都合に合わせやすいのが人気の理由の一つになっています。
※受講料も変わってきます。わかりにくい場合はZ会公式サイトの「受講会費シュミレーション」が便利です。
Z会小学生コースの英語はオプション対応
中学入試で英語を実施する学校が増えてきていることもあり、小学生のうちから英語強化に力を入れる流れが加速している昨今。
Z会は通常の小学生コース(スタンダード・ハイレベル)、中学受験コース(スタンダード・ハイレベル)に英語は含まれておらず、別料金での追加オプションという形になっています。
英語教育が浸透してきたとはいえ、受験をしない方も多いですし、まだまだ小学生全員が高度な英語を本格的に勉強する必要はないのでオプションという形は仕方ないですね。
重要ポイント②Z会の料金について
Z会の料金は他社通信教材に比べて比較的高めです。中でも中学受験コースは特に割高ですね。
参考までに、Z会の小学生コースの目安の料金をまとめておきます。
【Z会小学生コース料金目安】
まず小学生1,2年生のコースはすべて共通の料金で、支払回数(毎月・6ヶ月一括・12ヶ月一括)によって料金が変わってきます。
12ヶ月一括払いになると毎月払いに比べて月々300円前後、年間で3600円ほどお得になります。
■Z会小学生コース料金目安 1~2年生
小学3年生以降になると小学生コース、中学受験コースのどちらを選ぶかでも料金に違いが出てきます。
さらに1教科から受講できるので受ける教科の数でも料金が違ってきます。教科数が多いほど1教科当たりの料金を考えるとお得になります。
特に3教科と4教科ではほとんど料金も変わらないので、3教科受けるならまとめて4教科受けた方がお得でしょう。
■Z会小学生コース料金目安 3年生~
※記載してある料金は当サイトが調べたものです。変更の可能性もあるので、詳細は公式サイトで確認してください。
【進研ゼミプラスとZ会の料金比較】
他社と比較してZ会の料金がどうであるか判断するために、今回は通信教材の中でも有名で料金が安い進研ゼミプラスと比べてみます。
最近は進研ゼミプラスもZ会もコースが増えて、受講するプランによって値段が大きく変わってきます。
ですので今回はタブレット教材なしで、同一のコースと考えられる「進研ゼミプラス小学講座オリジナルコース」と「Z会小学生スタンダードコース」を比較してみます。
またZ会の通常のコースと中学受験コースの料金がどれくらい違うかもわかるように「Z会中学受験スタンダードコース」も比較対象に加えています。
あくまで目安ですが、それぞれがどれくらい料金に違いがあるのかは十分にわかると思うので参考にしてみてください。
■進研ゼミとZ会の料金比較表(目安)
必ず教材サンプルを見て判断しましょう
いろいろと解説していきましたが、親とお子様の二人が実際に教材のサンプルを手に取って確認するのが一番大切です。
教材の質も重要ですが、まずは学習をきちんと続けられるかが重要です。
お子様が継続できるかどうかが大切です。実際に中身を見らずに判断するのはちょっと危険ですね。
気になっている教材はすべて、もしZ会に決めようと思っている方も、一応進研ゼミプラスやドラゼミあたりの有名どころは一度資料請求して、全部のテキストをやってみてお子様、親御さんともに一番続けられそうだと思うものを選ぶのが失敗しないコツです。
Z会の資料請求でもらえるもの
①Z会小学生無料教材サンプル
各学年の教材の無料サンプルが手に入ります。一通り勉強してみて、市販の教材や他社の通信教材との違いを見てみましょう。
同じ学年の同じ単元の学習でも、教材によって驚くほど違いがあるものです。かならずお子様に合う、合わないがあるので確認した方が良いですよ(^^)
ちなみに中学受験コースのテキストはサンプルとしてはもらえないようです…
②おためしてんさく問題(期間限定)
Z会の添削課題を無料で体験することが出来ます。お試し用のてんさく問題を解いて、提出すると実際に添削とアドバイスがもらえます。Z会小学生コースのサポートをチェックしてみましょう。
③Z会完全ナビ(パンフレット)
なかなかボリュームのあるパンフレットで、Z会の指導方針や年間の流れなどが詳しく乗っています。サポートやカリキュラム、コースの特徴からよくある質問など詳しく乗っています。
複雑なZ会のコースやプランなども詳しく書いているので、入会前に保護者さんは読んだ方が良いですね(^^)
まとめ:Z会小学生ってどんな通信教材?
一言でまとめると、Z会は通信教材の中でも特にまじめでハイレベルなテキストです。
大学合格者数で比較するとZ会は「東大」「京大」「一橋」「早稲田」「慶応」「上智」など、独自の問題や癖のある問題を出題すると言われているところに圧倒的にZ会出身の合格者数が多いです。
比較的素直な問題を出題する地方国公立大学や「一橋」「早稲田」「慶応」のような難関大以外の私立大学では、進研ゼミプラス出身の合格者が多い傾向にあります。お子様が将来的に目指す大学はどのようなところでしょうか?
小学講座なので大学で比較するのは少し変に思うかもしれませんが、教材の基本的な作りは小学講座も同じなのでデータとしては参考になるものです。
教材のイラストなどが多く取り組みやすい教材、そして基礎中心なのが進研ゼミプラス。良い意味で無機質な教材で、要点をしっかりまとめ、ハイレベルな問題も多いのがZ会です。
忙しい親御さんは、スマイルゼミ の方がGOOD
Z会も非常におすすめの通信教材ですが、ある程度「親御さんの監視力」が重要になって来ます。
逆に言うとお子様が一人で学べるような作りになっていないため、「お子様をある程度見ていられる」という余裕のある親御さんでない限り、不向きとなります。
- 本気で自発的に学習する習慣をつけたい
- 忙しくてつきっきりで教える時間はない
という方は、
- 「自動で学習計画をたて、その日にやるべき内容を表示してくれる」
- 「採点〜解説まで自動で行ってくれる」
という優れた特徴を持つスマイルゼミ の方が断然おすすめです。
スマイルゼミ 小学生コースは進研ゼミを含む全ての学習教材の中で、小学生向け教材No.1の実績があり、最重要な教材です。
※教材の賞で最高峰である「イードアワード」などを総なめ状態にあります。
他社と違い、「学校での成績」「受験」「内申点」の3つにコミットした内容で、使うかどうか別として、ご存知がない親御さんは絶対に知っておくべき教材です。
スマイルゼミ について詳しく知りたい方は、下記の記事で徹底的に解説していますので、チャレンジタッチを使う前に一度チェックしてみることをお勧めします!
通信教材や学習塾は、各ご家庭の忙しさと、性格などを考慮した上で選ばないと、「お金だけ払って全く意味がない」…という状況になりがちです。
どちらがあなたの時間、お子様の性格などと合っているかを考えた上で、最適な教材を選んでくださいね。